モフモフすぎるお腹を…「サイベリアンの仲良し姉妹猫さま」が最も嬉しいこと

取材、文・Manabu Matsunaga — 2022.4.26
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第24回目はサイベリアンのペリー(Perlie)さまとポペット(Popette)さま。

お母さんが違う姉妹猫さまが登場!

【フレンチ猫さま】vol.24

猫さまの話をもっと聞かせて! 腹違いの猫さま。


猫 フランス

アルプス山脈の麓、グルノーブルで生活中の女性猫さま、ペリー(黒っぽい方)さまと2週間早く生まれたポペット(白っぽい方)さまは、南仏アヴィニヨンのブリーダーのところからやってきました。


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私たちはグルノーブル市内のアパートに住んでいます。私たちはお母さんが違う姉妹です。飼い主がやってきた時はポペットが最初に出迎えました。後ろに隠れていたペリーがその後をついてきました。飼い主が選ぶというより私たちが飼い主を選んだのです。

飼い主は最初の猫を失った後、仲良く一緒に遊ぶことができるようにふたり一緒に引き取りたいと申し出て、私たち姉妹が一緒に生活できることになりました。


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ふたりの日課は、朝バルコニーに出て、近所の人や周辺を観察すること。ペリーはみんなの話をチェックしています。この地区を通過する人々には注意が必要です。「ペリーがあなたを見張っていますよ!」

お昼には魚の切り身のランチ、午後にはシエスタが続きます。時には森の中を散歩して、猫さまワンダフルライフを送っています!


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私たちは食べものの好みにも共通点があって、魚が好きで特にサーモンが大好き。特別な日には白身魚にキウイの付け合わせをいただきます。


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お腹を撫でられるのが大好きで、私たちにとっては最も嬉しいことです。でも実際には私たちは猫ではなく猫犬と呼ばれたりします。ポペットは首の下をなでられるのが大好き。首周りがたまらないようです。ぺリーは花が大好きです。ヒョウの棒や段ボール箱はふたりの大好きなオモチャです。


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ポペットは穏やかな性質です。ちょっと冷血だけど、どんな状況にあっても、ストレスを感じません。ポペットは恐ろしい猫に受け入れられたり、猫の友達をすぐに作ったりすることができます。そして悲しんでいたり病気の人々を見つけると、迅速に対応します。丸いメガネとそばかすのある小さな女の子のようで、とても素敵で、いつも元気に振るまいたいと思っています。家では良い生徒のようですが、スポーツやセンセーショナルな活動は好きではありません。


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ペリーは冒険的で、活気があり、とても遊び心があります。甘えん坊で飼い主の粘着剤とも呼ばれています。そしておさげ髪が似合う少女のようです。飛び回ってじっとしていることができまず、散歩も大好き。人も好きですが、時々気まぐれです。穏やかな時間だけでなく、狂気の瞬間も好きです。


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時々飼い主は、私たちが何をしているのか不思議に思っているようです。私たちは飼い主のおうちにいるとはいえ、このアパルトマンは私たちのアジトだと思っています!


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ーー猫さまと過ごす日常生活は、「一日も同じ日はないです!」と飼い主は言います。自宅でテレワークなのでいつも一緒にいて、2名の猫さまとの時間を共有しています。悲しいことがあった時には飼い主を慰め、人生、恐れ、議論、また喜びの時間も共有しているのです。

最初の猫を失った後、はじめは保護猫を探していたらしいですが、そこでは望んでいたような猫さまに出会いませんでした。そこで、代わりに長い間検索した後、サイベリアン種に出くわしました。ロシアから直送された先祖の品種です。ブリーダーに会い、そこでたっぷり話し合いをして、ペリーとポペットの母親に会ったそうです。彼女ら姉妹が飼い主を選んだと聞いて、離れたくない姉妹愛が今の飼い主を選んだのかもしれないと感じました。

取材、文・Manabu Matsunaga