文/管理栄養士・寺内麻美
缶詰を使って料理を作るメリット
缶詰の食材は調理済みのため、調理時間が短縮できます。そのため、忙しいときでも簡単に栄養のある料理を作れることが、缶詰のメリットといえます。また、長期間保存がきくため、常温でストックしておくことが可能です。
今回は、スーパーで手に入りやすいサバ缶・トマト缶・焼き鳥の缶詰を使ったレシピをご紹介しましょう。
「サバ味噌煮缶」と「トマト缶」を使った時短カレー
【材料(約4人分)】※作りやすい分量
・サバ味噌煮缶:1缶(160~200g程度)
・トマト缶:1缶(400g)
・カレールウ:2かけ
・しょうが(すりおろし):小さじ1/2
・ウスターソース:大さじ1
【作り方】
1.耐熱ボウルにサバ味噌煮缶を汁ごと入れて、木べらや菜箸を使ってサバの身をほぐす。
2.1のボウルにトマト缶・しょうが・ウスターソース・カレールウを加えてふんわりラップをかけ、600Wの電子レンジで5分加熱する。
3.よく混ぜ合わせたら完成。
【ポイント】
サバの皮が破裂しないように、あらかじめほぐしておきましょう。つまようじでサバの皮に穴を開けておく方法もおすすめです。今回は味噌煮缶を使いましたが、水煮缶を使ってもOKです。
「焼き鳥の缶詰」で親子丼
【材料(1人分)】
・ごはん:150g
・焼き鳥の缶詰:1缶(80g)
・たまご:2個
(A)
・しょうゆ:大さじ1/2
・みりん:小さじ1/2
【作り方】
1.耐熱ボウルにたまごを割り入れて溶きほぐし、(A)を加えてよく混ぜる。
2.ふんわりラップをかけ、600Wの電子レンジで2分加熱する。
3.加熱したたまごをかき混ぜてから焼き鳥の缶詰を加え、さらに1分ほど加熱。たまごの固さを調整したい場合は、30秒ずつ追加で加熱する。
4.器にご飯を盛り、3を盛りつけたら完成。
【ポイント】
調味料はめんつゆ(3倍濃縮)小さじ1で代用してもOKです。焼き鳥の缶詰は温めるために加熱していますが、加熱しなくても食べられます。
缶詰を常備しておけば、すぐにおかずが完成!
缶詰は調理済みなのでそのまま食べられて、長期保存もできるので、いざというときのために常備しておくとよいでしょう。災害時にも役立ちます。
また、缶詰には味がしっかりついていることから、今回お伝えしたように様々なレシピに活用できます。ぜひ、缶詰を使った料理を試してみてくださいね。
寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。