猫さまとスポーツウーマンの2人暮らし「唯一の問題点」はまさかの…!

取材、文・Manabu Matsunaga — 2022.4.10
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第21回目は小さなアビシニアンのシリリン(Sirilin)さま。

おてんばな女の子の猫さまが登場!

【フレンチ猫さま】vol.21

猫さまの話をもっと聞かせて! 運動神経抜群、ちょっと寒がりで太陽が大好きな猫さま。

シリリンは生後7か月の女の子、飼い主はクロスフィットに明け暮れるスポーツウーマン。フランスの都市リヨンでの生活を聞きました。


猫 フランス

私は1階に大きなテラスがある50m²の1ベッドルームアパルトマンで、飼い主の女性と2人暮らしをしています。


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アビシニアン専用サイトで私を見つけて、リヨンから南に200km下ったウルンラエという村まで来たそうです。そこにアビシニアン専用のブリーダーがいて、飼い主は私の元気なお父さんとお母さんに会って、彼らの子なら大丈夫と私を選んだそうです。


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日課は、まず午前7時30分に飼い主を起こして朝食をいただきます。それからトイレに行きます。

午前8時には飼い主と一緒にヨガタイムです。彼女はスポーツウーマンで、自分のInstagramはアウトドアやリフティングをはじめとしたクロスフィットの投稿ばかりです。私も筋力はある方ですけど、彼女の腹筋は割れています!

その後、午前中は遊んでひと眠りをして、昼の12時ころ、天気の良い日は1時間位のお出かけをします。寒さには強くないので太陽が出ている時だけです。冬は暖房のラジエーターの上にいることも多いです。


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午後は遊んでまた昼寝。飼い主がいる時は夕方からかくれんぼ、釣り竿、ネズミのおもちゃで思いっきり遊びます。夜は飼い主の羽毛布団の中で抱かれて眠ります。これがまた暖かくて幸せな時間です。


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料理しているのを見るのも大好き、いい匂いがしてくるとたまりません。飼い主は、私のことは超社交的で可愛いしとてもスポーティで気に入ってると言っています。

私にはたくさんの運動が必要で、常にエネルギッシュでそれに費やす時間が多いと、飼い主は嘆いてる時もあります。逆に飼い主のトレーニングが面白くて構ってあげているだけなんです。彼女は私の目の色とお腹の色だけが明るいところがチャームポイントだと言っています。


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問題は、私の名前を短くSiriと呼ぶと電話が反応してしまうことです(笑)。飼い主と私たちってけっこう似た部分があり気が合うので、毎日いい時間を過ごしています。

ーー飼い主は子どもの頃から猫さまを飼っていました。自立して安定した状況になって、猫さまが飼えるようになるのを待っていたそうです。シリリンはきょうだいが多く、人や犬と戯れ交流することができる素晴らしい環境にいたことが決め手になったといいます。血統書付きの猫さまを買うときにも、環境や設備が重要なポイントになると言っていました。

シリリンのInstagramアカウント
@sirilin_the_abyssinian

取材、文・Manabu Matsunaga