「ときめかない彼氏との結婚はアリ…?」27歳女性が「幸せな未来を掴むためにすべきこと」
お悩み:「ときめかない彼と、結婚してもいいですか?」
【クラブ佑雪】vol. 352
彼と本当に結婚してもいいのか、迷っています。彼とは3年ほど前に趣味のキャンプを通じて知り合い、1年ほどの友だち期間を経て、彼からの熱心な口説きにほだされて交際に至り、そろそろ結婚、という話になっています。人柄も肩書きもよく、共通の知人も多く安心できます。ただ、彼には1度もときめいたことがないというか、学生時代に形だけ付き合った彼にもときめいたことがないため、このまま結婚すると一生、ときめかないまま終わってしまいそうです。
そういう人生があるのも知っていますが、それが自分のこととなるともったいないような気がします。だからといって、今の彼を手放すと、いい時期に結婚できないのではないかという恐れもあります。私はどうしたらよいでしょうか?(さわむぅ 27歳未婚 流通系)
「ヒットの可能性を見逃すバッターはいません」
迷うくらいなら、ひとまず結婚してみたら? というのが、わたくしの意見です。その昔、わたくしが銀座のクラブでまだ、アルバイトのヘルプホステスだった頃の話。「結婚しようか迷ってる」って言い出すホステスがいるとするじゃないですか。すると、そのホステスがどんな年齢や立場であっても、必ず、その場にいる大人たち、つまり、ママや店の社長、お客さまたちは口を揃えて、「絶対に結婚した方がいい!!!」って心の底から、本気で背中を押すんですよ。女性はヘルプだろうが、おねえさんだろうが、ホステス。で、そのお相手はエリートサラリーマンだったり、お金がなさそうな幼馴染だったりもする。でも、必ず大人は「絶対に結婚した方がいい!!!」。あるとき、わたくしが仲よくしていた当時、21歳のヘルプホステスが65歳のお客さまにプロポーズされたって悩んでいたときも、銀座の大人たちの考えは変わりませんでした。
主な理由は「結婚という法に守られた妻の立場は強い!」から。まあ、水商売の世界は環境的に愛人も多く、お相手の生前時には贅沢をさせてもらっていても、亡くなるとなんの保証もなく苦労する例をたくさん知っているっていうこともあるのでしょう。それ以外にも世の中の辛酸を見聞きしている彼らなりの、深い考えがあってのことだと思うんです。若かったわたくしは「えー! そんなのありえない!」って、彼女を必死で止めましたし、結局は彼と彼女がモメて、自然に結婚の話なんて流れてしまったんですけどね。
で、大人になった今は銀座の大人たち同様、そういう話があるなら、結婚したら? って思います。確かにときめく人と結婚できたら、それは素敵でしょうけれど、別にときめかなくても結婚して幸せになる可能性はあるし、むしろ、最初はときめいてても、結婚してからそういうの一切なくなる夫婦ばっかりだし、それでもそれなりに幸せにやってるよ? っていう現実があるから。もちろん、経済的に苦労しそうだったり、暴力振るうとか犯罪めいた人とっていうのは反対しますよ。でも、いい人でちゃんとした社会人から望まれているのなら、別によくない? って。
多くの方を鑑定して感じることですが、諦めなければ、いえ、諦めなくても結婚でも恋でも仕事でも、何歳になってもご縁ってあるんです。でもね、やっぱり若いとチャンスは多い。まあ、失敗も多いんですけどね。でも、失敗だってチャンスがあるから起こりうるわけで。
で、チャンスが来たら、ひとまず掴んどいた方がいい。
バッターボックスに立って、「この球を打てば、二塁打になるかもしれないけど、ホームランにはならないだろうから」って見送るバッターはいないと思うんです。ストライクゾーンの球が来たら、まずは打ちにいくでしょう。今、ご相談者さまはこの状態。
おそらく、ご相談者さまは恵まれた人生を送ってこられたはず。ちゃんと仕事があって、友だちがいて、キャンプに行く余裕がある。結婚しようって言ってくれる彼氏もいる。素晴らしいです。彼と結婚すれば、ときめきはないかもしれませんが、今の素晴らしい生活が続く可能性は高い。ヒットが出れば御の字というつもりで、決めちゃってもいいのでは?
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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。
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