知って納得!…愛され女子が自然としている「長続き恋愛のコツ」 #38

イラスト、文・おおしまりえ — 2019.10.17
彼からもっとずっと愛されたい。恋愛中の女性ならそう願わないはずはないでしょう。実は恋愛上手な人は、彼から長く愛されるために、交際初期の段階であることをしています。それは心理学的にも理にかなったちょっとしたことなんです。

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 38

長く愛される女子が付き合ってすぐにアレをする理由

やっと見つけた大好きな彼。叶うことならラブラブな時間は少しでも長くあってほしい。彼からずーっと愛されたい。女性ならそう考えるのが普通でしょう。

実はあまり知られていませんが、恋愛のスタート時にはあることをすると、相手からの印象が後に大きく変化する“タネ”を植えることができます。長く愛される女性ほど、このタネまきを自然とやっているもの。ではいったいどんなことをすればいいのでしょう。

それは「素の自分を見せること」!

ズバリ答えから先にご紹介すると、男性から長く愛され、大事にされがちな女性の多くは、付き合った初期の段階で彼に“素の自分”を見せていることが多いです。

・落ち込んでやる気のない自分
・疲れ切っていて気遣いができない自分
・寝巻きにすっぴん姿の自分
・よく泣く自分
・とにかくダメダメな自分

などなど、素と言ってもいろいろあります。どれを見せても良いのですが、恋愛がうまい女性ほど、いわゆる着飾った自分を意識的に早い段階で脱ぎ捨て、彼にいつもの私を見せることを意識しています。

でも多くの女性が交際スタート時は楽しさや緊張から、よそいきの自分で相手に接することが多いものです。ではなぜ、愛される女性達はその逆をいくのでしょう。

「ゲインロス効果」を活用すると相手の思わぬガッカリを避けられる

そこには心理学的な作用が関係しています。「ゲインロス効果」と呼ばれるもので、相手に与えていた印象を良くも悪くも裏切った際、そのときのギャップが大きいほど、相手に強烈な印象を与えるというものです。

たとえばすごく美人で性格も良さそうだと思っていた女性が、実は裏では悪口三昧だったことをあとから知った時、人は普通に悪口を言う女性よりも、その人に悪い印象を持つといわれています。これが「ゲインロス効果」の「ロス効果」といわれる代表例。

逆に「ゲインロス効果」の「ゲイン効果」の方は、強面のヤンキーが実は裏では老人に親切にしていた。なんて時に好感度が上がります。つまり下がっていたものが後で上がると、普通に良いことをした時よりも好感度が高まるというわけです。

これを恋愛シーンに置き換えると、交際スタート時というのはお互いの印象を形作っている最中です。その時にいい女を頑張ってしまうと、あとで素の自分に戻ったときに、相手にガッカリされてしまう可能性がある。

だからこそ、恋愛がうまい女性の多くは、最初に自分も疲れる着飾った対応はなるべくせず、素の自分を相手に見せておく。つまり印象を下げておくことで、自然と印象操作をおこなっていたのです。

相手に愛される一歩先を見据えた付き合いを!

この相手のなかの自分の印象を意識的に下げておくという行動には、実は同時に正しい“自己認識”も大事だったりします。たとえばある女性は、そもそも恋愛のスタート時に自分が“よそゆきの自分”になっていることに気づいていないまま、交際をスタートさせていたりします。

そうなると相手に自分がどんな印象を与えているかを把握していないため、素の自分を意識的に見せるどころか、相手がそもそも本来の自分の魅力に気づいているかすら怪しい状態になったりもします。

恋愛の最初や、はたまたもう付き合えそう……という確信に変わる時期は、テンションが上って気持ちも高まる時期です。だからこそ、相手の都合に妙に寄りすぎた自分になったり、自然とアクを隠した自分になりすぎたりしないよう気をつけてみましょう。

あなたはそのままでも十分魅力的です。でも、魅力を伝える順番を考えると、より効果的に魅力は伝わります。「ゲインロス効果」を活用し、彼からもっと長く愛される恋愛をしてみましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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