なぜか部屋が散らかって見えるかも…? 整理収納アドバイザーが教える「NG片付け」3つ

ライフスタイル
2022.10.09

のぞみ

不要なものを処分したり片付けたりしているはずなのに、なんだかいつも部屋が散らかって見える…と感じることはありませんか? 部屋がいつも散らかって見える原因は「使ったものを元に戻せていない」、つまり後片付けの仕組みが整っていない場合が多いのです。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が、部屋が散らかって見えがちな「NG片付け」3つを解説します。

片付けは、いかに元に戻しやすくするかが大切!

なぜか部屋が散らかって見えるかも…? 整理収納アドバイザーが教える「NG片付け」3つ

片付けとは、大きく分けると3つのステップがあります。

整理:使うものと使わないものを区別すること
収納:使うものをそれぞれ使いやすく収めること
片付け:使い終わったものを元の場所に戻すこと

「お片付け」は、使っていないものを処分したり、便利そうな収納用品を買ってくるだけではありません。ものが混ざらずそれぞれの定位置が決まっていること、元の場所に戻しやすい収納場所を決めることが、実はとても大切です。

お部屋が散らかって見えやすいNG片付け3つ

(1)ものが混在して置きっぱなしに見えてしまう

本棚の上

キッチンのカウンター、玄関の棚や本棚の上など、ちょい置きしやすい高さの棚があると、取りあえずモノを置いてしまうことも多いかもしれません。オシャレなインテリア小物を飾っていても、周りに郵便物や文房具など日用品が混ざってしまうと、飾っているというより「置きっぱなし」に見えてしまいがちです。

インテリアを飾るスペースと、郵便物などを一旦置いておく“保留スペース”はしっかり分けることで、すっきりとキレイな印象のお部屋になります。

保留スペースは定位置を決めて、ケースからはみ出したら整理するというルールを決めておくと、ごちゃつきを放置せず定期的に整理整頓ができますよ。

(2)しまい方が面倒で出したままになりがち

充電器や本、プリント、おもちゃ、文房具、リモコンなど、日頃使うものがテーブルの上に出しっぱなしになっている場面もよくあるかもしれません。

よく使うものほど、近くに置いておきたい気持ちもありますよね。しかし、いつも出したままだと常にたくさんのものが目に入ってきて、ゆったりリラックスできないリビングになってしまうかも。

特に小さな文房具などは、引き出しを開けてケースに入れ蓋を閉じる…といった、いくつかステップがあることで、しまうのがさらに億劫になってしまいがちです。

引き出しの文房具

筆者宅では、リモコンはテレビの前に置くだけ、充電器は充電スペースに固定しています。また文房具はチェストの引き出しに定位置を作り、ゆとりのあるケースにぽいっと入れるだけにして、できる限りしまう手間を減らすようにしました。

小さいものこそ定位置を決めて戻しやすくするのがポイント。一日に一度はお部屋をすっきりとリセットできる習慣を作ると、キレイなお部屋を長くキープできます。

(3)戻すのが手間で結局出しっぱなし

子どもの上着

これからの季節は上着やコートを着用する機会が増えますが、椅子やソファーの上にポンと置いたままで、なかなか片付けられないことはありませんか? 筆者宅でも、学校から帰宅した子どもが上着を床に置きっぱなしで出掛けてしまうことがよくありました。

脱いだ上着をハンガーにかけて戻すアクションは、「両手を使ってハンガーにかける」「ポールに戻す」という2つのアクションがあるため、どうしても手間に感じてしまいます。また次の日も使うからと、ついつい出しっぱなしにしてしまうことも。

子どもの上着は、襟元に紐で輪をつくり“引っ掛け収納”にしてみたり、玄関に上着を掛ける用のフックを取り付けてみたり。家族の動線に合わせた収納方法を検討するのもおすすめです。

おわりに

出しっぱなしのものが多くなってしまうと、お部屋の中がどんどんゴチャゴチャになり、より散らかっている感じが出てしまいますよね。

しまう定位置をしっかりと決めることで探し物がなくなり、ものを使いやすく、よりすっきりと暮らしやすくなるでしょう。置きっぱなし、出しっぱなしを減らせるよう、ぜひご参考にしてみてくださいね。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani

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