勘違いしてた!…男が「結婚したい」と思う女性の特徴 #135

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2020.4.20
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、彼からプロポーズされたバツイチ子持ちの28歳。自分に自信がなく先に進んでいいのか悩む彼女に、佑雪さんが、男性が思う「結婚したい女性像」を伝授します!

【クラブ佑雪】vol. 135

「プロポーズされたけど、彼が素敵すぎて疑心暗鬼に」

ママ、初めまして。いつもこちらの記事を楽しみに&教科書として学ばせていただいております! モラハラの元夫と決別し、バツイチ子持ちとなり、人生最高! 超楽しい! と子どもと2人で楽しい日々を過ごしている最中、昨年末に交際半年でお付き合いしている彼(27歳)からプロポーズされ、家族になれることとなりました。
ですが、彼が素敵な人すぎて「何の取柄もない私で本当にいいのか?」や、周囲から「決めるのが早すぎないか?」と心配されるため、いまさらながら勝手に不安になっています。
彼からはいろいろなことを考えたうえで、君がいいんだよ、と言われますが「それは今、気持ちが最高に盛り上がってるからなのでは?」と疑心暗鬼になってしまい、かわいいリアクションもできません。 どうすればこの不安は解消できるでしょうか。

(さゆり 28歳 バツイチ子持ちの会社員)

男が結婚を決断する、女の魅力に自信をもって!

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まあ、素敵! 被プロポーズおめでとうございます! てか、1回結婚した方って、結婚の仕方というかプロポーズをしてもらうコツがわかってるんでしょうね。またしても世の法則に出くわしたという思いで、わたくし胸がいっぱいになっております。

彼、ご相談者さまといると楽なんだと思いますよ。安心できるし、落ち着くんでしょう。「何の取柄もない私で本当にいいのか?」っていう謙虚さも、彼には愛おしくてたまらないポイントなはずです。きっと彼はこういう気持ちなんじゃないかな。「シングルママで大変なはずなのに、こんなに明るく健気に頑張ってる! 僕が守ってあげなきゃ!」って。

結婚に対する理想や憧れ、妄想、それから、したい理由など、人それぞれあると思うのですが、男性が結婚に向かうモチベーションとして「僕が守ってあげないといけない」っていうのは、強いです! そして世の女どもは、この「僕が守ってあげないといけない」という概念を「あーそうなんだ」とそのままの文字通りに受け取ってはイケません!

わたくしも昔は勘違いしてましたよ。男性からそう思ってもらえるタイプって、控えめでおとなしくて、女の子らしくて、3歩下がってついて行くみたいなはかない感じなんだろうなって。

ところがどっこい! 実際はどうですか。わたくしの周りで「守ってあげたい」って言って結婚した男が選んだ妻たちのたくましいこと! 生活力のあること! そりゃすごいもんですよ。家を守り、彼を守り、子どもを守り、自分を守り。しっかりしてますよ!

つまり、ですよ。「僕が守ってあげないといけない」って、正しくは「彼女なら僕を守ってくれそう」なんです。男性の本音が、なぜか真逆の意味の言葉に変換されて世に伝わっているんです。ママがいないと何もできない5歳の男の子が「僕がママを守る!」とか言うじゃないですか。あの構造と同じ。少なくともわたくしの目から見ると何人もと付き合ったりした結果、最終的に男が選ぶ結婚相手は長期にわたって家を守ってくれそうで、子どもをしっかり育ててくれそうで、自分のこともサポートしてくれそうな力強い女性なんです。だって、男って弱いし、不安だから。

で、ご相談者さまって、バツはついてるかもしれないけれど、すでに子育ての実績もあるし、彼からすると頼もしいわけですよ。単に女としてだけじゃなく、人間としての敬意もあってのプロポーズであるはず。だからね、彼の思いに関しては自信をもってもいいと思いますよ。「結婚して合わなかったら」は、いかなる結婚も入籍するまでは本当のところは誰にもわかりませんから、ご自身の覚悟次第ということで。ご多幸、お祈り申し上げます!

※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!
銀座『クラブ佑雪』

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。WEBサイト『TABI LABO』で「「今、ツラい」が自由になる! 12星座占い」、『食ベログマガジン』で『出世ごはん』の連載中。


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