自分だけの猫さまがほしい…元猫シッターの寂しさを救った「運命的な出会い」

取材、文・Manabu Matsunaga — 2022.4.16
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第22回目はブチ猫ポッター(Potter)さま。

3歳のやんちゃ猫さまが登場!

【フレンチ猫さま】vol.22

猫さまの話をもっと聞かせて! 好奇心旺盛な猫さま。


猫 フランス

スイスの国境近くのジュラ地方で生活しているポッターさまはこの夏で3歳になる男性猫さま。彼の楽しみを聞きました。

朝が弱い飼い主を起こすことから僕の1日が始まります。毎朝喉が渇いていて、まずはきれいな水を飲みたいのです。それから朝食を少しいただきます。その後飼い主と一緒にトイレに行きます。その後は窓から外で何が起こっているかを観察して、小さなハエを捕まえたりします。天気の良い日は窓から差し込む太陽を浴びながらソファでくつろぎます。時には食器棚の上で寝るのが居心地が良く気持ちがいいです。


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食事はいつもはカリカリですが特別の日(僕にはそんな日の意識はないのですが)や誕生日には特別のパテをいただきます。クリスマスにはフェリックスサーモン風味のおやつを食べました。美味しかったな〜。


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僕の好きな場所はソファやキャットツリー、そして飼い主のパジャマボックスの中で埋もれるのがお気に入りです。たくさんのおもちゃを買ってもらいましたが、好きなものは何よりもヘアゴムと丸めた紙のボールです。ヘアゴムで遊んでいる時は犬のようだとも言われています。飼い主は僕のことを好奇心旺盛な猫で、遊ぶのが大好きで、僕に会いに来るすべての人みんなに社交的に振る舞うと言っています。


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僕はとてもおしゃべりで人と会話をすることもできます。チャームポイントは目と口元の小さな斑点、そして毛がとても柔らかいところ。飼い主と似てるところは両方ともとても社交的、新しい人との出会いが大好きなところです。


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忘れもしない僕たちの最初の夜は、永遠に心に刻み込まれると思います。僕はとても小さかったのですが、抱っこされた時すでにこの人と一緒に人生を過ごそうと決めたのでした。


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ーー飼い主は以前1年間猫シッターをしていたことがありました。役目が終わったので自分だけの子猫さまが欲しいと思っていたところ、彼女の同僚からちょうど家族の猫さまが子猫さまを産んだという情報を得て、ポッターは生後8週目のときにやってきました。とても素敵な家で母猫さまと一緒に過ごしていたそうです。過去に猫さまの世話をしたことがあっても、ずうっと猫さまは自分の家族ではないと寂しく思っていました。今では特に朝起きたときや、就寝時に寄り添って優しく抱擁するとき、幸せでいい時間を共有できているそうです。

取材、文・Manabu Matsunaga