パスポートも持ってるんです!…旅慣れた猫さまが大好きな場所とは

取材、文・Manabu Matsunaga — 2022.8.21
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第56回目はネモ(Nemo)さま。

6歳の旅慣れた男性猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.56
猫さまの話をもっと聞かせて!


フランス 猫 保護猫

僕は保護猫サイトで飼い主に見つけてもらいました。
飼い主は引っ越しが多く、新型コロナウイルスが流行する前は、ほぼ半年単位で転居をしてきました。まず、フランスのパリからスウェーデンのストックホルムへ。僕のパスポートも作り、飛行機にも乗りました。半年間の滞在後、飼い主はストックホルムで中古ワゴンを購入し、荷物を詰めて南仏までゆっくりと10日間程かけて車で戻ってきました。
フランス 猫 保護猫

南仏でも1年間で2回引っ越ししたのち、2019年11月にパリに戻ってきました。その時も3、4泊しながらゆっくり北上する旅でした。ドライブが好きなので楽しい思い出になりました。
パリに戻ってきてからも今のアパルトマンに至るまで2回引っ越ししているので、たくさんのアパルトマンを見てきました。


フランス 猫 保護猫

今の住まいはとても気に入っています。パリ10区の賑やかな繁華街に住んでいますが、中庭側なので静かですよ。
家の中ではロッキングチェアや、朝日が差し込むダイニングテーブルの上に陣取っています。でも、僕は根っからの旅好きなので、キャリーバッグが開いたらすぐそこに飛び込んでしまいます。
フランス 猫 保護猫

――飼い主は保護猫サイトでネモさまを見つけて連絡を取っていました。保護猫協会の人が一度審査のためにアパルトマンを訪問して、家の広さや飼い主たちの人柄をチェックしていったそうです。その約1週間後に連絡があり、引き取ることが決まりました。
そのとき生後7~8か月くらいで、ある程度大きくなってしまいました。
2年間は新型コロナウイルスの流行で、大好きな旅にも行けなかったのですが、ネモさまと一緒の時間が多く、ネモさまの存在に感謝していると言っていました。
次はネモさま一家はどこに行くのでしょうか?
フランス 猫 保護猫

取材、文・Manabu Matsunaga