淫らすぎ…男が萎える「セフレに降格しかねない」彼女のNG行為 #75

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2019.2.11
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、あまりにも彼が好きすぎて、生理中にエッチできないことを申し訳なく思う31歳女子。せめて手や口で満足させたいと願う彼女に、男を知り尽くす佑雪さんが男性心理を解説してくれます!

【クラブ佑雪】vol. 75

「生理中に、手と口で彼を気持ちよくしたいのですが…」

死ぬほど大好きな彼がいます。体の相性もバッチリで、毎日でもしたいくらいです。だから、生理中がホント嫌。自分の性欲を発散できないだけでなく、それ以上に彼を喜ばせてあげられないのが残念です。私の手や口で彼を気持ちよくさせてあげたい。何百人もの男を知っているであろう佑雪さんでしたら、最高のテクニックをご存知のはず。どうか教えてください。

(sweet 31歳 自由業)

生理中だからこそ、刺激して欲しい男のツボがあるんです

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「何百人もの」って、すごいですね。わたくし耳年増なだけで、清純派ですから……。とまあ、そんなことはどうでもよくてですね。生理中に挿入の代わりに別の方法で彼をイカせるテクニックをご所望とのことですが、ご相談者さまが男性について、すごく大事な点で勘違いされているのではないかということを心配しております。

性に対する欲望というのは、その熱量といい方向性といい、本当にひとそれぞれなんですよね。ご相談者さまの彼は、ご相談者さまが考える通りの欲望の持ち主かもしれませんので一概には言えませんが、わたくしの経験(聞き取り調査含む)から申し上げるとすべての男性が生理中の女性に手や口でいろいろしてもらいたがっているかというと、実はそうじゃないんですよね。

銀座時代のわたくしを担当してくれていたイケメン黒服は、ホステスからめちゃくちゃモテる30代男性でいつも絶品の美女と付き合ってたのですが、ある日、お客さまと一緒に席に付いていたときにこんなことを言い出したんです。「俺、生理中に手とか口でしてあげるって言う女、嫌いなんですよね~。いっぺんで萎えちゃう」って。すると「うんうん、わかる」って、当時、50代半ばのロマンスグレーでこれまたシロウトさんにも玄人さんにもモテモテのお客さま(会社社長)も頷いてるんですよ。

そしてこれは、女のわたくしも「うんうん、わかる」んです。というのは、男というのは女には淫らであって欲しいと同時に、清純でもあって欲しい生き物なんですよね。淫らなだけでは性的対象になるだけで本命にならず。清純なだけでもそそらない。少なくとも本命の彼女や妻には、淫らも清純も両方必要なんです。

で、生理中に手と口のテクニックでなんとかするぞ! というのは、淫ら度がガーンとアップして清純度がズーンと下がってしまいかねない行為なんですよね。しかも今の彼に教え込まれたテクニックを使うならまだしも、彼のあずかり知らぬところで仕入れてきた技を駆使しようものなら、淫ら度マックス! 男って保守的ですから、自分の本命には、自分の知っている範囲のエロでいて欲しいんですよね。

それを超えられると引くというか、信頼関係ができてからならいいですが、関係がまだ固まっていないとセフレへとランクダウンしかねません。なので淫ら度100%って、あまりよくなかったりするんです。

また、生理中もお預けせずにやってると、飽きも早くやってきます。倦怠期が来るのを予防するためにも、生理中くらいお預けして悶々とさせてあげるのも、彼にとっては親切なのかなと思います。これを機に物理的なエッチテクだけでなく、心理的な駆け引きも身につけて、彼とのセックスライフをさらに充実させてくださいね。

※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!
銀座『クラブ佑雪』

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。初の著書となる『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)を3月29日に上梓。WEBサイト『食ベログメディア』で『出世ごはん』の連載中。


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