リモート背景にアレがあると…画面から「気になる彼の本性」がわかるポイント3つ #69

文・おおしまりえ — 2020.5.14
流行りはじめているリモート婚活。でも画面越しだと、相手のことがよくわからないと考える人もいませんか? そこで今回は「会話」以外の部分で、重要なポイントを3つ紹介します。

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 69

言葉だけじゃない! リモート婚活&恋活でチェックしておくべきポイント

外出自粛が叫ばれるなか、婚活や恋活を頑張る女子にも、リモートの波が来ています。「実際に会わないのに相手を選ぶのはどうなのか?」という疑問の声も聞こえてきますが、ポイントさえ押さえれば、対面だろうが画面越しだろうが、相手選びにおける大切な部分に変化はありません。

ではどういった点に注意すべきか。今日は会話以外で見るべき3つのポイントと、逆にリモートで自分が気をつけるべきポイントをご紹介します。

「ピンときた!」は、対面でもリモートでも変わらない

ポイントを解説する前に、ちょっとだけ覚えておいてほしいことがあります。それは「対面でもリモートでも、あなたの“ピンときた”という感覚は変わらない」ということです。

逆説的かもしれませんが、いい人を見逃したくなければ、相手の本性を見るテクニックを磨くと同時に、ピンと来る自分の感覚を逃さない努力が必要です。これは一言でいえば、常日頃から「こうしたい」「こう感じた」「こう思う」といった主体的な感覚を持ち続けることです。

「こうしたいって言ったら変だと思われるかな」
「こう感じる自分は変なのかな」
「こう思うけど、相手が嫌な顔するかな」

このように、本心を理性で上書きするような行動をいつも取っていると、いざという時の“ピンときた”感覚はどんどん薄れていき、大事な時に気づかなくなっています。この点は今日明日で整う問題ではありませんが、長い目で見てみて大切にしていきましょう。

リモート婚活中に重点的に見るべきポイント

それではリモート婚活における、重点的に見るべき「言葉以外のポイント」について、3つご紹介します。

対面じゃないからこその“間の努力”を見る

画面越しのコミュニケーションで困ることの1つは、言葉と言葉の間の取り方が変わることです。対面なら気にならないちょっとした沈黙も、空気が読みきれない画面越しだと「これでいいのかな?」と迷いが生まれやすくなります。その結果、不安を埋めるために言葉を多めに発してしまい、冷静な判断から遠ざかってしまうことも。

でも逆に考えると「リモートは間の取り方に不安を抱きがち」という心理を知ったうえで相手を見ると、画面の先にいる男性がどのくらい気を遣っているか、不安に思っているか、そして自然体かが、手に取るようにわかってくるものです。

―矢継ぎ早に質問を投げ続ける彼は、心配が強いタイプかもしれない
―こっちの返答を待つ間を取ってくれる彼は、気遣う気持ちが強いかもしれない

初対面かつ画面越しだからこその不安を相手がどう表現しているか、それを見るポイントが間なのです。

背景は個性! 自分も相手もチェックする

続いて気にして見るべきは、背景です。みなさん自然と注目していると思いますが、背景はリモート婚活における個性を添えられる数少ない部分です。きちんと見ると同時にそこから話題を広げると、相手のことを自然な流れで知ることができます。例えば本棚が後ろに映っていたら、どんな本を読んでいるのか聞く。後ろのインテリアがおしゃれなら、その点をきちんと指摘する、といった具合です。

実はこれ、水商売における基本だったりします。夜のお店では、スマホの待受やストラップなどが、拾うべきその人のちょっとした個性になります。新規のお客さまが多いお店の場合、自分も待受やストラップなどで話題になりそうなものをつけたり、逆に相手の服装や小物に個性的なものがあれば、どんどんツッコミを入れたりして会話を広げ、共通点を見出していく。親近感や気が合うかを効率的に見ていく1つのテクニックです。

カメラアングルは想像力

テレワークが推奨になり、多くの人がカメラアングルや部屋の明るさなどに気を遣い始めていることでしょう。だからこそ、きちんと観察しておきたいカメラアングルなのですが、リモート環境をどう整えて参加しているかは、言い換えるならその人の想像力かもしれません。だって画面から見える情報が判断を大きく左右するのに、カメラの確度や明るさに無頓着な人がいたら、個性が悪目立ちしてしまいますからね。

もちろん、これは性格や相性を効率的に見ていくポイントなので、カメラアングルや撮影環境が雑=ダメな人、というわけではありません。会話や感性が合うかを見つつ、補足情報として相手の気質を見る1つのフックにしていきましょう。

言葉でのコミュニケーション以外に見るべきポイントを3点ご紹介しました。いいなーと思った男性をより知るためのヒントとして、活用してみてくださいね。

見るべきポイントは見られているポイントと心得る

今回相手を見るべきポイントを3点紹介していますが、このポイントは全て私たち女性側も気をつけたいポイントです。背景は余裕があれば個性が見えるものを映したり、ドキドキするからこそ、相手を思いやり間を大切に取っていったり。緊張している時には完璧にはできないものですが、だからこそ相手を気遣う心を忘れずに。

リモートは相手のことがよくわからないから非効率と考える方もいらっしゃいますが、相性が合わない人と対面の時間を取らなくても済むため、効率性が増しているといえます。過剰に相手をジャッジするのではなく、画面から良い面をたくさん気づける努力をしていきましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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