もう一生Hできない!?…バージン乙女が言ってはいけない「呪いのサゲ言葉」

文・三松真由美 — 2021.1.2
ananwebのインスタグラムに寄せられる恋愛のお悩み。今回は27歳、恋もエッチも経験レス女性の切ないお悩みです。すでに恋愛あきらめモードになっていますが、そんな悲しいこと言わないで。

【レスなひとびと 番外編】vol. 15

処女 バージン セックス

彼氏いない歴=年齢、処女のままもうすぐ27歳になります。片手で余るくらいしか人を好きになったことがなく、どれも叶わない恋でした。告白されたこともありません。きっとこのまま、一度も交際やセックスをすることなく死ぬんだろうなと思うのに、「自分の好きな人に愛されたい」という願望を捨てることができません。どうすれば恋愛を諦めることができるのでしょうか。

生まれてから今日までの年数と「彼氏いない歴」が一緒の方は、女性達の相談を受けていると、決して少なくありません。

話を聞くと「高校の時、1か月位付き合った先輩はいるんですけど」とチョイ足し発言するかたはいますが…。“お付き合いの定義”はみなさんさまざま。私は、その軽いお付き合いを「彼氏いる歴」にカウントしません。厳しくてスマンです。

お互い愛しくて、いつもつながっていたいと思い、結婚したいなんて妄想し、もちろんハグもエッチもある。これを『18キン・オトナの交際』と命名しようではありませんか。

相談者さんは、まさに過去のリアルを告げてくださってます。好きになった男性はおそらく3人くらい。しかも、高嶺の花男。でもね、相手がクラス一番のモテ男子でも、You Tubeで人気のダンサーでも、「そのひとを好きになる」という気持ちがにじみ出たことがあるなら、上等です!

「異性に魅力を感じたことなどない」「恋なんて一切必要ない」ってかたもいるのですよ。そんなかたは。ananwebのインスタにお悩みを送らないでしょう。相談者さんは、恋愛のあきらめ方を問うておられますが、あきらめることなんてありません。

まず、トライすることは「あきらめる癖」を吹き飛ばすこと。おそらく恋だけでなく、やってみたいことに一歩踏み出せない癖があるのです。たとえばたとえば、ケーキが好きだからケーキ職人になりたいとします。でも、無理だよね、と考えて即刻凍結。ネットで「パティシエになるには」って検索したり、お菓子専門学校のパンフもらったり、街のケーキ屋さんにかよって作ってる職人さんにお会いしたいと申し出たりはしない。

最初の一歩を踏まないというのは、自信がないだけでなく、ちょっとの自信はあるんだけれども、あきらめてしまう癖がある。日々のあきらめ癖をなくしていかないと。いつまでも恋はできない!

男女問わず友達になりたいなって思うひとがいたら、「お友達になりたいアピール」ができるようになるといいですね。職場でいつも話しかけてくれる気さくな後輩がいるなら「帰りにねこねこ食パン買いに行かない? かわいいよ」と誘ってみるとか。同性の新しいお友達が増えてくると、異性のお友達も増えてきます。

「せんぱーい、今度営業部の人たちと飲むんですけど、一緒に行きませんか」って感じでコミュニティが広がります。

「一度も交際やセックスもなく死ぬんだろうな」なんて、超暗い言葉なので、唱えてはいけません。そんな言葉毎日唱えてたら、呪われますぜ。Netflixの毎回殺人が起こるホラー・サスペンスを観ているみたいに、闇の世界に引きずりこまれる。そんな暗い想いがよぎったら、コメディ観るとか、エロコミック読むとか。ホラー脳をギアチェンジする行動を。

「バージン乙女のみなさん、恋をあきらめるってことはセックスを一生しないってことだよ! セックスせずに死ぬなんてもったいない。スペース○ウンテンよりワクワクするから、一度は経験しておかないとダメ」


三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。

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三松真由美 note 恋と結婚とエッチのテーマ更新中
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「君とはもうできない」と言われまして


©Elitsa Deykova/Gettyimages