求められて、舐められて…それでも本命になれない「セフレ女の嘆き」

文:三松真由美 — 2020.8.6
ananwebのインスタグラムで「性のお悩み」を募集したところ、たくさんの悩みをいただきました。レス人でおなじみの三松真由美先生に分析、回答していただく、レス人番外編第9弾! 今回は「セフレ問題」に切り込みます。

【レスなひとびと 番外編】vol. 9

セフレ問題は深くて広い。グズグズ感を打破するには?

セフレ セックス

今回のレスびと番外編、セフレ問題に絞ろうではありませんか。「セ・フ・レ」この言葉に甘美な想いを抱くか嫌悪感を抱くかで、あなたの恋愛意識が浮かび上がります。むっちゃエッチが好きでいろんな人と試したいワイルド女性にとってはセフレは都合がいい男友達。でも、都合よすぎて純愛彼氏を探せなくなりますぜ。ご用心ご用心。

本命彼女でいたいのに、エッチだけの関係になってると悲しむ女性は「こんな私は都合がいい女…」と自己肯定感ゼロになって幸せな恋愛から遠ざかるばかり。

セフレ問題で悩む女性がたは大きく分けて2つの展開を希望します。

セフレから本命彼女になりたい

OR

トットとセフレと別れたい

さて相談内容を見てみましょう。予感的中です。

「セフレから彼女になりたい。セフレと会う回数を増やしたい」

「セフレの関係(私は彼のことが好き、彼の気持ちは全くわからない)が3年ほどずるずる続いています。本命彼女へ昇格するためにすべきことは何でしょうか? 彼には恋人はいません」

「大好きな人とセフレになってしまいました。本音を言えません。どうするべきですか?」

「片思い相手と何度か寝てしまいました。相手に気持ちがないのだろうとわかってはいるものの、気持ちを伝えることもできず、それならばこれからも機会があれば関係を持ちたいと悩んでいます」

「付き合って2回目のデートで抱きたいと言われました。彼が本気か遊びで付き合っているのかわかりません」

「セフレが会ってる時は優しい、好意があるようなことを言ってくる、自分のことを好きかどうかとか聞いてくる。でもLINE返信遅い。何を考えてるのかわからない!!」

気になる相手と一度身体の関係を持ってしまいました。身体の関係を持ってしまったときに気持ちが大きく変わり好きになってしまいました。好きなのは私だけで、相手には会う約束もドタキャン、連絡も無視されてしまいます。脈がないとはっきりとわかっているなか、好きな気持ちは止まらずずっと悩んでいます。諦めたほうがいいのでしょうか?

「セフレと縁が切れない」


はい。グズグズ感満載です!

“恋する私”に酔いがちなお年頃なのでそこはよしとしましょう。というか3年間“ズルズルセフレ”を続けているあなた、いまだ彼の気持ちがわからんなんて嘘です。マジで自分の気持ちに向き合ってみて。

彼にとってあなたは「抱かせてくれる楽なオンナ」ってわかってるのに認めたくない。わかりたくない。わかるのが怖い。そのプライドは捨てるが勝ちです。好きだったらとっくに本命になって、今頃『ゼクシィ』買ってるはず。いや、神父さまの前で微笑んでるはず。「俺の生活が安定するまで結婚は待ってくれ」という宣言がないのであれば本命はあきらめて、次なる彼を探しましょう。

セフレが何考えてるかわからない、本気か遊びかわからない…。「わからない」のオンパレードですが、それがセフレあるあるです。白黒つけず、思わせぶりな態度で最高のセックスをする。

この世はセックスと恋愛を同一線上に位置づける女性が多数派なのです。ベッドで自分だけを見つめて、求めてくれて、舐めたり、噛んだり、髪の毛撫でたり、気持ちよくさせてくれる姿を何度も見ていると「私のこと好きなのよ。私の身体で興奮してくれてるもの」と錯覚します。いつか本命にしてくれるかもかもかもかも、もひとつ「かも」…。

そうではない。セックスという行為だけが純粋に好きという女性はこの心配はありませんが。とにかく「本命にのしあがれるかも」は錯覚ですので、そこは認めて。

ところで、なぜに「あなたの本気のガチ彼女にしてくれ」と言えないのか?

「NO」が怖いわけであります。白黒の回答を迫った結果、別れることになる確率は50%!! 50%の確率で彼が消えてしまう。欠落感が怖いのです。悩めるみなさんのキャラに寄ってアドバイスは違ってくるのですが、王道のアドバイスをするとしたら、

「50%の確率で新しいガチ彼氏が出現するという希望にかけたほうが幸せになるぞ」です。

自分のこと好きじゃないと判明している相手に「これから好きになってよ」とねだるのは無謀です。私は夫婦仲相談所で結婚後の2人のヘビーな悩みを星の数ほど聞いています。とっても愛し合って、セックスもバンバンしてた2人が「顔も見たくない」と舌打ちするほど変貌するケースを見ていると、結婚前から「彼は私に脈がない」と感じている2人が間違って結婚なんぞしたら、もはや会話も喧嘩もないクールな夫婦になってしまうのではと心配でしょうがない。

そしてセフレと別れたいあなたは、情が移って言い出せない…という、人間特有の感情が芽生えてきているのでしょう。いいセックスを何度もしてると脳と膣が勝手に「このひと世界一好き♡」と思い込みますから。

ひとりエッチよりセフレエッチのほうが楽しい、という割り切った位置づけをしているなら続けてよしですが、彼に本命ができたときの喪失感を想像するなら、早めに別れるのが正解。別れが決まっている相手とセックスするのはむなしいとマインドセットして。

お互い愛し合っている相手と永遠にセクシャルな関係でいることを『女子の幸せ』に位置づけましょう。

あ、じいちゃんばあちゃんになると、挿入を伴う行為はむずかしくなりますが、おっぱい噛んだり、ペニペニくんをさすったりでラブキープの老夫婦は少なくないんですよ。そこまでいかずとも、坂道で手をつないで支え合うほほえましい夫婦になれます。セフレとは、その老後はありません。

「あえてレスのネーミングをつけるなら、ズルズルセフレとは“生き生き老後レス”。素敵な老後を迎えるためにトットと別れろ」


三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。

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