SEVENTEENが2年4か月ぶりにワールドツアーへ ソウル公演は大盛況!

取材・文 尹 秀姫 — 2022.7.2 — Page 1/2
5月にアルバム『Face the Sun』をリリースしたSEVENTEENが6月25日の韓国公演を皮切りに同アルバムを引っさげたツアー「SEVENTEEN WORLD TOUR [BE THE SUN]」を開催。韓国公演最終日となった2日目、6月26日の模様をレポートします!

ずっと待っていたワールドツアーはソウルからスタート!



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【ペンになってもいいですか!?】vol. 156

真っ赤な太陽を思わせる炎をたたえたセットが掲げられたステージにSEVENTEENが登場。「HOT」ではラストにバズーカを携えたHOSHIが炎を吹かせ、「March」では会場にフラッグを立てたバイクが登場、さらにはSEVENTEENパフォーマンス最高難度を誇る「HIT」まで、ツアーの幕開けを熱く、華々しく飾った。


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ようやくCARAT(ファンの総称)とライブで会えた喜びを爆発させたHOSHIが「CARAT、お久しぶりです!」と叫ぶと、DINOも「2年4か月というのは短くない時間ですよね」と感慨深げ。初日に盛り上がりすぎて今日は体が少しいっぱいいっぱいだというWONWOOに対して、HOSHIが「CARATの愛がいっぱいだということでしょ」と言うと、DKも「CARATの愛が大きくてうれしいということですよね」と続ける。

首に翼のようなヘナタトゥーをあしらったS.COUPSは「実はこれはスポ(ネタバレ)です」と意味深な発言も。腕に衣装と共布のギプスをしたJEONGHANは「腕は大丈夫だから心配しないでください」と言うと、メンバーからは例の流行語を求める声が。「あれは昨日で封印したんだけど」と言いつつも「シンギパンギ プンプンパンギ」を会場と一体になって叫んでくれた。

HOSHIの挨拶のターンになると、時間がかかるからとステージの上で座りだすメンバーたち。会場からは自然と「王子様」のコールが鳴り響き、HOSHIの定番の挨拶「今何時?」「10時10分」のやりとりを久しぶりに聞くことができた。


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JEONGHANは衣装に合わせたアームホルダーを装着。


ユニットステージの前にはJOSHUAとVERNONが「2 MINUS 1」を披露。2人でも大きな会場を十分に盛り上げられることを証明してみせた。パフォーマンスチームは水が滴るステージでの「MOONWALKER」、しなやかな手の動きが印象的な「Wave」で今の彼らのセクシーさを思いっきり表現。

ボーカルチームは「僕のところにおいでよ」と繰り返し歌う「COME TO ME」、「CARATのみなさん、SEVENTEENがいて幸せですか? 僕たちもみなさんがいるから幸せです!」というDKの言葉で始まった「Imperfect love」でCARATへの愛を歌い上げた。

ヒップホップチームは「GAM3 BO1」でしっとりムードをひっくり返し、続く「Back it up」ではメンバーそれぞれのラップでたたみかけ、レーザー光線が飛び交う会場のは最高潮の盛り上がりを見せた。


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「MANSAE」からスタートしたコミカルなパートでは、SEVENTEENが持つ明るく楽しい雰囲気を思いっきり発散したかと思えば、「Shadow」からは本編最後の「Crush」まで、ガラリと雰囲気を変えて大人びた表情とパフォーマンスで見せていく。どちらの要素も持ち合わせるSEVENTEENならではの構成で彼らの歩みを垣間見ることができた。


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アンコール前、暗くなった会場ではファンが掲げる思い思いのメッセージがスクリーンに映し出された。メンバーの名前だけでなく凝った文言が多い中、「一生CARATでいるから一生SEVENTEENでいてくれる?」という感動的なメッセージも。スクリーンにメッセージが映し出されるたびに、会場中のCARATが大いに盛り上がった。


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アンコールではメンバーが「Darl+ing」を歌いながらトロッコに乗り、広い高尺(コチョク)スカイドームの隅々まで手を振り、CARATひとりひとりと目を合わせていた。今の気持ちを聞かれたSEUNGKWANが「CARATのみなさん、今どこにいる気分ですか? 天国にいるみたいだって」というわかりやすい前フリをすると、DINOの「まさか」が飛び出し、「Heaven’s Cloud」へ。

ぐるりと会場を一周し、間近でファンを見たMINGYUは「今日は家に帰らないというプラカードを掲げた人がいますね」とうれしそう。S.COUPSがCARATの歌声が聞きたいと煽ると、WOOZIも「一緒に歌うこの瞬間を心待ちにしていました」と、「Heaven’s Cloud」を会場のCARATとともに歌い始める。


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最後の挨拶で、S.COUPSはコンサートの準備が本当に大変だったと告白。でも2年4か月ぶりにCARATに会って、「いい職業を選択したと思います。アイドルになってよかったです。アイドルという職業は祝福された仕事だと思います」と笑顔を見せた。さらに、キャリアを積み重ねていくにつれて欲というものはなくなっていくと思っていたのに、今は自分たちの道で最高になりたいと語ってくれた。

続くTHE 8はS.COUPSの言葉に共感を示しつつ、以前、花道ではなくても一緒にいられればと語ったことがあったけれど、「僕たちSEVENTEENはこれから花道を歩いていくんだという気がしています。CARATの愛をもらって自信をもらって、何があってもCARATと一緒なら乗り越えられると思います。それに、僕たち13人が全員再契約したのは本当にかっこいいことだと思います」と言うと、会場のCARATからも共感の歓声があがった。


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SEUNGKWANはWOOZIが言った「10年一緒にいてもまだこんなに絆が強い」という言葉を受けて、「今では芸名のメンバーは本名より芸名を呼んでいる時間のほうが多くなった」と回想。さらに、「グループのためにSEUNGKWANががんばっているという言葉を聞くことが多いけど、僕だけじゃないんです」ときっぱりと言い切った。

そしてメンバーには言ってあげたいことがたくさんあるんだけど、と言いながら目にいっぱいの涙を溜めたSEUNGKWANに、「SEUNGKWANがいるから僕たちがいるんだよ。SEUNGKWANの努力は僕たちがよくわかってる」とDKが声をかけると、こらえていた涙がこぼれてしまい、「扇風機が近いから…」と言い訳。そんなSEUNGKWANをメンバー全員が「愛してる」と言いながら抱きしめた。


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「Together」がかかると、会場のCARATが「たくさんの道があったとしても、CARATと一緒に行こうSEVENTEEN」と書かれたプラカードを一斉に掲げるサプライズにメンバーも大喜び。CARATが歌う「Together」をメンバー全員、幸せそうに聞いていた。そして最後にはおなじみ「VERY NICE」の無限おかわりで体力の限界まで飛び跳ねた。

SEVENTEENはこれからアメリカツアー、そしてアジアツアーでは日本公演も控えている。2年前に断念せざるを得なかった念願のドームツアーでSEVENTEENに会える日を楽しみに待ちたい。

©PLEDIS Entertainment

Information

https://www.seventeen-17.jp/