新米ママを助ける育児Q&A「離乳食はいつから始めればいい?」

文・小阪有花 — 2018.2.9
初めてのママが直面する問題に、保育カウンセラー・こどもの心のスペシャリストの小阪由佳さんが答えます。保育園に関する質問、保育士の悩み、育児の悩み相談、働くママの心理など、プレママさんも知っておきたい内容が盛りだくさん!

【新米ママを助ける育児Q&A】vol. 5

食べてくれるかな? 赤ちゃんの離乳食について

毎日のお世話に加えて、もうひとつ大きなママの日課となるのが、離乳食作り。始める時期や注意点など、離乳食の疑問にお答えします!

Q. 離乳食はいつ頃から始めますか?

個人差があると思いますが、だいたい生後5〜6か月あたりです。

Q. そもそも、なぜ離乳食が必要なのですか?

離乳食にはさまざまな役割があります。成長のための栄養補給はもちろん、固形物を食べる練習、噛む力を育てる、食べ物の味や香りを経験し食べる楽しさを知る、など基本的なことや、自分の国の主食(日本ならお粥)をベースに調理を展開することで、その国の食文化を知ることができます。

Q. 離乳食を与えるうえで、与え方のポイントはありますか?

口の中にしっかり食べ物を入れるなど、基本的なことはいろいろありますが、忘れてはいけないのが、食事は楽しい、と感じてもらうこと。食事は、押し付けたりしてしまうと、食べること自体に関心を持たなくなってしまいます。これは後で苦労するので、食事は楽しいと感じてもらうことが大切です。

Q. あかちゃんはなぜ野菜が苦手なんですか?

あかちゃんは、渋み、苦味に慣れていません。ほうれん草や人参などを嫌がるのも、その食べ物自体を警戒しているから。お母さんがひと口食べてみせるなどして、警戒をとってあげるなど、試してみても良いかも。何にせよ、成長とともに味覚も変わりますので焦らないのが大切です。

Q. 食べ物によって口からべーっと吐き出してしまいます。やめさせる方法はありますか?

吐き出してしまうことをやめさせることはできないし、やめさせる必要もありません。赤ちゃんは、自分の体内に必要なものか、そうでないものかを感覚で判断しています。その感覚は無意識で行なっていることなので、吐き出すことも意識的にしているものではありません。よって、吐き出したことを注意しても、やめられないのです。

では、吐き出されたものは今後食べさせられないのか? となりそうですが、それも違います。あかちゃんは日々成長しているので、この前食べなかったものを突然食べだしたりと、変化は目まぐるしいものです。食べないからといってもう出さないのではなく、今日は食べられなかっただけとわりきって、また別日にだしてみる。その繰り返しです。

Q. 一般的な離乳食の量が完食できません。

一般的な離乳食の量は、平均の量でしかありません。子どもひとりひとりの顔が違い個性があるように、子どもの食べる量も個人差があります。食べる日もあれば食べない日もある。赤ちゃんにも、気分があるので、気にしすぎないようにしてください。体重も、成長曲線にのっていれば、心配はいりませんよ。

Information

小阪さん



こさか ゆか/保育園プロデューサー
ただいま長年の夢だった絵本作家になるため、クラウドファンディング(12月28日まで)に挑戦中です。テーマは「子どもの心に寄り添える絵本を作りたい」。ご支援よろしくお願いいたします。 https://faavo.jp/tokyo23/project/3316 リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。

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