アリスがゆく!名湯「別邸 仙寿庵」に行ってみた!

2015.10.9
世界から高いホスピタリティーを認められた日本を代表するお宿「別邸 仙寿庵」にモデルの斉藤アリスが宿泊してきました! そこでアリスが目にしたものとは!?

【アリスがゆく!】Vol.10 文・斉藤アリス 写真・篠田工

こんにちは! 旅するモデルの斉藤アリスです。

第5回目の目的地は「群馬県」。世界に認められたすごい名湯が群馬県の谷川温泉にあるとの噂を入手したアリス。その真偽を確かめるべく、一泊二日の温泉旅行へ行ってきました!

「別邸 仙寿庵」に到着。

とうちゃーく!
とうちゃーく!

東京駅を9:52発の新幹線に乗り込み、1時間10分。上毛高原駅で下車し、タクシーで20分。谷川温泉へ到着! 1時間半で着くから、出発の朝も早起きしなくていいのが嬉しい。今回お邪魔する旅館は、老舗「旅館たにがわ」の別館として1997年に創業した「別邸 仙寿庵」。そして、この旅館は日本に数少ない「ルレ・エ・シャトー」の加盟宿でもあるのです。

「ルレ・エ・シャトー」とは、おもてなしや料理の質など、5つのCで表される厳格な評価基準を全てクリアした施設のみが加盟を認められるフランス発祥の組織。なんと、この認定を受けているのは国内では現在わずか11施設のみなんです。また、3年に1度の覆面審査に合格しないと組織の一員で居続けることはできないという厳しい掟も。世界で認められた一流の証なのです。これは期待できそう。

手つかずの大自然をお散歩

お庭は旅館の25倍の面積!
お庭は建物の25倍の面積!

垣根に囲まれた小さな入り口を抜けると、いきなり広ーいお庭が出現。谷川岳にひっそりと佇む仙寿庵の総敷地面積は、実に25000坪。天気が良い日は正面に谷川岳が一望できます。こんなに広大な面積に客室は全部で18室という贅沢空間。まさに隠れ宿なのです。

ここでお昼寝したら気持ち良さそう。
ここでお昼寝したら気持ち良さそう。

広々とした庭園には木の温もりが優しいブランコやハンモックなど、遊び心溢れる仕掛けがいっぱい。全部回ろうと思ったら一日かかってしまいそう。途中途中にベンチや休憩所もあるから、のんびり自分のペースで散歩ができるんです。

小川へ移動。

川底が見えるほど透き通った水にビックリ。
川底が見えるほど透き通った水にビックリ。

さらに奥へ進むと、谷川渓谷を流れる小川を発見。本当に旅館の敷地とは思えないほどの大自然が広がっています。夏にはラフティングやカヌー、パラグライダーなども楽しめるんだとか。

 谷川岳の散策に疲れたら一息。
谷川岳の散策に疲れたら一息。

そして、小川の手前には木の温もり溢れる読書室も。読書を楽しんだり、何も考えずボーっと過ごしたり活用方法は自分次第。お手紙をしたためるコーナーがあったり、15時に訪れた人にはパティシエの手作りスイーツを振る舞うサービスもあるんです。

極上のスパと天然温泉

「温石(Onjaku)」60分¥10,476〜
「温石(Onjaku)」60分¥10,476〜

館内に併設されたエステルームSORAでは、谷川温泉ならではのエステがあると聞き、トライしてみることに。私が体験したのは、谷川の玄武岩と仙寿庵の温泉水をつかったフェイシャルエステ「温石(Onjaku)」。まず、温めた石を顔やそけい部、デコルテなどに置き、石の遠赤外線効果で身体を芯から温めます。

ずっしりとした石の重みが心地いい。
ずっしりとした石の重みが心地いい。

血行がよくなったところで、石を使ってのマッサージを開始。石をかっさのように使って、滞った老廃物質を流します。石がじんわりと温かいから、筋肉がほぐれて痛みを感じないのは温石ならでは。

絶景足湯で癒される。

 少しぬるめの湯温が足湯にぴったり。
少しぬるめの湯温が足湯にぴったり。

エステルームのすぐ前には、足湯も完備。エステの前後には、ここで身体を温めてさらにリラックスできるようになっています。3つの源泉が涌き出ているから、湯量が豊富で足湯も源泉掛流しなんだそう。広い敷地面積だからこそ、なせる技です。

極楽〜♡
極楽〜♡

エステと足湯をしたら、温泉にも入りたくなっちゃった私。夕食まではまだ時間があるので、大浴場へ。谷川岳から涌き出る温泉は無色透明なのが特徴。サッパリとした泉質は、温泉独特の硫黄の香りや泥っぽさなど全くなし。谷川岳を流れる小川の水のように透き通っていました。

お待ちかねの夕食

楽しみにしていた夕食を頂きに、「乍茶屋」へ移動。

建築雑誌みたい。
建築雑誌みたい。

仙寿庵のシンボルと言われているのが、この廊下。「和モダン」をテーマに羽深隆雄氏がデザイン。現代建築と伝統技術が融合された建物は、日本建築仕上学会賞・作品賞を受賞しています。内側の壁には、高さ8メートル、長さ40メートル以上の曲面の超大型ガラスが張られており、庭が一望できるようになっています。また、反対側の壁面には、漆喰、金銀箔、京土壁、和紙絵、裂地など様々な素材を使用。美術館を思わるようなデザインはこの旅館のアイデンティティを感じさせます。

贅沢な晩御飯、いただきます。

地元の食材をふんだんに取り入れた懐石料理(写真は、夕食の一部)。
地元の食材をふんだんに取り入れた懐石料理(写真は、夕食の一部)。

そして、お待ちかねのお夕飯。群馬名産こんにゃくのお刺身や、地元の有機野菜など、季節ごとに様々なお料理を提供。お米は2年連続品評会で優勝した「水無月夜」という地元のブランドを使用しているそう。中でも上州牛のしゃぶしゃぶは絶品!

しあわせ〜♡
しあわせ〜♡

森の露天風呂を独り占め

あったかいおまんじゅうも用意。
温かいおまんじゅうとお茶で一服。

ごはんのあとはお部屋でリラックス。実は仙寿庵、全18室に露天風呂を完備。お部屋にいながら、いつでも源泉かけ流しの温泉を楽しめちゃうんです。

夜はライトアップされてロマンチック。
夜はライトアップされてロマンチック。

お風呂は緑に囲まれていて、外からは見えない仕組みになっています。だから部屋付きの温泉なのに、手つかずの大自然を全身で感じながら入れるんです。また、客室にはバードウォッチング用の双眼鏡が用意されていて、温泉に浸かりながら野鳥を探す、なんてこともできちゃいます。誰の視線も気にせず、大自然のど真ん中で思いっきり楽しめるプライベート空間なんて最高!

谷川の恵みですっきり目覚め

おはよー!
おはよー!

ぐっすり眠った翌朝。朝日を浴びながら大きく深呼吸。谷川の空気をいっぱいに吸って目覚めは爽快。谷川の澄んだ水で炊いたお米に、お野菜たち。外からも中からも自然の恵みをふんだんに吸収したら、こころも身体も軽くなった気がする。

いってきまーす!
いってきまーす!

余すところなく、仙寿庵を楽しみ尽くしたのではないでしょうか。噂通りのおもてなしに大満足!朝ごはんのあとは、いよいよ谷川の町散策へ出発です!

以上。群馬の旅-前半-では、谷川温泉「別邸 仙寿庵」の魅力をレポートしました。群馬の旅-後半-では、谷川で楽しめる様々なスポットをご紹介します。

アリスがゆく! 秋の谷川温泉でリンゴ採ってダムカレー??

まだまだアリスの旅はつづく。。。


Information

別邸 仙寿庵

客室は全室露天風呂付き!
客室は全室温泉付き

ご予約は下記URLよりどうぞ。
http://www.senjyuan.jp/
群馬県利根郡みなかみ町谷川614
TEL: 0278-20-4141

谷川温泉への行き方

◆新幹線をご利用の場合
東京駅⇒(約1時間10分)上毛高原駅⇒タクシー(約20分)⇒谷川温泉
新幹線:片道5,910円〜