やっぱりソレね!…彼が「なかなか告白してこない」理由 男の本音 #167

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2020.11.23
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、気になる彼とデートを繰り返して1年、いつまで経っても恋仲に進展できない32歳女性。フラれるのが怖いと自分からの告白を躊躇する彼女に、佑雪さんが最善策を伝授します!

【クラブ佑雪】vol. 167

「気になる彼に、告白しても大丈夫?」

告白 彼の気持ち

知り合って1年経つ男性がいるのですが、恋愛経験が少ない私は、どうしたら付き合えるのか悩んでいます。初めの頃はごはんに行ったり、遊びに行ったりしていたのですが、最近はコロナの影響もあり会えていません。LINEでのくだらないやりとりなどはたまにしています。相談とか乗ってくれるので、その頃から好きになっていきました。女性から告白するのはどうなんでしょうか? 振られたときのことを考えると、なかなか言い出せずにいます。アドバイスよろしくお願いします。

(志穂 32歳未婚 職業はヒミツ)

「お相手の負担、考えたことある?

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年齢は関係ない場合もありますが、関係があることもすごくあります。たとえば、今回のご相談者さま、32歳じゃないですか。これでお相手の男性が既婚者で不倫目的であれば、年齢なんて関係ないんですよ。でも、お相手男性が独身だった場合、やっぱり32歳っていう年齢がいろいろな意味で気になるもんなんですよ。

これが23歳なら全然、話は変わってきます。“猶予期間”があるから。なんの猶予って、あなた、入籍までのリミットタイムですがな。ご相談者さまは「結婚」のことなんて、これっぽっちも書いていらっしゃいませんし、結婚願望があるかないかもわかりませんけど、お相手男性は絶対に意識してると思いますよ!!

どういうことかと申しますと、いい大人の男女が2人でごはん行ったり遊びに行ったりって、つまりデートしてるわけでしょ? 建前としては“お友だち”かもしれませんが、絶対に「恋人になるかも」という期待感というか、可能性というか、そういうモヤモヤしたものが潜んでいるわけですよ。で、お互いに測り合ってるわけです。向こうはどうかな〜、どうかな〜って。で、結論が出ないままコロナで距離ができたと。

そりゃ、彼は考えてますよ。32ってことは付き合ったとしたら1年くらいで結婚するかどうか決めないといけないな、とか。彼女もきっと結婚したがってるだろうな、とか。そこから派生して、収入のこととか、食べ物の好みとかライフスタイル合うのかなとか。23歳の女性となら数年は恋人として楽しんでから、って余裕カマしていられるところを、お相手が32歳だと一気に締め切りに追われるように、いろんなことを考えないといけなくなってしまう。

そうなると「好きです」とか「付き合ってください」みたいな言葉の重みが変わってくるわけですよ。イコール、来年結婚してください、みたいな雰囲気出ちゃうから。それって家買ってローン組んで、子どもの学費積み立てて、お互いの親の面倒見て、そのうち自分たちの老後のこともあって、お墓も買おうか、最近は樹木葬らしいよみたいな、トータル2人分以上の生涯生活費を計算したらいくらよ? って分だけの責任をもって、放つ言葉になっちゃうわけだから。

それを彼から言ってくるって、よっぽどだよね? 覚悟と自信がないと言えない。だからね、彼のこと好きなら、自分から告白したほうがいい! 彼から何も言われずにフェイドアウトするくらいだったら、伝えて振られたほうが、断然、生産的! 少なくとも男に告白する&振られるっていう経験値が得られて、今後の人生に役立つから。もうね、振られるの怖いとか、そういうのバカバカしいから。待ってる間に歳とる分だけ、お相手にとってのハードル上がるだけだから。

いきなり告白するのがアレだったら、「〇〇くんに伝えたいことがあるから、時間つくってほしいな」ってLINEだけでも送ってみたらいいんじゃない? もし、NGだったら、勘づいた男のほうで「ごめん、ちょっと忙しい」みたいな感じで、グッと手前で断ってくれるから。そこまでダメージ喰らいません。そんなわけで、頑張って!

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銀座『クラブ佑雪』

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。WEBサイト『TABI LABO』で「「今、ツラい」が自由になる! 12星座占い」連載中。


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