【Q&A】26歳処女を捧げた男は、20歳年上で女性関係が激し過ぎました #105

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2019.9.16
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、ダメ男にハマり、破局したアラサー女子。未練タラタラの彼女に、佑雪さんが「新たに恋するための注意点」を教えてくれます!

【クラブ佑雪】vol. 105

「26歳処女を捧げた男は、20歳年上で女性関係が激し過ぎました」

佑雪ママさま、いつも楽しく拝読させていただき、そして勉強させていただいております。 この度ご相談させていただきたいのは、元カレのことです。

元カレは芸術家でバツイチ。私と別れる直前まで違う女性と同居されていました。付き合うきっかけは、友人からの紹介で、彼からの強引なアプローチにより何が何だかわからないまま付き合うようになりました。年齢も20歳ほど離れており、なおかつ同居中の女性もいて、浮気がきっかけで離婚されたということもあり、学識が豊かで魅力的な男性ではありましたが、恋愛対象ではありませんでした。また、そんな男性がまさか自分に興味をもつとは思ってもみませんでした。

しかし、いざアプローチされると嬉しく、また当時26歳・処女で、片思いにも疲れて、誰かとお付き合いをするという経験をしたかったのも決め手となりました。そして「同居彼女とはもう恋人ではない。引っ越しするきっかけがないために今も同居をしているだけ」との言葉があり、元カレのご両親やご友人に私を紹介してもくれました。しかし、元カレは同居人との関係を金銭を理由に解消することはなく、しかも同居人に自身の仕事を手伝わせ、彼が発表する作品の中にも協力者として彼女の名前が入っていました。

その後、私が地方に引っ越しして、遠距離でお付き合いを続けていました。ふとしたことで彼の心が離れていることが感じられたことや、浮気をしているなどあらぬ妄想が沸き立ってしまい彼と喧嘩してしまったことで苦しくなり、また、彼が病気になったことを教えてくれなかったことなど信用ができなくなってしまい、「もう限界だ」と伝え、話し合いの末、別れてしまいました。

それから1か月経った今日、彼が妻と呼ぶ方がほかにもいると共通の知人より聞きました。どうやら私と付き合っている頃から新しい彼女との関係は始まっていたようです。その話を聞いて、ショックよりも感心してしまいました。男性を知るよい機会になったと思えばよいのですが、まだ納得しきれていないところもあります。我ながら女々しいのですが、付き合っているときはそんな人とはわかっていつつも、会って話しているときは本当に心が安らぎ、愛しく思え、この人と添い遂げようと思えるほど素晴らしい人でした。 終わったことをズルズルと考えたくはないのですが、どう心に折り合いをつけていいかわかりません。仕事や他のことを頑張ろうと思いつつも、その合間にふと彼のことを思い出して悲しくなることがたまらなく怖いのです。こんな私に喝を入れてください。お願いします。

(やよい 30歳未婚 公務員)

次に素敵な恋をするために、気をつけてほしいこと

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ダメ男とのハードなお付き合い、お疲れさまです。ダメ男はダメ男なくせにモテるもんだから、非常に厄介。やれやれ…。

ただ、ご相談者さまとしては20代というかけがえのない時期に、貴重な経験をされたことと存じます。辛いこと、嫌なこと、信じられないこと、たくさんあったようですが、「生きてる!」って感じじゃないですか! それこそ恋の醍醐味だと思うんですよね。ファースト彼氏(処女を捧げたという意味で)としちゃあ、かなりハードですが、好きかどうかもよくわからないで付き合ってるとかより、よっぽど素敵じゃないですか?

世の中、好きでもない者同士で一応の彼氏彼女契約してらっしゃる方が山ほどいますから。内容がギュウギュウに詰まって濃かったぶん、思い出がたくさんあるわけで、だから思い出すこともいっぱいあって、いまだに思い返しては心が揺れるんでしょうけど。

今、元カレロスで辛いのはいいんですよ。今後心配なのは、初めての刺激が強すぎたせいで、今後、薄味だと物足りなくなってしまうこと。どんなにいい方が目の前に現れても、なんか違う、なんか違うってなって、さまよえる恋愛放浪者化しそうなことこそ、怖いですよね~。

いいですか? ご相談者さまが体験されたことはこういうことなんです。これが東京名物だよって、普通は江戸前寿司とか天ぷらとかが出てくるのに、いきなり、くさやを食べさせられたようなもんなんです。確かにくさやはおいしいですけど、東京名物ってあんなに臭くてクセが強いものばっかりじゃないでしょ? 男も一緒。クセがなくてソフトないい方の方がいっぱいいますから。そこをご理解いただきたい。

もうひとつご注意いただきたいのは、男は彼みたいなめちゃくちゃなヤツばっかりじゃないよってこと。自分ひとすじに愛してくれる誠実な男は必ずいるんだってことを信じてほしい。わたくしのところにご相談に来られるお嬢さん方で、彼氏ができない、好きな人ができないと言って来られる方って、口では男ほしいとか言うのに、みなさん深層心理では男嫌いなんです。

前の恋愛で嫌な思いをして、男を嫌いになってるんです。だから彼氏ができないし、結婚にもつながらない。だからね、今後、いい恋をしたかったら、この件で男嫌いになったりせずに、男というものを信じて、怖がらずにまた男を好きになってほしいんですね。それが未来の幸せにつながりますから。ご相談者さまならきっとできます! いい恋してくださいね!

※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!
銀座『クラブ佑雪』

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。WEBサイト『TABI LABO』で「「今、ツラい」が自由になる! 12星座占い」、『食ベログマガジン』で『出世ごはん』の連載中。


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