ボーボーじゃねーか…男が萎える「ありがちNGアソコの毛」 #35

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2018.5.7
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、アソコのお手入れは人並み以上にしているのに、彼から「毛深いから剃って」といわれたアラサー女子。佑雪さんが “シモの毛ガイドライン” とともに解決法をお伝えします!

【クラブ佑雪】vol. 35

「シモの毛のケア、どこまでやれば合格ですか?」

  この春、5年ぶりに彼氏ができました。体の相性もよく、話していても楽しく、幸せいっぱいの毎日だったのですが、先日、おふとんの中で「ちょっと毛が多いから、剃ってくれない?」とお願いされてしまいました。自分は全身脱毛済みで腕も脚もツルツル。うっすらギャランドゥぎみだった腹毛の跡形もありませんし、VIOといういわゆるビキニラインとあそこの内側、肛門周辺も脱毛済みです。Vのところなんて、味付海苔を貼り付けたように整った美しい状態で「毛が多い」なんて言われる筋合いはどこにもありません。ただ、粘膜の部分は施術を受けることができず、生まれたままの状態です。友だちとよくスーパー銭湯に出かけるのですが、私ほど毛の整った女性を見たことはないですし、まわりに聞いてもIラインの内側まで処理しているひとは誰もいません。彼と週に2回会うたびに剃ればデリケートな粘膜を痛めてしまいそうですし、せっかく全身脱毛をして、毎回剃ったりワックスしたりするわずらわしさから解放されたのに面倒くさいです。なによりもツルツルのあそこなんて変態みたいでいや! 抵抗があります。それでも彼のために処理するべきでしょうか?
 
(ひやしせんべい 31歳 事務)

シモの毛ケアのガイドラインをご覧ください

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「無修正動画」というものをご覧になったことはおありでしょうか? おそらく中学生以上の男子では大半の方がお世話になっているのでは? という男の夢動画ですが、主演のセクシー女優さん、みなさんあそこがツルツルというか無毛でテッカテカです。けれどもパイパンというわけではなく、いわゆるVのところはきれいな逆三角形だったり味付海苔のように整えられて、暖簾のように入口を守る仕様になっているんですね。なので、お相手はその影響を受けているのではないかと思われます。つまり、テッカテカと比べてボーボーだぞ! とご不満を申されているんですよね。

 ところで、そうおっしゃる彼のほうはおケアされているんでしょうか? 昔はモジャモジャでボーボーが男らしい! と賞賛されたものですが、21世紀に入って価値観が変化してますからね。欧米では今や陰毛があるのは不潔という認識。欧米の男友だちがよく言うのが「温泉に行って、びっくりした。日本人ってみんな生やしっぱなしなんだね」。とはいうものの、詳しく聴き込んでみるとツルツルにしているのは少数派で、ほとんどのやつらは3日に1度くらい、ヒゲ剃ったついでに下の毛を剃るというより短くカットするのがスタンダードのよう。そんな程度のやつらが肛門までツルツルにしているはずはないわけで。

 まして、シモの毛ケアなんて、しなくて当たり前な日本男児のお前らに大事な毛のことをとやかく言われる筋合いはないっ! とカマしてボーボーでイキたいならイク。テカテカにしてやってもいいけど、男女平等だぞとお相手にもテカテカを求めるのも道理。あなた好みの女になるわっと自分だけテカテカにするのもご自分次第でいいんじゃないですか? ただ、平成も残り約1年というご時世に、レディとして生きていくための陰毛マナーというのはあるとは思うので以下、ご参考までに。

シモの毛ケア、どこからどこまで? ガイドライン

1. 国内スタンダード

朝の明るい光の中、ベッドで寝転んでいる彼の目線の高さで下着を身につけるとき、スッと光の速さでパンツを上げても毛をハミ出さずにしまえるか、がわたくしの基準です。ハミ出さないように左手を添えた弾みに、右から飛び出した1本を丁寧にしまい込む。そんな姿、愛するダーリンに見せられますか? 見せられる! と答えたあなた、二人の間でときめきが枯れかけています。毛は生えている範囲や量とともに長さも大事。手を添えなくてもすべての毛がしまえるよう、長い場合はカットして。このとき、毛先がツンツンしてパンツの生地を突き破らないよう、ヒートカッターなどで焼き切って毛先が丸まるように処理しましょう。

Iラインは先方からのご要望がない限りは、パンツからハミ出さない程度には残しておいたほうが、気が弱く清純派を好む日本男子には親切。言われてもないのにテッカテカにすると「AVみたい……」と引かれがち。って、お前大好物だろうがっ! って叱りつけてやりたいですけどね。

2. 欧米スタンダード

 日々、欧米やアジアを飛び回るヨーロピアンのビジネス男子に聞き込み調査を行ったところ、常識的な欧米男子も「パイパンはやりすぎ」と感じている模様。理想の陰毛は「airport runway(滑走路)」型、つまり味付海苔のように細長い形の暖簾をつけたスタイルが好ましいようです。が、日本男子と違って、Iラインの内側、粘膜部分がいきなりテッカテカの無毛でもオッケーだとか。「だって、衛生的だし、舐めやすいでしょ!」という認識です。

 ま、そんなわけでシモの毛の処理は女の生きざま! ハミ出したっていいじゃない? てなわけで、また来週もよろしくお願い申し上げます。
 

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銀座『クラブ佑雪』

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。初の著書となる『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)を3月29日に上梓。WEBサイト『食ベログメディア』で『出世ごはん』の連載中。


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