結局、離婚します…! 絶対に結婚してはいけない「男性の特徴」 #263

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2022.10.10
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、離婚後出会いを求めるもフラれてばかりの41歳バツイチ女性。いまだに男尊女卑傾向の男性が多いと嘆く彼女に、佑雪さんのアドバイスは?

お悩み:「なぜ男性は、自分の言いなりにさせようとするんですか?」

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【クラブ佑雪】vol. 263


男性から告白されて付き合うのですが、いつも振られてばかりです。離婚して7年経ちますが、彼氏が欲しくても自分の言いなりにさせようとする人ばかりで嫌になります。どうしたら誠実で素敵な男性に出会えますか?

(ゆう 41歳バツイチ 会社員)

「日本の恋愛における男尊女卑問題」

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これね〜、あるあるですよね〜。で、ジェネレーション的な問題でもあるような気がしてならないんですよね。ご相談者さま、41歳じゃないですか。お相手が、そこと同い年から年上になると男尊女卑傾向が強くなる気がするんですよね、日本では。で、そのあたりを境目にその傾向が弱くなっていくような。

フランスの学者、エマニュエル・トッドさんていらっしゃるじゃないですか。歴史人口学や家族人類学って、人口の流れや世界各国の家族の形態から、その国の在り方とか今後を予想されたりしてるんですが。日本みたいに年下が年上を敬うのが正しいという儒教思想の国だと、年上の顔色を窺うあまり、イノベーションが起こりにくい。

だから、経済的に衰退していくって、昔おっしゃってたことがそのまんま当たってたりするんですが、儒教思想の国って、男尊女卑傾向も強いんですよね。しかも、男性本人は自分が男尊女卑的な価値観をもっている自覚はなかったりするわけですよ。だから、本人には恋人や妻を「自分の言いなりにさせようと」っていう意識はないってこと、多いと思うんです。

でも、“跡継ぎ”が重要視される家業があるおうちだったり、男尊女卑が強い地域だと男性、それも長男がすごく大事に育てられて、本人も気づかないうちに「女性は自分に従って当然」ってなってる方もたくさんいるんですよね。そういう現実があるわけです。

一方、今の女性は男女平等が当たり前なんだっていう教育を受けている、というかそういう理想を掲げる世の中にいますから、言うことを聞かそうとする男性に出くわすと「なんで?」ってなりますよね。それは当然ですよ。

そういう男女間の感覚の差が、まだまだ解消されていないんですよね。昔の“モテ・テク”では男性が女性にモテるためには、自己主張を控えて、お相手を立てて、っていう戦前感覚の男女観を前提にしたものが多くありました。で、それを今、提案するのはNGなんですが、残念なことに、現実においては今も多くの場面で有効です。でも、違和感ありますよね? モテて、愛されたければ、男尊女卑の価値観を受け入れなければいけないのか? 男女平等を掲げると、パートナーには一生恵まれないのか?

でも、ちゃんと平等、対等に向き合ってくれる男性はたくさんいらっしゃいますし、今の日本では徐々に増えているように感じます。年代的に比較的若い方に多いと思いますので、年下の男性に目を向けるとか、あとは男女平等精神をもつ方を見つけて、ご自身からアプローチをされてはいかがでしょう? これまではお相手から告白されて、ということですが、これからはご自身で恋の主導権をもってリードしていけば、これまでより振り回されることも減るのではないでしょうか。ご相談者さまのこれからの恋、応援してます!


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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。


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