我慢できない…! エッチに燃えまくった女性が「1か月後に迎えた悲惨な結末」

文・三松真由美 — 2021.6.17
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、気になる人といい仲になるも、いつも短命に終わる27歳女性。すぐ体を許してしまう彼女に、三松先生のアドバイスは…?

まあり(27歳) “現実対峙力レス”「運命の人だ!」と飛びついてすぐ寝っ転がる

セックス エッチ 

【レスなひとびと】vol. 121


「和美――、起きてる? もうやだ、またフラれた」

泣きながら手当たり次第女友達に電話をかける深夜1時。今度こそ運命の相手だと思ったのに。また1か月で別れてしまった。1か月で別れるなんて、中学生の恋愛じゃない。

アラサーには、ドミノ倒しの失恋に耐える体力も精神力も残っていない。明日だって会社に行かなくちゃいけない。キツい、キツすぎる。

1か月前にマッチングアプリで出会った賢斗。年下なんてと思っていたけれど、八頭身。少年みたいにあどけなく笑う目元。ひと目見た瞬間、好きになってしまった。

「まありさん、写真よりずっとかわいいですね」なんて言われて「今度こそ運命の相手かも」と燃え上がる。その日のうちに賢斗の自宅へ。

ソファに座って、huluで「キュンがあふれる映画」を選んで鑑賞開始。映画中盤くらいから賢斗の手が肩にまわり、だんだん胸へ…。映画後半なんてどうでも良くなる。

「賢斗くんって可愛い、我慢できない」。余裕のない感じにキュン。

女子主導型エッチのスイッチを入れて相手を引っ張る。相手の欲がこっちに向いている瞬間って、最高にアガる。求められるイイ女になったみたいで。元彼と別れてから6日しか経っていなかったけれど、今度こそうまくいくと思った。マッチングアプリバンザイ。

洗面台にはメイク落としがあったし、ベッドサイドには女の子のピアスがあったけれど。こんなにピュアな笑顔の人が、チャラいわけない。ないない。妹か従姉妹のだよ。気にしない。

賢斗のことが好きすぎて、何度もLINEを入れてしまう。「ねえねえ、今日仕事の取引先に行ったんだけどね」「ケント〜! 今日は魯肉飯作ってみたよ」。

最初の3週間は、すぐに返事が返ってきた。けっこう、「僕、今の仕事向いてないんだー」的、まありと一緒に現状不満を舐め合うような文面。

4週間目に来ると急に冷めた感じ。全然連絡が返ってこない。嫌な予感。

予感は的中。「やっぱり俺、まありちゃんとは付き合えないや」突然のLINE。なんで? と聞くも返事はこない。なんで、なんで。電話も通じない。またこのパターンかよ!?

今までの彼たちみんな仕事がうまくいかないと、いっぱいいっぱいになってしまい「最近やりたくない仕事で手一杯でキツくて…」と話してたっけ。

でもって、突然無視だよ。

次はずっと年上で、精神的に余裕がある男と付き合おうと思っていた。まありは、かまってちゃんだし、そんな人のほうがうまくいくってわかってた。でも、好みのルックスの男に誘われたらすぐコロっとベッドでお腹見せて寝転がってしまう。猫かよ。

彼氏いない私なんて寂しすぎる。ああ、早く次の人見つけなくちゃ。


【三松さんからのコメント】

まありさん、しっかりしろ!

賢斗くんが女性関係にルーズだと気づいていながらも、「いやいや、きっといい人、運命の人!」と自分の都合のいいように解釈。気になることに目をつぶるのはダメンズを引き寄せる典型的な女性です。

ポジティブでいることも大切だけど、痛い目をみたくないのであれば、現実と対峙する力を付けなくては。違和感を見て見ぬふりしてはいかん。藁にもすがる思いで射止めた男は大抵KUSO系でしょ。

まありさん、現実とうまく向き合えていないので、賢斗くんみたいな自分と同じタイプの悲観男とやっちまうのです。賢斗くんも仕事がうまくいかないから、女性に逃げているのではなかろうか。

まありさん、「精神的に余裕のある年上の男性がきっといい」とわかっているのであれば、現状を把握する力はあるはず。あとはその場の雰囲気に流されず、焦らないこと。

相手は自分の鏡だとよく言います。しっかり現実を見る力を身につければ、それ相応の力のあるイイ男とお付き合いできます。月イチで失恋して、酸素不足の金魚になって、ド深夜に電話かけてしまうようじゃ、女友達からも面倒に思われてしまう。

「リアルを見ろ。都合いいように思い込むな。警戒しろ。男なしで生きてみせると腹くくった時に、王子さまが天から降臨するのだ」

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。

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三松真由美 note 恋と結婚とエッチのテーマ更新中
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