冷え性をツボで改善! 体がすぐポカポカになる「ツボとカイロの貼り方」
【もふねこ教授の肉球ツボ講座】vol. 4
温活のツボ
ども、もふねこ教授です。わが家にも待望のコタツがカムバックしたニャー! わたしは冷え性でネコとしては体温低めだから、師走になってからアイツが戻って来るのを首を長くして待ってました! 一度入って丸くなったら、人間の足が入ってきても、その足が少々クサくても、何が何でもコタツからは出ないのニャッ(強い決意)!……でも今日はツボの授業なんですよね~。温活支援のために、ひとはだ脱ぎますかニャ。
次髎のツボで下半身の血流を改善
温活って、基本的には運動や温性の飲食など、あれやこれやの方法で身体を中から温めて、保温して、基礎体温を上げて、血液循環を良くして……って感じですかね。ツボを使うなら、わたしのオススメは次りょう(じりょう)です。次りょうのツボは腰椎の下の仙骨(せんこつ)という骨盤の後ろ側を構成する骨のところにあって、中央から3cmくらい外側。おしりの筋肉がないところですね。
プロの治療者が鍼を刺したりする場合は厳密にツボの場所をさぐることもあります(後仙骨孔という穴があるんです)が、温活の場合は次髎のツボを含む周辺の広い範囲にカイロを貼るのがオススメ。温熱刺激を直接、長く与えることができます。ここが温まると下半身がポカポカしてくるから、頻尿とか月経痛とか骨盤内臓器の調子も良くなるかも。カイロがない時は、とりあえず両手で服の上から次りょうのツボのあたりをゴシゴシこすってみてください。ほら、ポカポカしてきたでしょう?! ついでに睡眠の回で紹介した太衝のツボ押しも、足の血流改善のために加えてみましょうか。
基本は頭寒足熱
東洋医学では頭寒足熱が基本なのに、冬の着こなしって、その反対なんですよね。上半身は何枚も重ね着するのに、下半身はせいぜい2~3枚。中には足首を出してる人も! そのうえオフィスの床は冷たく、頭から暖房の温風を浴びます。これじゃぁ頭熱足寒になっちゃいます。温活するなら、自宅ではもちろんだけど、できるだけ仕事場でも厚めの靴下、レッグウォーマー、ひざ掛けなど総動員して、頭寒足熱の原則にしたがうべし! もちろん運動、食事、入浴、布団なども見直してみましょう。そして次りょうのあたりにカイロを貼り付けたら完ペキ! あ、でも皮膚に直接貼らないで。低温ヤケドしちゃいますよ!
あーもう寒くて限界、今日の授業はここまで。マイ・スウィート・コタツに戻るんで。じゃあまたニャー!!(コタツ布団くぐるゴソゴソ)
もふねこ教授 プロフィール
某大学で東洋医学を担当しているリアル教授。実はキャリアも知名度も抜群。
犬養ヒロ
漫画家・イラストレーター。犬猫鳥魚と暮らす動物好き。
Official HP https://www.hiroinu.com/
「マンガ 鍼灸臨床インシデント 覚えておきたい事故防止の知識」/医道の日本社