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体の関係はあるのに…男が「付き合おう」と言葉にしない理由

文:三松真由美 イラスト:犬養ヒロ — 2019.7.25
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、肉体関係から始まってもう1年。なのに彼から交際宣言されたことがないアラサー女子。自分は本命なのかセフレなのか不安を抱く彼女に、三松先生のアドバイスは?

【レスなひとびと】vol. 39

琴美(31歳)カップルは「付き合おう宣言レス」。
ただ毎週エッチしてるだけ? マジで愛してくれてる? 結婚できるの?

琴美は新橋界隈の優良企業に勤めている。営業をサポートする営業事務職。営業職と接する機会が多い。

「琴美さん、ごめんなさい。この資料、今日中に作ってー。一生のお願いいい」

営業部エースのカズキが甘い声で囁いてくる。

「カズキくん、一生のお願い何回目?  仕方ないな。今度スタバのフラペチーノ奢ってね」

甘え上手のカズキは、常に営業成績上位のイケメン。社内の女子達をざわつかせる存在。やたらと琴美に懐いている。社食や廊下ですれ違うと満面の笑顔。

「琴美さん!! スタバの夏メニュー出たよ」

みたいな、なんか嬉しい話し方。姉御肌の琴美にとってそんなカズキは、弟のような愛犬のような存在で、かわいくてしかたない。ある日、カズキが神妙な顔で琴美のデスクに近づいてくる。

「マジごめん。明日大きな提案があるんだ。急ぎの資料がどうしても必要で、グラフが12個も必要で。お願いできますか」

「うーん……これからー?」

カズキを見ると申し訳なさそうに眉をハの字にして琴美を拝んでいる。かわいい♡

「いいわ。フラペチーノ1ダースなら」

すでに19時。パワポ資料が完成したのは終電時刻ギリ。オフィスに残ってるのは琴美とカズキのみ。

「ありがとう!」

「明日頑張ってね。カズキくんなら絶対受注できるよ」

その瞬間、カズの目が潤み、琴美をギュッと抱き寄せた。

「俺もう我慢できない」

そこからは記憶が曖昧だ。いいのか、オフィスでキスして。

カズキは狼に豹変。 徒歩4分のオシャレ系ビジネスホテルに、人目を忍んでなだれ込む。ビジネスマン仕様の部屋だが関係ない。味気ないセミダブルベッドに倒れて左胸モミモミ。カズキの普段と違う姿にギャップ萌え。ガンガンスタイルの営業が売りのカズキは、セミダブルのベッドの上でもガンガン。そのまま朝まで何度も。一睡もせず朝になった。

映画ならここでテロップ……。「1年後」
あの夜から、ムッチャ時間経過ハヤっ。

お互いの家を行き会い、週に一度はエッチ。仲は良い。しかし”付き合おう的な申し出”を言われたことがない。そのことを除けば、誰が見ても交際中。

職場の友人たちは、

「遊ばれてんじゃない?」
「それセフレっしょ」

と、琴美に警告。

友人か、会えば優しいカズキか、どっちを信じるべき? 1年経った今、わざわざ言葉で確認するのも違和感がある。31歳になって結婚も意識し始めた琴美。さてどうしようか。


【三松さんからのコメント】

最近のOL系女性から、多く相談を受けるのが「グレーの関係」について。明確な交際開始宣言がないまま、だらだらとエッチありの関係を続けるカップル。

「大人の恋愛に言葉はいらない」というフレーズはメディアが作った虚ろなキザワードです。

あくまで主観ですが、このグレーの関係、彼を信じるか疑うかはケースバイケース。

彼が「付き合おう」と言葉にしない理由は、いろいろ考えられます。「キープしたいけど付き合いたくはない」や「ほかにも気になる子がいてひとりに決められない」というのがある。「まだひとりの女性に縛られたくない、自由を楽しみたい」のもあり。周りに数名いるでしょう。モテ系、俺に自信あり男子。

対して、恋愛をものすごく真面目に捉えている男性もいます。付き合うなら結婚だから、と彼女を結婚相手としてイケてるのか観察している男性。

いずれの場合にも、女性に必要なのは「確固たる自信」です。難しい言葉で言い換えると自己肯定感。自分が遊び男に時間を使われるような存在ではないと自信を持っている女性は「私たち、付き合っているの? あなたにとって私の存在は?」と確認ワードを発射します。

それで言葉を濁すような男性は、自分にふさわしくないから。時間の無駄。

「私たちに言葉はいらない。愛と絆で結ばれてる」と女性側が思うほど、関係に自信があるケースもあります。落ち込んでいる時も弱っている時も支え合う関係性の構築ができている。このケースの場合、交際宣言なくともハッピーに過ごしていることが多い。

琴美さんのように、グレーな関係に陥った時に確認することは自分に自信を持てているかです。

「確認したらフラれちゃうかも」という理由が浮かべばアウト。地に足がついてない状態でエッチを重ねても不安は解消せず、いざ別れるとなったらエッチを思い出して辛く苦しい。楽しく恋愛するためにも、自分に自信を持てるかどうかをジャッジしてください。

「付き合おうって交際宣言に振り回されるのは中学校まで。アラサーになったら白か黒かはっきりさせたうえでエッチしろ。エッチがあるから結婚できるって思うなよ」

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン作成委員。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。

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