何回も絶頂を迎えて…男性がますます興奮した「エッチ後の女性のセリフ」
春香(23歳)‟自分らしさレス”セクキャババイトがバレたくなくて清純オンナを演じていたけど
【レスなひとびと】vol. 119
ついにきた! 付き合って1か月、大好きな彼氏ヒロトとの初エッチ。むっちゃ有名な大学を出て大企業に勤め、賢くてやさしいヒロト。春香にはもったいないくらいの彼氏。嫌われたくない。ヒロトとの初エッチは、過ちをおかさないように何度もシミュレーションしてきて準備万端。
「ねえ、さわって」
スーツ姿のヒロトがはるかの手をとって、彼のソコに置く。本当はスーツの上から触るのなんて大得意。どうやったら男の人が気持ちいいかなんて知り尽くしている。でも「どうしたら気持ちいいの? わかんないよう」と知らないふり。清純ぶる。シミュレーション通りだ。
春香は昼はOL。夜はセクキャバ嬢。男の人の膝の上に座って、ズボンの上からコスコスなんて日常茶飯事。エッチなことが嫌いじゃない。むしろ…エッチ好き。
しかし、昔の彼との苦い過去があるのだ。いざエッチ! となった時にイイところばかり積極的に攻めすぎて「もしかして風俗とかで働いてた?」とモロバレ。それで盛り上がればよかったものの、不信感から関係がギクシャク。「もっと純粋な子がいい」と吐き捨てるように言われた。
という過去を踏まえ、新彼とのエッチでは、すべてをさらけ出さない。ウブ女のシミュレーションを重ねてきた。純情ぶるのは楽じゃない。
「ここをこうやって」と春香の手を使って気持ちいいところを教えてくれるヒロト。熱くなっている彼の股間とは裏腹に春香のほうは「んなこと知ってるのに」とイマイチ燃え上がらず燻る。
普段のデートで、政治やビジネスの知らないことをいっぱい教えてくれる時のヒロトには心もアソコもキュンするのに。
と考えごとをしていたら。ベルトを外して服を脱いでからのヒロトは豹変。
「ねえ、自分で足抱えて持って大事なところよーく見せて」
“ゲゲ? いきなり変態スタイル?”
…からの1時間ペロペロ。何度目かの絶頂に達しながら思う。ヒロトってもしかしてセックスモンスター??
絶頂8回。大満足。
ヒロトとの初エッチが終わったあと、脳が痺れたままの春香はなぜか告白したくなった。
「すっごい感じたよ。私さ、実はさ…セクキャバでバイトしてて」
「そうなの?」
「お金のこともあるけれど、エッチなことが好きだから」
素直に告げるとヒロトはニッコリ。
「俺、エッチな子ってだーいすき。春香が他の男とエッチなことしてるかと思うと、なんか興奮だわあ。刺激あるわあ。ますます春香のこと、好きになった。俺の前ではいつでも春香らしくいて」
ベッドの上でぎゅっとバックハグ。ああ、勇気出して言ってみてよかった。春香も、ヒロトをますます好きになっていた。
お互いセックスモンスター、最強のカップルだ。
【三松さんからのコメント】
エッチなお店で働いていることを言うか言わないか問題、ありますよね。春香さんの元彼のように「え?」と驚いて、引いてしまう男性は確かにいます。
絶妙テクでバレてしまって気まずい思いをしたという女性の話を何度聞いたことか。しかし! 「そういうエッチな女性が好き」という男性だっているのです。探せ。探しまくれ。
意中の男性に「実はセクキャバでバイトしてて」と話したらそこから興味を持たれて交際に持ち込んだという女性もいる。本領発揮のエッチができない関係ってツラいもの。常に「フリをするエッチ」が苦痛になってくるでしょう。
エッチに対する許容度や変態度が同じくらいじゃないと、我慢したり、気を遣い過ぎてしまい、欲望全開のセックスなんてできません。つまらんセックスを長年続けると…どうなるか想像してみてね。結婚なんぞしようもんなら大ごとになります。
春香さんは最初のエッチで、ヒロトさんの変態度を見極めたあと告白というベストな手段を取りました。結果オーライでよかった。ドン引きされたら別れるほうがいいってことです。性の不一致は馬鹿にできないことなの。
これで二人はお互い‟素のエッチ”をさらけ出せるパートナー。
「とは言ったものの、エッチは合わないけどやっぱ彼が好き、のあなた。少しずつ自分好みのエッチを教えてゆくのよ。エッチプロデユーサーになって矯正してみろ。性の世界は奥深いぞ」
三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。
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三松真由美 note 恋と結婚とエッチのテーマ更新中
https://note.com/suzune_16
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「君とはもうできない」と言われまして
©Adene Sanchez/Gettyimages