もっとセックスしたい…女性がこっそりやるといい「発情ボディの作り方」

文・三松真由美 — 2021.6.24
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、夫が長期間の出張で、すっかりセックスレス生活に慣れてしまった31歳女性。そこに、性欲旺盛の夫が帰宅して…。三松先生が、エッチの気持ちいい感覚を忘れずにいられる方法を教えてくれます!

結衣(31歳)“性欲レス”。長期間しなさすぎてめんどくさくなる。

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【レスなひとびと】vol. 122


まずい。シたくない…。

3か月間、四国に出張に出ていた夫のリュウが帰ってきた。リュウは帰ってくるなり、結衣をガバッと抱きしめて「ユイピョン、会いたかった!」

たくましい肩に埋もれる感じを懐かしく思いつつ、このあとの展開を危惧する。結衣は3か月ひとりで過ごすあいだに、エッチなしの生活に慣れきってしまったのだ。

なんたってエッチがなければ、ヘアの処理も、カラダのラインにも、下着にもこだわらなくていい。汗もかかないし、髪も乱れない。きれい好きの結衣はエッチ後のシャワーも欠かさないが、あれってムチャめんどくさい。

エッチがないって楽ちん!!

でもリュウが帰ってきたらどうするんだ。リュウはもともと、毎日でもシたい性欲大魔神。平穏なエッチなしの日々が崩壊する。

とりあえず「ごはん、できてるよ」と寝室直行ルートを回避。「移動で疲れたでしょ」とたっぷりお酒を飲ませて寝かせつける。ひとまず今日はなんとかなった。

リュウが帰ってきても、わたしの性欲が帰ってこない問題が勃発。

翌日、リュウの仕事中に、結衣が向かったのはデパート。「このままじゃまずい。めちゃくちゃかわいい下着を買って、エッチな気持ちを奮い立たせないと。うっふんエロモードにもっていくしかない」と知恵を絞った。

デパートに入るや否や、目に飛び込んできたのはセルフプレジャーグッズのアンテナショップ。デパートの中にこんな店があるなんて! 驚きはしたが、淡くやさしい色を基調とした店になんだか癒されるかも…と吸い込まれていく。

コスメのような見た目だったり、お花のような見た目だったり…こんなにかわいいローターがあるんだ。ローターといえば、元彼が出してきた、ピンクのあからさまなやつ(しかも硬くてひんやり冷たい)しか知らなかったけど。

なにより惹かれたのは、横に書き添えてあった「セルフプレジャーにはリラクゼーション効果があります」。

女性が好きなワード=リラクゼーション

購入決定。

家に帰ってさっそく、パンツだけ脱いでベッドに。ひとりとはいえ、久しぶりの行為が気恥ずかしくて、誰もいないのに家なのにお布団をかぶる。

スイッチ、オン。ジジジーコジーコ…。

エッチ萌えの感覚が戻るまではややあったが、次第に「あん…」と漏れる声。自分で聞いて頬が赤くなるのを感じる。ひとりエッチってこんなに気持ちいいもんだったけ? もっとナカまでこすってほしい……そんな気持ちが芽生えて自分でも驚いた。

そこにガチャガチャ、と鍵を開ける音。

リュウだ!!

シャツは着たままだがパンツ履いていない男ウケ抜群の姿で玄関まで駆けて行く。ドアがあいた瞬間、リュウに抱きついた。

そのまま玄関で重なり合う。昇天。合掌。

(注意:コロナ禍では帰宅後、手指消毒を心がけましょう)


【三松さんからのコメント】
 

しばらくセックスレスだと、気持ちいい感覚を脳とカラダが忘れてしまうもんです。気持ちよさを想像できないと、エッチするのも気が重くなってくる。だって、セックスって捉え方によっては「超めんどくさい」行動ですもの。

家族計画協会の調査でもセックスしたくない理由の1位が「めんどくさい」ですぜ。結衣さんもエッチ後のシャワーがめんどくさいって思ってたし。めんどくさい感情より快楽が勝らないとセクシースイッチが入らないのです。

日常的にひとりエッチをしている男性は多いですが、女性には自分で気持ちよくなる行為が恥ずかしいと感じる人のほうが多数派か。結衣さんがリュウさんからの誘いをハッキリ断ってしまっていたらどういう展開に?!

突然の拒否にリュウさんは深い心の傷を負い、夫婦仲がギクシャクですよ。そして妻側が数回拒否ると、夫はプライドがズタズタで完全セックスレス夫婦の誕生。

ああ、怖い怖い。

彼がいないひとも、エッチの気持ちよさを脳とボディに刻んでおけば、エニイタイム準備万端になれます。

「怠るな! 怠けるな! めんどくさがるな! エニイタイム受け入れOKボディを維持するには強い意志と、日々の鍛錬あるのみ。セックスレス予防を生半可に考えると地獄行きだ」

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。

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三松真由美 note 恋と結婚とエッチのテーマ更新中
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「君とはもうできない」と言われまして


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