5人全員が作曲! 新鋭バンド・ONEWEが日本デビュー【K-POPの沼探検】#105

写真・大内香織 文・尹 秀姫 — 2019.6.10
昨年、兄弟グループでもあるONEUSとの合同イベントで日本初上陸を果たしたONEWEがついに日本デビュー! 今回はインディーズデビューシングル「Reminisce about All」リリースを記念して、ONEWEとは一体どんなバンドなのかを知ってもらうために、さまざまなテーマで語っていただきました!

【ペンになってもいいですか!?】vol. 105

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後列左から時計回りに、ハリン、カンヒョン、ドンミョン、ヨンフン、キア。

――まずはONEWEがどういうグループなのかと、メンバーのみなさんの魅力についてご紹介ください!

カンヒョン はじめまして、ONEWEです! 僕たちのバンド名「ONEWE」は「WE SHINE ON YOU」のWEと、ひとつという意味のONEを一緒にした名前で、世界を明るくする僕たちの力で、真の“ひとつ”を作っていこうという意味が込められています。そして僕は、ピングーに似ている花のギター、カンヒョンです。

ヨンフン 僕はメインボーカル兼リーダーの、見ても見ても会いたいヨンフンです!

キア 僕はベースをやっている末っ子の19歳、キアです。どうぞよろしくお願いします!

ドンミョン 僕はボーカルとキーボードを弾いているドンミョンです。よろしくお願いします!

ハリン 僕はONEWEの中で柱のようにドラムを担当しているハリンです。どうぞよろしくお願いします。

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ヨンフン Yong Hoon 1994年8月17日生まれ、リーダー、ボーカル担当。

――インディーズデビューシングル「Reminisce about All」はどんな曲ですか?

ヨンフン この曲は6月7日に僕たちがリリースするシングルのリード曲です。誰でも自分の人生に合わせて共感できる曲だと思います。良い記憶も悪い記憶も、過ぎてしまえば全部思い出、過去になるので、どんなことがあったとしても、この曲がたくさんの人に慰めになったらうれしいです。

――思い出というテーマですが、ONEWE結成から今までの中でもっとも印象的な思い出は何ですか?

ドンミョン バンドを結成してから韓国でバスキング(ストリート公演)したことが思い出深いですね。はじめは僕たちを観てくれる人もひとり、ふたりくらいだったのが、回数を経るごとに徐々に人が増えて、たくさんの人が来てくれるようになって。僕たちのライブを観に来てくれる人がいることにとても感動し、感謝しています!

ヨンフン バスキングといえば思い出すのが、雨が降った時。僕は少し刺激的な体験をしました(笑)。雨のせいでマイクが濡れて、水が電線に伝わってしまったんでしょうね。マイクを持つ僕の手にもピリピリとした感覚が伝わって。一生に一度くらい経験してみてもいいことじゃないかな? って思って、すごくいい思い出になってます。

――それ、本当に危ないので気をつけてください! 日本デビューについての感想、意気込みを教えてください。

ハリン 日本でいよいよ6月7日にインディーズデビューシングルをリリースすることになりました! 僕たちがこれまで長く時間をかけて準備してきたし、メンバーで自ら作詞作曲した曲なので、たくさんの人に僕たちの曲を聴いていただき、僕たちのいろいろなカラーを見せていけたらいいなと思っています。これからもいろいろな曲を通して僕たちのことをたくさん知ってもらえる機会があればいいなと願っています。

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ハリン Ha Rin 1998年3月29日生まれ、ドラムス担当。

――みなさん、これまでも日本でイベントなどに参加されていますが、日本のファンの印象や、日本の思い出はありますか?

キア 今年初めてKCONに参加したのですが、KCONのステージに立てるということがとても光栄でした。2日目にはコンベンションセンターのメインステージに立ってライブをしました。僕たちの曲を目を閉じながら聴き入ってくださっているファンの方が目に入って、とても感動したのを覚えています。

カンヒョン 韓国も日本もファンの方はやっぱり情熱的ですよね! 日本でのライブでも、いつも日本のファンの方の熱に圧倒されます。僕はそんなみなさんにいつも感動をもらっいてます。まだ日本語が流暢ではないのに、がんばってしゃべっていると、みなさんとても喜んでくれるし、そんなみなさんの姿を見ていると、僕たちももっともっと日本語の勉強をがんばろう! って思って、力をもらってます。

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カンヒョン Kang Hyun 1998年11月23日生まれ、ギター担当。

――日本で初めてステージに立ったのはちょうど1年前でしたが、その時のことは覚えてますか?

キア もちろん、よく覚えてます! その時は今よりもっと緊張しましたし、手も震えて……。

ヨンフン ふふふ、そうだったね。

ドンミョン あの日からはじまって、また少しずつ日本でも僕たちのことを知ってくれる人が増えていくのが感じられて、なんというか……。

ヨンフン 責任感が増していく感じ?

ドンミョン そう! そのとおりです。

――自分たちで作詞作曲されるということですが、ONEWEの音楽をひとことで表現するなら何でしょうか? また今後、どういった音楽をやっていきたいですか?

キア 僕たちの音楽をひとことで表現するなら、“たこ焼き”ですかね?(笑) ひと口食べたらパッと味が広がる、おいしくて楽しくて新しい音楽だと思います! これからも新鮮な音楽をやっていきたいです。今回のシングルに収録されている曲もすべて自分たちで作ってるんですが、どの曲もすべてジャンルが異なるんですよ。そういう音楽をこれからも続けていきたいです。

ヨンフン これには理由があって、僕たちは全員が曲を作るんですよ。それぞれが好きな音楽スタイルで曲を作ってくるので、結果としていろいろなジャンルの曲が集まるんです。

カンヒョン それをまた全員で作っていくので、いろんな要素が加わりますし。

ヨンフン ひとりで1曲を完成させるんじゃなく、たとえば僕が作った曲の中に足りなかった要素を他のメンバーが埋めてくれて、他のメンバーが作った曲をまた他のメンバーが補ったり、そういう補完関係で曲が作られていくので、よりよい曲ができるんだと思います。

ドンミョン 今回のシングルも、こういう曲になるというのは、作っている段階では誰もわからなかったんですよ。今はまだそれぞれのメンバーが自分らしい曲を模索している最中だけれど、だからこそ今の僕たちを見守ってほしいという思いがあります。

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ドンミョン Dong Myeong 2000年1月10日生まれ、ボーカル、キーボード担当。

――日本の曲で好きなもの、もしくは好きなアーティストはいますか?

カンヒョン 最近、日本のファンの方に披露するために米津玄師さんの「Lemon」のカバーを練習していたんですけど、この曲をカバーしながら、米津玄師さんの曲が大好きになりました! それからONE OK ROCKさんも好きですね。曲が大好きで、アルバムも買いました。同じギタリストであるMIYAVIさんも好きです。ステージでの佇まいが素晴らしいですよね。

ヨンフン 一度、練習のためMIYAVIさんの映像を観ながら動作とか表情、仕草なんかを真似してみたり、練習してみたことがあるんですけど、素晴らしいですよね!

カンヒョン MIYAVIさんはギターをベースのように弾くスラップ奏法で有名な方なんですけど、それがMIYAVIさんらしさになっているし、僕もそういう自分らしさを追求しなくちゃなと思いました。

キア 僕は最近、King Gnuさんにハマりました。最近はホテルに帰ると一度は聴きたくなるくらい大好きですね。それからRADWIMPSさんも! ONE OK ROCKさんも、僕が小学5年生の時に初めてベースを手にしたのは、ONE OK ROCKさんのアルバムを聴いて、衝撃を受けたことがきっかけだったんですよ。

ドンミョン ONE OK ROCKさんのステージを観たいというのもあるけど、お会いできるようになったらうれしいですよね! 

――日本の活動でやりたいこと、期待していることは?

カンヒョン メンバー全員同じだと思うんですど、ドームツアー!

ドンミョン 最終目標!?

カンヒョン 「夢は大きく持て!」と言いますし、日本で活動するからには、いつかは! 夢は口にしなくちゃ叶わないから!

ドンミョン そのとおり!

カンヒョン 個人的にはお寿司が食べたいです。

ヨンフン 僕は味噌カツ!

ドンミョン でも僕たち、日本に来るたびにおいしいものをたくさん食べさせてもらってるから、いつも太って帰るよね(笑)。

キア あと、日本のアニメに出てくるような街を歩いてみたいです。猫がいっぱいいたり。

ハリン 行ってみたいと思ったのは、ジブリスタジオ! 機会があれば一度ぜひ行ってみたいです。

ドンミョン ディズニーシーに行きたいと思っていたんですけど、昨日オフをいただいて行くことができたので、今度は富士急ハイランドに行ってみたいです! すごく怖いんですよね? 行ってみたい!

ヨンフン 怖いのは避けて乗ろう。

カンヒョン 猫がいっぱいいるという島に行ってみたいです。猫をもふもふしたいです。猫カフェみたいな場所ではなくて、街にいる猫に会いたいんです!

ドンミョン 僕は野生の鹿がたくさんいる場所に行ったよ!

ヨンフン 僕は夏に行われる音楽フェスに出てみたい!

ドンミョン 出られたらもちろんうれしいけど、まずはフェスを見てみたいよね。

ヨンフン まずはフェスに行ってみたいです!

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キア CyA 2000年1月24日生まれ、ベース担当。

――日本の文化(映画やドラマ、アニメ、小説、音楽、ファッションなど何でも)で興味のあるものはありますか?

ハリン 今、メンバー全員で日本語の勉強をしているんですよ。去年、ONEUSさんとの合同イベントで特に日本語の必要性を感じたので、それ以来、日本のアニメや映画、バラエティ番組を見ながら勉強しています。そういう映像を通じて日本の文化についても知っていければいいなと思ってます。

ドンミョン 韓国では1週間に2度、日本の先生から授業を受けています。

――日本のことで疑問に思うこと、知りたいことはありますか?

ヨンフン 僕とキアはファッションに興味があって、最近僕たち2人で日本のファッションについて勉強しているんですよ。韓国はHIPHOPカルチャーから流行が発信されることが多いんですけど、日本はどこから流行が生まれることが多いんですか?

――日本は原宿とかの街から生まれる流行もあれば、芸能人やモデルなど一部の人からはじまる流行もありますし、ファッション雑誌から生まれる流行もありますし、さまざまですね。

ヨンフン 韓国では日本のファッションが流行していて、一部のオシャレな人達は日本風ファッションを着るというのが多いんですよ。

――日本は正反対で、今、日本の若い子たちには韓国ファッションが流行してるんですよ。

ドンミョン 不思議ですね!

キア 最近はヨンフン兄さんとショッピングに出かけて、いろんな服を見ながら「日本のファッションだー!」って喜んでいたのに。

ヨンフン 日本では韓国のファッションが流行ってるとは……。

――日本のコンビニで好きなものはありますか?

ドンミョン 初めて日本に来た時に、持ってきたお金をすべてコンビニで使い果たしたくらい日本のコンビニが大好き! メンバーもみんな同じだと思うけれど、プリンがとにかくおいしくて、毎回買って食べちゃいます。

ハリン あと桃の味がする水! あれは衝撃でしたね。水なのに桃の味がする!?って。(笑)

カンヒョン 韓国ではお寿司を食べるならお寿司屋さんに行かなくちゃいけないけれど、日本ではコンビニで食べられるんですね。しかも10貫入りで、全部種類が違うんです! あまりに感動して、見た瞬間に買ってしまって、あっという間に食べ尽くしました(笑)。味もおいしかったです。

ドンミョン 日本のコンビニは住めます!

カンヒョン ベッドさえあれば!

ドンミョン 韓国ではコンビニごはんって、簡単に済ませるためのもの、というイメージだけど、日本のコンビニごはんはごちそう感があるんですよ。食べ物がおいしいから。

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――最後にひとことずつメッセージをお願いします!

ヨンフン 僕たちONEWEというバンドを少しでも知っていただければ幸いです。僕たちが6月7日にリリースするインディーズデビューシングル「Reminisce about All」もぜひ聴いてください! これから韓国でも日本でも一生懸命活動しますので、たくさん愛してください!

カンヒョン ONEWEは知るほどに魅力がいっぱいあふれるバンドなので、ぜひ一度僕たちの曲を聴いてみてください。僕たちの見た目とギャップがあるかもしれないけれど、ライブはとてもパワフルなので、ライブにもぜひ一度足を運んでください!

キア 日本でインディーズデビューシングルをリリースできる機会を得られて光栄です! 僕たちのライブは絶対絶対楽しいので、たくさん遊びに来てください。僕たちの明るいエネエルギーをたくさん感じてください!

ドンミョン 『anan』は日本でとても有名な雑誌だと聞きました。そのウェブサイトに僕たちのインタビューが載るなんてとても光栄ですし、呼んでいただけてとてもうれしいです。このインタビューを読んでくれたみなさんが全員ライブに来てくれたらうれしいです! これからも応援よろしくお願いします!

ハリン 僕たちのことを知らない人がまだまだ多いですが、今回リリースするシングルを通して、日本のみなさんに僕たちの魅力を少しでも伝えられたらいいなと思います。これから僕たちの音楽をたくさん見せられたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!

Information

オフィシャルTwitter
https://twitter.com/ONEWE_JPN


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