【知りたくなかった怖い話】病床の祖母の傍らに…少女の驚愕体験! #21
【犬養ヒロの知りたくなかった怖い話】vol. 21
最期の時
恐怖度★☆☆
(P.N ザビの妻・女性)
私が小学4年生の時に、父方の祖母が体調を崩してしばらく一緒に暮らしていた時の話です。
おばあちゃん子だった私は、祖母と同じ部屋で寝起きしていました。 ある朝、早朝4時から5時頃に、すごい地震で目が覚めたました。地響きと共に、ドライアイスのように霧がモクモクと部屋中に立ち込めていて「火事?!」と、パニックになっていたら、目の前に突然! 祖母の母が現れたのです……!
私にとってはひいおばあちゃんとなりますが、現れた曽祖母は、祖母の枕もとに座って祖母をじぃーっと見つめていて、「亡くなっているはずのひいおばあちゃんがなぜいるの?!」とビックリしました。
曾祖母は、祖母の寝顔をひとしきり見つめた後、また霧と共に消えてしまいました…。
祖母はそれからすぐに容態が急変し、ひいおばあちゃんが現れて二週間後に亡くなりました。
私は亡くなる時はひとりだと思っていましたが、もしかすると‟一番想ってくれている人”が迎えに来てくれるのかな? と今は思っています。
「自分の時は誰が迎えに来てくれるんだろう…」そう思うと、少し楽しみでもあります。
知ってしまった犬養さんのつぶやき
地響きと霧と共に…!! ひいおばあちゃんの現れ方がカッコイイ~!! やっぱりお迎えってあるんだねー。ご先祖様たちは一族みんなで、「あの世から自分の子孫たちを見守って応援してくれてる」っていうもんねぇ~。
もしかしたら、ひいおばあちゃんはご先祖様みんなの代表で現れてくれたのかもしれないよねー。ご先祖様に見守られてるなら安心感があるけど、いったい何人ぐらいいるんだろうね…? もしトイレの中まで見守られてるんだったら、ちょっと嫌だな…。
霊はどこにでもいて、心の隙間に入り込みます。
みなさま、ご用心して下さいね―――
by犬養ヒロ
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