快適な寝室の作り方 エアコンをうまく使った熟睡方法
【小林麻利子の美人の作り方】vol. 123
梅雨前でもエアコンは必須
寝室の気温計が27度以上なら、時期を問わず必ずエアコンはつけましょう。熟睡に最適な気温は、26℃以下であることがさまざまな研究でわかっています。
エアコン漬けは推奨しない
夏本番前からエアコンをつけてよいのかどうか、心配な方もおられるでしょう。確かに、夜だけでなく日中もガンガンにエアコンをかけている方は、皮膚血管の筋肉の自律神経が乱れて収縮や拡張がうまく作用せず、適切に汗が出ず、熱がこもって不調になるケースが毎年あり、よくありません。
異常気象やマンションの方は必ずつけること
ですが、近年の異常気象や、特に都会ならではの気温の上昇など、昔にはなかった環境があることは事実。緩やかに気温変化があればよいのですが、1週間のうちに、真夏のような気温と3月上旬のような寒い気温を繰り返すなど、大きな温度差のあるこの環境に、うまく体がついていかないことも多いです。
また、マンションなどの機密性の高い室内、風通しの悪い家、幹線道路沿いなどで窓をあけられない家など、自宅の課題などにより、室内に熱気がこもり、寝室が27℃以上になるケースも多いでしょう。真夏と変わらない寝苦しい夜となるため、この状態では、うまく眠りにつくことができません。
温度計は必ず用意しよう
私たちは室内が現在何℃なのか、肌で敏感に察知することはできません。寝つくときは特に問題なくても、その後暑くて途中で起きてしまうこともあります。そのため、安い温度計でよいので必ず用意し、夜、寝室が27℃を超えていたらエアコンをつける習慣を持ちましょう。
また、温度設定を26℃にしていても、実際の部屋の気温が26℃になっていないこともあります。室内が冷えすぎて26℃未満になっていたり、逆に27℃以上になっていることもあります。そのため、エアコンを何度にセットすれば、温度計が26℃台になるのか、寝室の傾向を探ることも大切です。
湿度計もあったほうがいい
湿度が60%以上に高くなると、肌に汗がまとわりついて、体の内側の熱が逃げずこもってしまい、例え適温であったとしても睡眠中の中途覚醒が増えてしまうことがわかっています。
できれば、温度計と湿度計が一緒になっているものを用意し、湿度60%以上になっていれば、エアコンの除湿機能や除湿器を使って、湿度を下げてからお休みするようにしましょう。
お風呂に浸かって深部体温を上げることも大切
シャワーだけや、10分未満の湯舟では、表面血管が開いて、体の内側の深部体温が下がりやすくなりますが、40度15分ほど入ると、体の内側の深部体温が上がり、その反動で、さらに深部体温が下がって、眠りにつきやすくなることがわかっています。
暑くてお風呂には入りたくない……と思う気持ちはわかりますが、むしろ入ったほうが、体の熱が逃げて、涼しくなってうまく眠りにつくことができます。どうしても難しければ、ミント系やシトラス系の入浴剤を使うなど工夫して入ってみてください。
寒ければ、レッグウォーマー
エアコンを使うことで、寝つくときは涼しく快適になることと思います。ですが、深部体温が最も下がる4時頃、寒くて目覚めてしまうこともあります。そんな方は、足首を温めるレッグウォーマーがおすすめ。足首は筋肉や脂肪が少なく、またパジャマの裾がまくり上がって冷えやすい部位です。冬だけではなく、季節を問わずレッグウォーマーを使用することで、うまく温度調整ができ、エアコンによる冷えすぎを予防することができます。
ぜひみなさんも試してみてくださいね!
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