男のブランド下着に込められた謎のプライド。

2016.3.19 — Page 2/2

婚活男子はなぜダサいのか?

こんな話をすると、みんなとは言わないけれど、けっこー共感してくれる子が多くて嬉しい。だから今日はもっと言っちゃう。

男! それも婚活中の男性って、どうしてこうも見てくれのダサい殿方が多いのだろうか。

さんざん取材やプライベートで婚活事情を見てみたけれど、真面目な出会いの場に行けば行くほど、男は総じてダサくなる不思議。よく「恋愛したければ出会いの場へ行こう♪」なんて合い言葉のように世間は言うが、ハッキリいってほとんどの男性は、あのキャッチコピーを鵜呑みにすべきではない。

こっちとら、ちゃんと恋愛しようと思って、化粧して可愛く見えそうな洋服を着て、女子っぽく振る舞おうとしているのに、どうしてそんなダサい上着を羽織り、カミソリ負けしたカサカサな肌のままで、結婚相手を探しにくるのだろうか。

別にブランド物を着てこいとか、オシャレじゃないと嫌だとか、駄々をこねているんじゃない。そうじゃなくて、リアルの婚活市場では、女よりずーっと男のほうが、出会いの数を増やせばいつか運命の人が…なんて夢を抱いてるじゃないかってことを言いたいのだ。

そのくせこっちが年収とかを重視すると「女はさあ〜」とブーたれる。年収でしか見られなかった自分を見直そうとはしないのか。こっちは挽回不可能な年齢フィルターと、日々戦っているってのにさ!

でも1番ヤバイのはこんなこと言う私?

と、婚活男子もブランド下着男もメッタ打ちにしてみたけれど、そうは言っても、目の前にそういうオトコがきたとき、私は正解(だと思っている方向)を伝えることができない。

婚活男子は、まぁ親しくないから当然言えないとしても、彼氏とセックスとなったとき、ブランドロゴが「ドヤア」と入ったパンツを見せつけられても「ウワッ…ギラギラしてる…」と内心ざわざわしながらも、やっぱり指摘して好きな人に嫌われたら嫌だ…と、臆病ながら相手に合わせてしまうのだ。

「私がちょっと我慢すればいい話。こんな小さいことでうじゃうじゃ文句を言う自分は小さい女なんだ」くらいに、自分を逆に責めることも、あったかもしれない。そうして事が終わったあと、天井を見上げながら考える。

「この人はこのギラついたパンツを買ったとき、やっぱり背中を丸めて、自分の股間が1番よく見えるのはどれかな〜と吟味しながら、デパートで買ったのだろうか。いや、Amazonで買ったかもしれない。1枚2,000円ちょっとのパンツは高いなーとか思いながら、決意を持ってポチったかもしれない」

そんな風に、臆病な乙女心は、寝付けない夜をすごすのだ。

下着だろうがファッションアイテムだろうが振る舞いだろうが、ハッキリと気に入らないなら「それって、私は好きじゃない!」と、明るく突っ込んだらよいのである。お互いの好みを、すり合わせたり理解し合ったりすることが、本来恋愛の醍醐味なのである。が、それができたら楽なのに、いや、それができないから、私たちは、あーだこーだと男に難癖を最初の段階でつけるのかもしれない。

「好きになれる人がいない」とはよく言うけれど、昔は足が早かったり優しかったりしただけで、男の子を好きになれたではないか。いい年になった今、好きになるより全然先に、相手の欠点をいくつも見つけて、恋するより先に萎えてしまう臆病さが、1番ヤバイ問題かもしれない。

でも、ブランド物のパンツにこだわる男は、やっぱり嫌だなー。


おおしま りえ/雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験後、アップダウンの激しい人生経験を生かし、現在恋愛コラムを年間100本以上執筆中。そろそろ幸せな結婚がしたいと願うアラサーのリターン独女。

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