睡眠不足はプチ不調の原因…5つのタイプ別解消法でスッキリ!
【小林麻利子の美人の作り方】vol. 90
現代の女性はなにかとプチ不調を抱えがち。みなさんの不調を調査&悩み解消のワンポイントアドバイスしちゃいます。
女性のプチ不調 1.寝る前のイライラや憂鬱感
夜、彼や夫についカッとしてしまったといったことはありませんか? 脳のメカニズムを見ると、夜遅くになると理性的な脳機能が低下し、感情がむき出しに。そのため、夜更かしをしていたり、普段から睡眠不足が蓄積されている方は、負の感情になりやすくなります。
ワンポイントアドバイス
まずは睡眠不足を普段からため込まないということ。そのうえで、高ぶった神経を鎮めるケアを行う必要があります。どこでもできる簡単な方法は、深呼吸。イライラしているときは、血管が収縮し、酸素不足が考えられるので、ひと言いう前に、呼吸に集中して心を鎮める工夫をしてみましょう。
女性のプチ不調 2.寝具が合っていない
朝起きた時に首や肩が痛い方は、寝具が体にぴったりとフィットしていない可能性があります。敷布団が柔らかすぎて体圧分散ができていなかったり、枕がご自身の首の角度に合っていなかったりと、寝具の不具合がある方は多いようです。
ワンポイトアドバイス
ご自身の寝姿勢が「立った状態をそのまま横にした姿勢」かどうかを確認すること。その寝姿勢が理想の姿です。
寝た時に頭が不自然に上がっていたり、横寝をしたときに、首が右や左に屈曲しているのであれば、枕やマットが合っていない証拠。ご自身の寝姿勢を第三者に見てもらったり、写真を撮って確認してみましょう。
女性のプチ不調 3.途中で起きてしまう
加齢とともに増加する、中途覚醒。途中で起きてしまったあとすぐに寝付けるのであればまだいいのですが、起きてしまったあと、なかなか眠れないのは大問題。日中や寝る前の過ごし方に原因があります。
ワンポイントアドバイス
夕方に少し汗ばむほどの運動と就寝1時間前のお風呂で、体温を少し上げましょう。睡眠の持続時間を長くするには、体温の高低差をつくり、体温の下がりつつあるときに就寝することです。
女性のプチ不調 4.寝つきが悪い
ベッドに入ったのにあれこれ考えてしまって、眠れないという課題が第2位に。眠れない眠れない…と考えれば考えるほど、それがストレスになり、自律神経の交感神経が優位になって、さらに眠れなくなってしまいます。また、就寝直前のスマホは絶対にNG。
ワンポイントアドバイス
いかに、寝る前に副交感神経を優位にするかが大切です。精油のラベンダーには、副交感神経を高めて、体温や血圧を下げる作用があるのでお勧めです。ちなみに、ベッドに入ったら倒れるようにお休みしてしまうのは、普段から睡眠が足りていない証拠。普段から、必要量睡眠時間を確保することも大切です。
女性のプチ不調 5.寝起きが悪い
圧倒的に多かったのは寝起きの悪さ。寝起きが悪いのは当たり前だと考えている方も多数。でも考えてみてください。毎朝よい目覚めが得られたら、1日のスタートがどんなに素晴らしいものになるでしょうか?
ワンポイントアドバイス
寝覚めに適した脳波や体温のときにいかに目覚めるかということ。もしみなさんが、アラーム時計のスヌーズ機能を使っているのであれば、いますぐやめましょう!朝に何度も起きたり寝たりすることで、深夜に出現する深い眠りが朝に出現してしまい、余計に寝起きを悪くしてしまいます。
いかがでしたでしょうか? 当連載「美人のつくり方」の過去記事や、動画もご紹介している連載「美人のつくり方MOOVIE」で、睡眠課題の対策をご紹介しているので、ぜひみなさんの睡眠改善に役立ててくださいね!
Information
ナイトケアアドバイザー・小林麻利子さん
生活習慣改善サロンFlura主催。ナイトケアアドバイザー。睡眠改善インストラクター。最新研究を元に睡眠や入浴等の生活習慣指導を行う。予約1年待ちの人気。
著書『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』(ダイヤモンド社)
2018年6月7日発売。こちらから!
https://www.amazon.co.jp/dp/4478105081
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※2017年5月2日作成