文・高橋あやか
暑さ対策の必需品は?
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずは、夏に自宅でどのような家電やグッズを使って暑さをしのいでいるか、聞いてみたところ、なんと、100%の人が「エアコン」を使用していると回答。暑い夏を乗り切るには、エアコンは欠かせません。エアコンのほか、「扇風機」が57%、「うちわ」「ハンディファン」が29%と続きました。
また、「その他」と回答した人には、具体的な内容を教えてもらいました。
「冷感タオルを首に巻く」(39歳・無職)
「除湿機で湿度を下げる」(34歳・会社員)
最近は、家電以外にもいろいろな冷感アイテムが販売されていますよね。私も、寝る時に冷感まくらカバーを使用しているのですが、寝つきがよくなる気がしておすすめです。
また、除湿機を使っている人もいて、蒸し暑い日本らしい対策ですね。
エアコンの設定温度は?
今回の調査で、100%の使用率だったエアコンですが、みなさんの設定温度も気になるところ。普段何度にしているのか、教えてもらいました。
「25度前後」(33歳・自営業)
「26~28度」(31歳・会社員)
「節電を意識して、基本は28度」(39歳・無職)
最も低い人で22度、高い人で28度という結果になりました。平均的には、26~27度に設定している人が多い印象でした。
私も、実家で「エアコンの設定温度は28度」と言われて育ってきたので、夏の始めは28度にしているのですが、真夏は26度くらいにすることが多いです。室温を28度に保つことは、あくまで推奨ということなので、熱中症にならないよう、上手に活用したいですね。
サーキュレーターでお得に涼しく
続いては、最近メディアなどでも取り上げられることが増えてきた「サーキュレーター」について。エアコンと併用することによって、電気代が節約できるとも言われていますが、どれくらいの人が使用しているのでしょうか。
サーキュレーターを併用することがあるか聞いたところ、29%の人が「YES」、71%の人が「NO」と回答しました。みんなが使う「定番アイテム」と言うにはもう少し、といったところでしょうか。
それぞれの理由も見てみましょう。まずは、「YES」と回答した人から。
「サーキュレーターがないと暑い! 少しでも涼しくしたいので」(32歳・会社員)
「涼しく感じる気がする。冷房をつけるほどでもない時に、サーキュレーターを使う」(33歳・自営業)
「部屋干しの洗濯のために買ったけど、意外と涼しいことに気づいた」(39歳・無職)
サーキュレーターを活用している人の多くは、しっかりと涼しさを実感しているようですね。室内の冷たい空気が循環しやすくなるので、エアコンの設定温度もあまり低くしなくて済みそうなのもメリットですね。
私も、もともとは、梅雨時期の室内干しを助けるために、サーキュレーターを購入したのですが、今では扇風機代わりとして使うこともあります。
続いて、サーキュレーターを使っていない、「NO」と回答した人たちのコメントも見てみましょう。
「エアコンでも十分涼しくなるので」(35歳・会社員)
「基本的に寒がりなので、エアコンだけで足りないことはあまりないため」(31歳・会社員)
「持っていないので、使っていない」(36歳・専門職)
エアコンで十分涼しくなるので、サーキュレーターの必要性を感じていないという声が目立ち、そもそも持っていないという人も多くいました。なかには、サーキュレーターがどんなものか知らないという人もいて、ほかの家電やグッズに比べると知名度もまだまだなのかもしれません。
こまめなオンオフはNG?
暑さ対策には欠かせないエアコンですが、電気代がかなりかかりますよね。夏になると電気代が一気に上がって困ったという経験をした人もいるのではないでしょうか。
電気代が少しでも安くなるようにしていることを教えてもらいました。
「1時間以上つけないときは消す。つけたり消したりする方がお金がかかるようなので。できるだけ家族で同じ場所にいて、1か所しかつけないようにする」(36歳・専門職)
「こまめに消さず、つける日はずっと使う。電源のオンオフが1番電気を消費すると聞いたので」(38歳・会社員)
エアコンの節電方法として多くの人が実践していたのが、電源のオンオフの頻度を減らすことでした。エアコンを起動させたり、室温を上げたり下げたりする時が1番電気を使うと言いますよね。こまめにオンオフをするのは、逆効果かもしれません。私も、1時間以内に帰宅する時は、外出中でもエアコンをつけたままにすることがあります。
ほかにも、いろいろな節電術が集まりました。
「エアコンのフィルターをこまめに掃除する」(29歳・会社員)
「設定温度を高めにする。服の素材を蒸れないものにしたり、薄着をしたりして、涼しく感じるように調整する」(33歳・自営業)
「とにかく遮光カーテンで日陰をつくって、扇風機で風通しをよくする」(26歳・会社員)
真夏の日差しはジリジリして、暑く感じますよね。直射日光を遮るだけでなく、窓から入ってくる熱をカットしてくれる遮熱カーテンや遮光カーテンなどを上手に活用すれば、節電にもつながりそうです。
いろいろな節電方法が集まりましたが、なかには、暑い日こそ外出して、駅ビルで涼むという人も。確かに、そもそもエアコンを使わなくて済むので、節電効果も大きいですよね。
我慢をしないで夏を乗り切ろう!
暑さ対策、いかがでしたか? いろいろな対策グッズや家電があって試したくなりますが、電気代も気になるところ。ただ、暑さを我慢するのは禁物です。みなさんのアイデアを参考にしながら、体調に気をつけて、夏を乗り切ってください!
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