やべぇ燃える…レス気味の彼がギラつく「エロ欲の復活方法」3つ|レスなひとびと
【レスなひとびと】vol. 4
由香(29歳)セックスあるけど前戯レス。男って飽きたらこんなもん?
洗濯かごいっぱいにたまった、衣類の山。由香は「洗濯は週末にまとめて」派だ。フレグランス柔軟剤はなくなってから3か月。まあ、柔軟剤がなくても死なない。
手に取った、くたびれたブラジャー。そろそろ買い替えどき? 一瞬迷って出した答えは、「まだ使える」。デザインは気に入っているのだ。でも……2年前の由香だったら、迷わず捨てていた。彼氏の晃は由香を脱がせるとき下着をまじまじと眺めていたから。新しい下着にもすぐに気づいて、べた褒めしてくれた。
晃とは、付き合ってもう2年3か月。大きなけんかもせず、あっという間に2年以上経過。食べ物の好みや趣味などの共通点が多く、しっくりくる相手。
だが「しっくりこない」ことがひとつ増えた。夜の生活、もっといえば、挿入前までの流れ。セックス自体は、それなりにある。でも毎回、ほぼ同じフロー。下着についてもノーコメント。
数秒チャラっと撫でた程度で「そろそろ、いいよね?」なんて聞かれることが増えてきていた。由香は「ああん、まだ、もう少し」の一言が言えない。だまってうなずいてしまう。
翌朝が早い日は、短時間で済ませるメリットもある。由香は何度も自分に言い聞かせたけれど、モヤモヤとした思いが。思い出すのは2年前のベッドの上。すぐに脱がせることなく下着姿のまま、ゆっくり、由香が喜ぶ場所を探してくれた丁寧なセックス。最高だった。あの頃のベッドは。
もう、あの頃には戻れないんだ。由香はくたびれたブラジャーをぎゅっと握りしめた。
どんなカップルにも訪れるのが「マンネリ化」です。前戯は3秒即刻インサート。そしてセックスレス。というのがマンネリセックスの王道。由香さんの場合は、「マンネリ」から「セックスレス」へのまさに過渡期。
「今はまだセックス自体はあるからOK」なんて、あきらめてしまう女性がいかに多いことか。モヤモヤから目をそらすのはぜったいダメです。もちろん、前回述べたようにセックス抜きでも心から満たされているカップルもいます。そこに正解不正解はありません。
おのれの中にある性欲と向き合い、満ち足りたセックスライフへ向けて行動あるのみ!
場所や時間にとらわれない
同じ環境でのエッチが続くとどんな生物でも飽きてしまう。普段はお家デートが多いなら、たまにはラブホテルで大声を出す。同じ家でも、お風呂場やキッチン、玄関など、ベッド以外で愛し合ってみる。時間も無視。寝起きの彼に突然ちょっかいを出す。
おうちすべてが”どこでもベッド”!!
一緒にセクシーな映画を見る
二人同時に脳のセクスィースイッチをONにするには、官能的なシーンが多い映画がおすすめ。突然「AVを一緒に観よう」と持ちかけるのはハードルが高くても、映画なら問題なし。
生々しいシーンを、彼女の横で眺める……そんなシチュエーションに、一気にムラムラ、彼のオスとしての本能が炎上。フィフティ・シェイズシリーズとか『D坂の殺人事件』など真似できる作品多々あり。快感は模倣から。
セックス会議開催
実はこれが、いちばん大切なこと。セックスの話をタブー視してしまわないことです。突然「どの体位が好き?」などと、ストレートな質問はNG。ドン引き必須。最近色っぽいと思う女優、グラビアイドルあたりのライトな話題からスタートして、少しずつ、本音を出し合う。前戯レスへの不満もジャブ出し。
結婚を考える彼なら、いまのうちに、2人にとっての心地よい寝室事情を整えておきましょう。
由香さんには
「現段階で前戯レスなら、一生おっぱいつままれることはないね」
とクールにアドバイスしました。寂しい。
文:三松真由美
三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にhanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン作成委員。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とSEX観にも造詣が深い。
Information
参考
https://fiftyshadesmovie.jp/
http://d-saka.com/