絶対にしてくれません…飼い主とラブラブの猫さまが「唯一許さないこと」

取材・文 Manabu Matsunaga — 2022.3.6
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第10回目は南フランスの高台に住むメインクーンのスパイク(SPIKE)さま。

逞しい見た目&温厚な性格、ギャップ猫さまが登場!

【フレンチ猫さま】vol. 10

猫の話をもっと聞かせて! 美しい風景を見ながら過ごす猫さま。


フランス パリ 猫 保護猫

生後9か月のメインクーンの男の子、スパイクは既に体重は8kgもあります。南フランスの高台の大きな一軒家からの風景は絶景です。


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メインクーンの純血種の猫を探していた今の飼い主は、人からの紹介でスパイクに出会いました。飼い主はテレワークが多いので、家で仕事をしているときスパイクといっしょにいます。小さい頃は庭に散歩させましたが、心配でいつもそばにいました。スパイクは庭のテラスから見渡せる風景がお気に入りで、いつも遠くを見ています。そんな時は休憩時間にして、飲み物片手にスパイクの写真を撮るのが日課になりました。


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食事は好き嫌いがあって難しい猫です。好きなのは魚全般、特にマグロが好きです。
肉は苦手なようです。ヨーグルトの蓋をなめるのが好きです! 猫の草も大好きです。水は流れる水しか飲みません。小さい頃はよく遊んで水をはねさせていました。


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性格は温厚で、愛らしい猫で風貌もとても素敵です。決して引っ掻いたりはしません。そしてスパイクは私の後をどこでもついてきます。彼は撫でられるのは大好きですが、抱かれるのは好きではありません。そもそも8kgもあるので抱っこは無理そうですが…。


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話しかけると私を見てニャーと答えてくれます。とてもかわいいです。スパイクは私を理解しているような気がします。小さなオオヤマネコのように見えて、スパイクは家族の一員として家族全員に愛されています。

私とは性格が似ています。独立していて、ひとりの時間を過ごすのが好きです。人生で初めて猫を飼いましたが、今では彼の存在は不可欠なものになりました。仕事から戻ると私に挨拶しに来て、家で仕事をしているときは私と付き合い、夜は私の隣で眠ります。スパイクなしでは私の人生を想像することはできません! 喉のゴロゴロが私を落ち着かせる薬です!


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ーー南フランスの高台にある大きな一軒家から毎日風景を見ているスパイクはまさしくオオヤマネコのように逞しさを備えていました。でもけっこうな甘えん坊のようで、そのギャップがたまらないですね。今日も晴れわったった南フランスの田舎風景を見ながら家族団らんを楽しんでいることでしょう。