アソコをナデナデしながら…ふたりでイケちゃう「燃えるセックス」

文・三松真由美 — 2022.7.14
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、太りたくても太れないというカラダのコンプレックスを抱える21歳女性。ひょんなことから、彼が彼女のカラダに不満を持っていることを知ってしまい…。三松先生がセックスの本質を教えてくれます。

莉子(21歳)ぜい肉レスだしおっぱいレス。そんな自分のカラダが好きだったけど

セックス エッチ 燃える

【レスなひとびと】vol. 169


「いいよねえ、莉子は。いくら食べても全然太らなくって」

学食でスタミナ丼定食を食べていたら、友人のメグからそう言われる。莉子は確かに太らない。太らないというより太れないのだ。よく言えば華奢というかスリムというか。

胸もないので、10代の頃はそれがコンプレックスだった。でも最近は韓国系ファッションが流行っているのもあり、スリム体型が気に入ってきた。この夏は、細いウエストを強調する短めのトップスを着る気満々。

パートナーのユウキに、はじめてカラダを見せるときは緊張したけど「ウエスト、すんごいきれいだね」って言ってくれてホッとした。でも…彼の家に泊まった翌朝、アダルト動画が彼のスマホに表示されたままになっているのを見つけてしまった。ロックボタン押し忘れだ。

タイトルは「天然Iカップ女子大生とお泊まり」。彼はまだスーピー寝ている。気になって履歴を見てみると、巨乳モノばかり。ドキドキしながらLINEも覗く。なんと、メグがいた。

メグ 莉子とまだエッチしてないの?

ユウキ したよ。

メグ なんか不満そうじゃん。

ユウキ 時々勃たなくて。

めぐ 体型が好みじゃなかったとか?

ユウキ なんでわかるん? 実はメグちゃんみたいな、女の子らしい体型の子が好きなんだよね。

めぐ 女の子らしいってなに? 太ってるってこと(笑)?

ユウキ 違うから(笑)!

さすがにショック…。

そのまま彼の家を出て、共通の友人である圭吾に電話。

「わたしって魅力ないかな」

泣きじゃくる莉子に、圭吾は「とりあえずまだ始発ないっしょ、うちおいで」という圭吾。

「莉子のカラダ、すごく魅力的だと思う。いや、今そんなこと言うとエッチ目的で呼んだみたいで嫌だけど、本当に。ていうか、好きな子だったら、どんなカラダでも愛おしいと思うよ。でもユウキ、莉子の友達に莉子の陰口とかしちゃダメでしょ、普通にアウト。あーーーー腹立つね」

「ねえ、そんなに言うなら見て、魅力的かどうか確認して」

「いや、ダメだって」

「じゃあ、触ってみて」

圭吾の手を持って、服の中に。

「ほんと、そういうのダメだから」と言いながら、アソコは外から見てもわかるほど大きくなって固くなっている。

泣きながら笑う莉子に「ねえ、ほんとは僕、前から莉子のこと好きで。大事にさせてよ」

その日はガマン。その誠実なところにも惹かれて、後日ユウキと別れ、圭吾と付き合い始める展開に。圭吾といると自分に自信がなくなることもなく、とてもいい感じだ。


【三松さんからのコメント】

圭吾さんの言う通り! 共通の友人に、パートナーとのエッチ報告したり、悪口話すのはマナー違反。別れて正解です。共通の仲良し友人にエッチの最中の話をすることはあるかもしれません。でも、相手にしか見せていないはずのパーツについて、友人に知られていたら、むっとするし、不安になりますね。

自分に自信をなくすような相手との付き合いは、控えて。本来、愛し合っている人と過ごす日々は、ありのままでいられて気持ちがいいはずです。

さて、ここ大事なとこですが、エッチは「秘め事」ともいい、二人だけしか知らないことをする、他人に見せない表情をする、他人に聴かせない声を出すから、燃えるのであります。

「大陰唇にホクロがあること知ってるのは俺だけだ」
「彼のお尻を撫でると気持ちよさそうな声出すの、こんな声、私にしか聴かせないよね」

こういう「二人きりワールド」を楽しむことこそ、セックスの本質!! 秘めましょう。

ユウキさんは彼女とのエッチ後に隣でアダルトビデオを見てそのまま寝落ちするなんて。思いやりと想像力に欠けてる最低男。圭吾さんとのお付き合い、思いっきりエンジョイしてください。ただ、彼のスマホを見ても、いいことはないので見ないでね。スマホを見たくならないような相手といるのが一番ってことです。

「おっぱいレスでも、愛してくれる男性たくさんいます。ボディコンプレックスを武器にする作戦を立てよ」

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三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。


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真由美所長、フェムテックの新会社Gladでinsta開始
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『夫とだけ、感じません』(KADOKAWA)
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