不安? 幸せ?…彼氏に会えないと「太ったり痩せたりする」女子の心理 #65

文・おおしまりえ — 2020.4.16
彼氏に会えないと寂しい。だからどんどん太っていく。 そんな人はいませんか? 実は状況の変化によって体重が変わりすぎることは、心の癖に気づくチャンスです。ではどんな癖があるのでしょうか。

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 65

これって不安? それとも幸せ? 彼氏と会えないと太ったり痩せたりする女子の心理

外出自粛が続くと、当然ながら人に会えない日が続きますよね。「彼氏に会えなくて寂しいなあ〜」と思う女子も多いと思いますが、「寂しさから太った」なんて人もいるのでは。

実はこういった特殊な時期に限らず、寂しいとか幸せといった気持ちと食欲は関係しています。女性ならホルモンの波にあわせて食欲がアップダウンすることを実感している方も多いと思いますが、恋愛の場合どう影響が出るのか、少し説明します。

食欲と心の関係は恋愛にどう影響する?

「幸せ太り」という言葉がありますが、あれってなぜ起きるか知っていますか。心が満たされて食欲が増進するからでは、と思うでしょう。でも、実は人間は満たされている=ストレスがない状態であれば、食欲は減るといわれています。

一般的にストレスがかかると、人は食べ物を口に入れることで安心感や喜びを得て、ストレスを解消させようとします。つまりお付き合いが本当に幸せだったら、人は適正体重に落ち着いていきます。

細身の人が、恋愛をスタートさせると太ったのであれば、それはまさに「幸せ太り」といえますが、もともと標準体重だった人が恋人ができることで太っていくなら、その恋愛、ストレスになってる可能性もあるんです。

彼氏ができると痩せるor太る場合

恋愛初期で太るのは、ストレスが本当はかかっていたからだ! という結論にドキッとした方もいるかもしれませんが、そんなに心配することはないですよ。そもそも恋愛に限らず環境の変化がある時は、いろいろな変化に対応するため、心には多少なりともストレスがかかる状態です。

付き合った後のちょっとの体型変化は許容範囲と考えるべきですが、なかには心配な例もあります。それが今からご紹介する、彼氏ができると毎回痩せるというA子のようなパターンです。

現在30歳のA子。普段は自炊をするため、ヘルシーな食生活を心がけているそうですが、彼女の悩みは彼氏ができると痩せていくこと。ちなみにここ1年は彼氏がいないので、ゆるやかに太り続けています。

「彼氏ができると喋ったりすることが増えて、自然と痩せていくんです」

A子はそう話します。彼氏ができて心が安定するのは良いことですが、問題なのは彼氏がいないときに食べすぎてしまうこと。おそらく慢性的に“寂しい”という感覚が彼女の心に溜まっており、それを他人(彼氏)に毎回解消してもらっている図式ができているのでしょう。

バランスが取れているなら良いとも思いますが、「寂しさを他人に解消してもらう」という状態は、言い換えれば自分のニーズを満たすために恋愛をし続けていること。これでは、長い目でみて、本来目指したい“常に幸せで満たされた恋愛”はちょっと遠いかもしれません。

常に幸せで満たされた恋愛というのは、相手が何をしてくれたかで幸福度が変わるのではなく、常に幸せを実感できるというとても素敵な状態です。そのためには、今回紹介したような「彼氏ができると不安が解消されて痩せる」といった自分の心の癖に気づき、「どうして私って寂しいと食べるんだろう?」と、ちょっと振り返ってみると良いかもしれません。

寂しさで太ったら、期限を決めてダイエットを!

自分の心の癖を知り、もっと素敵な出会いや恋愛に備える。ぜひ自粛中に考えてみてほしいですが、そうは言っても、太ったことは大問題ですよね。そんな時は、「GW明けまであと◯日」と、期限を決めてダイエットをスタートさせましょう。

この時成功率を分けるポイントは3つあります。

・期限を具体的に決めること
・いつ何をするかを決めること
・どこがゴールかを明確にすること

「5月6日までに3キロ痩せる。そのために毎晩走るのと、夕飯は白米を抜く」。こんな感じで、具体的な行動まで決めてしまうと、ダイエットに限らず、目標の達成率はうんと上がるそうです。

人に会えない時期は寂しいですが、寂しさは自分の人生を振り返る大きなエネルギーになります。前向きに捉えて今できることをした人が、きっと状況が落ち着いた時、いっそう輝く女性になれていることでしょう。みなさん、頑張りましょう!

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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