iKONのクリスマスコンサートレポ!【K-POPの沼探検】#45

文・小泉咲子 — 2017.12.20
BIGBANGを擁するYG ENTERTAINMENT所属の7人組ボーイズグループiKONが、12月9日、10日、横浜アリーナで「iKON X’mas LIVE 2017」を開催! グループ初となるセンターステージで魅せた9日のステージをレポートします。

【ペンになってもいいですか!?】vol. 45

豪華なステージ設計でiKONが躍動!

これまでのコンサートも、ぐるりと外周を張り巡らし、縦横に長く伸びた花道で、どの席にいるファンでも近くに感じられる設計でしたが、今回はiKON初となるセンターステージ。ビッグサイズのLEDモニターもあって、どれだけ近くでメンバーを見られるのかワクワク!

iKON ライブ③

そんな期待値MAXの中、会場が暗くなるとペンライトの赤い光が輝きます。いつもの光景ではありますが、今日はX’mas LIVE。BGMに流れる鈴の音とも相まって、iKONIC(ファンの総称)ひとりひとりがクリスマスの演出に参加しているよう。「B-DAY」で登場したiKONも、赤いジャケットで完璧にクリスマス仕様! 続く「WHAT’S WRONG?」 では、センターステージの両脇にあった2つのステージがせり上がり、スタンド席の方へと近づいていきます。

iKON ライブ①
iKON ライブ②

最初のMCでは、「クリスマスだからテンションMAXでいきましょう!」と “爽やかなオトコ” SONG。髪を赤く染めたJU-NEは、「(『SLAM DUNK』の)桜木花道になりました」と照れ笑い。

SONGnew

SONG(ソン)ボーカル担当。1995年2月8日生まれ。

JU-NEnew

JU-NE(ジュネ)ボーカル担当。1997年3月31日生まれ。

ラッパーのB.I&BOBBYは「ANTHEM」で、パワフルで自由なパフォーマンスを披露。でも、MCになると一転「俺たちの時間が来たけど、何をすればいいのかが問題」(B.I)と弱気に……。そこで最近、日本語力がぐんぐん伸びているBOBBYが、B.Iの通訳を買って出ます。すると、水を得た魚のように話し始めるB.I。ふたり息のあったトークを繰り広げていると、ホワイトクリスマスを思わせる白いトップスに着替えたボーカル5人が「ずっと待ってるんだけど〜」とカットイン。「This Christmas」を美しい声でしっとり歌い上げます。

Bnew

B.I(ビーアイ)リーダー、ラップ担当。1996年10月22日生まれ。

BOBBYnew

BOBBY(バビ―)ラップ担当。1995年12月21日生まれ。

続いて、BOBBYが今年発表したソロアルバム『LOVE AND FALL』から、2曲披露。iKONのライブでは初披露となった「SWIM」では、青いライティングに染まったステージをプールで泳いでいるかのような動きでほんとうに気持ちよさそう。「SECRET Feat.DK,KATIE」では、『K-POPスター シーズン4』の優勝者、KATIE KIMとDKをフィーチャリング。続いて、KATIE KIMはボーカル5人と「White Christmas」を歌い、5人のMCタイムへ。見事に重低音を響かせていたJU-NEに対して、「ジャズアーティストみたいでかっこよかった」とJAYが褒めれば、CHANは「SONGさんが主役でした!」と対抗。

DKnew

DK(ディーケー)ボーカル担当。1997年1月3日生まれ。

盛り上がるトークの最中、B.IとBOBBYも合流します。5人のトークが長いと「トイレ行ってきていいですか」(BOBBY)、「ドンキ、行ってきていいですか」(B.I)とお茶目に駄々をこね始めます。すると、JU-NEから「日本語が上手ければ(MCが)長くてもいい!」と強気の発言が飛び出し、メンバーもファンも大爆笑!「#WYD」では歌いながら、クリスマスブーツからお菓子を取り出し、ファンにプレゼント。

メンバーがファンにインタビューするコーナーでは、DKがあえて自分の名前のボードを持っている人にインタビュー。答えは明快なのに「誰のファンですか?」とたずね、吹き出してしまいます。BOBBYが、男性にインタビューすると、またしてもDKファンなことが判明! 男性のリクエストで、DKはクールなダンスを見せてくれました。

今回のライブ用に撮り下ろされた映像では、各自で緑や茶色の私服を持ち寄り、JAYを “人間ツリー” として飾りつけ。B.IがJAYの頭に赤いパンツを乗っけるなど、次第に悪ノリが始まります。遊ばれたJAYは「そろそろ終わろうか」とボソリ……。そして「僕たちみたいに楽しいクリスマスを過ごして」とメッセージを送りました。

JAYnew

JAY(ジェイ)ボーカル担当。1994年2月7日生まれ。

CHANnew

CHAN(チャン)ボーカル担当。1998年1月26日生まれ。

iKONとクリスマスデート気分♡

ジーンズやチェックシャツ、フーディーなど、デート服を思わせるカジュアルな服に着替えたメンバーたちは、ラストに向けて一気に加速。日本エクスクルーシブ曲「WORLD WIDE」は、ライブで披露するごとに盛り上がりが大きくなり、この日も大合唱が巻き起こります。

最後の挨拶では、今年の思い出が語られます。「地方ツアーで、これまで行けなかったところに行けて楽しかった」とDK。SONGは、「ドームツアー追加公演の最後で、JAYさんが泣いているのが見えた」と指摘すると、JAYは「隠してたつもりだったけど、見えた…?」としきりに恥ずかしがります。そんなJAYから「思い出、ある?」と振られたCHANは、「あるよ、泣き虫(笑)」と小悪魔的な笑みを浮かべてからかっていました。そのCHANは、「今年はケガをしてしまい悔しかったので、’18年は何よりも元気に過ごしたい」と決意を語ります。

本編最後は、「BLING BLING」「RHYTHM TA REMIX(Rock Ver.)」「JUST ANOTHER BOY」の怒濤のダンスナンバーが続きます。会場の熱気が最高潮に達した時、クリスマスカラーの赤、緑、シルバーのテープが流線形を描いて舞う光景は、ファンひとりひとりの目に焼き付いたことでしょう。

iKON ライブ④

アンコールでは、なんとDKがサンタになって登場! SONGがケープをとってしまい、肩も露わに。クリスマスならではの演出で、ファンを喜ばせます。BOBBYが、JAYの女性キャラクター “ジニーちゃん” に会いたいとリクエストすると、「こんにチワワ♡」とジニーちゃんがキュートに登場! 最後は、B.Iの提案で、センターステージの真ん中で、手を繋いで輪になって挨拶。「僕たちのすべて、iKONIC。好きだよーーーー!」とJAYが絶叫してステージを後にしました。センターステージに、ムービングステージ、上下するタワーもあった豪華なステージ、クリスマスらしい演出、そして、全編を通じ、心の底からこの空間を楽しんでいるiKON&iKONICたちが一体となった、素晴らしいライブでした!

Information

オフィシャルサイト
http://ygex.jp/ikon/



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