ムダな出費がみるみる減りました! 女性約100人に聞いた「食費・生活費の節約術」

ライフスタイル
2023.05.13

文・玉絵ゆきの、ちかまつ 再編集・Natsu

さまざまなモノの値上がりが続いているいま、日々の出費を見直していくことは大きな節約につながります。今回は、ライフスタイルに関心の高い20代~30代の女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、食費や生活費の節約方法や工夫をリサーチしました。おすすめの節約方法を幅広くご紹介していきます!

買い物

まずは買い物時の節約法を教えてもらいました。材料の高騰によりさまざまな商品の値上げが続く現在、メンバーが実際に行った節約術を一挙に紹介します。

価格比較、特売品をメモ……スーパーを賢く利用する

「家の近くにスーパーが2軒あるので、どちらも見比べてから安い方を買うようにしている。お惣菜やサラダは夕方に半額になっている物しか買わない」(38歳・無職)

「近くにあるスーパーの商品の価格をメモ。バターならこの店、醤油ならこの店、のように買いわけをしていました!」(30歳・無職)

「買い溜めはしないで、その日の値引きした食材でつくる」(31歳・無職)

「ある程度の献立を考えてから買い物に行く。旬のものを取り入れた献立にすること」(38歳・無職)

自宅付近にスーパーが数軒ある人は、欲しい商品ごとに最安値品を買いまわるのも手。また、旬な食材は数多く仕入れているスーパーが多いので、値引きされているケースがあります。栄養満点の旬な食材をお安くゲットできるので、今旬な食材は何か常にアンテナを張るようにしましょう!

続いては、食費を抑えたり、買い物時間を短縮するためにしている工夫についても聞いてみました。

冷蔵庫の中身を確認

「冷蔵庫の中を見てから買い物に行く(29歳・会社員)

事前に買い物リストを作る

「献立を3日分考えて、買うものリストを作ってから行く」(30歳・会社員)

「スーパーの広告を見て、リストを作成してから買い物に向かう」(33歳・会社員)

特売や値下げ品を買ってから献立を立てる

「お買い得な生鮮食材を購入し、そこから献立を決める」(34歳・専門職)

「特売品を買って、そのあと献立を考える」(27歳・会社員)

かなり多くの方が「買い物リストを作ってから出かける」と回答。スーパーで食材選びにあれこれ迷うことがないので、時間短縮になりそうです。余計なものをつい買ってしまうということも少ないのでは?

文・玉絵ゆきの
2022年5月19日配信

文・ちかまつ
2022年4月22日配信

自炊

自炊に切り替えたら食費が15万から5万に!

「コロナ前はランチも外食だったので、夫婦2人で食費は15万円程でした(笑)。でも自炊にしてから多分月に5万~7万程に。平日は徹底して自炊するようにして、コストコとスーパーを併用利用して、安くなっていて賞味期限が近い食品を購入し冷凍して管理しています。それが習慣づいた今は特に無理をして節約している気分にもなりません」(35歳・専門職)

「夕ごはんの残り物を翌日使うようにして、余計な出費をおさえる」(34歳・会社員)

「外食が多いので、少しでも支出を減らすために米だけは家で炊いておかずを買うなどする。節約メニュー(豆腐や納豆など豆類を多用すると食感的に満足感が得られやすい)を作る」(28歳・会社員)

節約の基本「自炊」。外食は、1回ごとの金額は大したことないように感じても、1か月単位で計算すると家計を圧迫していることが多いもの。「節約したい!」と思ったら、まずは自炊に切り替えるとすぐ結果がでるかも。

文・玉絵ゆきの
2022年5月19日配信

購入品の見直し

値上げして買わなくなった、買う頻度が低くなったものは?

続いてはanan Beauty+ clubメンバーに「値上げが行われたことによって買わなくなった商品や、買う頻度が少なくなった商品」についてリサーチした結果を紹介します。

「甘いものが好きで毎日のように買っていましたが、最近はあまり買わないようにしています」(31歳・会社員)

「ケーキやお菓子」(30歳・会社員)

まず目についたのが、お菓子やケーキといったスイーツ類。値上げされたことをきっかけに、ダイエットの大敵となるスイーツ類を控えるようになったという回答が多数ありました。

「時間つぶしのカフェ。歩いて時間をつぶす方がダイエットにもなる」(35歳・専門職)

「スタバ」(37歳・会社員)

続いて気になった回答が、スターバックスなどのカフェに使うお金です。値上げへの対策として、お金がかかるカフェでの時間つぶしを、ウォーキングなどのお金のかからない運動に切り替えるという回答が見られました。

「献立を決めてから買い物をするようになった。カット野菜をやめて、全部調理するようになった。コンビニではほとんど買わない」(38歳・専門職)

「肉類はスーパーで割引きになっているものしか買わなくなった」(38歳・その他)

日々の献立や食料品購入を工夫するという回答もありました。

2022年6月30日配信

アプリの活用で食費を節約

Q.買い物時にクーポンを使うことがありますか?

anan Beauty+clubメンバーに、買い物時にクーポンを使うことがあるかをたずねたところ、実に9割近くの方が「ある」と回答しました。みなさん、お得なものには目がないですよね。

Q.利用したことがあるクーポンを教えてください。(複数回答可)

電子マネー・QR決済系

「PayPayのTOHOシネマズミニアプリを使うと、ソフトバンクユーザーは映画が200円引きに。ソフトバンクユーザーは、PayPayやyahoo! 系の恩恵を受けられることが多いです」(26歳・会社員)

企業公式アプリ系

「コスメブランドのFEMMUE(ファミュ)に登録していたら誕生月に1,000円分のクーポンをもらえた。初回だけ注文できるセットにクーポンが使えてかなり安く買えた」(32歳・主婦)

「スギ薬局のクーポンはよく利用する。割としょっちゅう15%割引クーポンが発行されるので、シャンプー&コンディショナーや防虫剤など少し値が張るものはクーポンが出たタイミングで買う」(36歳・会社員)

電子マネー・QR決済系は、クーポンを提示してそのまま決済まで行えるので、アプリを開く手間が1回で済むのが何と言っても嬉しいところ。

企業系アプリのクーポンは企業が直接発行しているので、値引率などが高めだったり、種類が多かったりする印象がありますね。

オススメしたいクーポン活用術

最後に、みなさんオススメのクーポン活用術について聞いてみました。

「LINEギフトは割と使えると思う。相手の住所を知らなくてもプレゼントを気軽に送れるし、クーポンもたまにあって使いやすい。飲食系だと、マックはマック公式アプリのクーポン、ファミレスもそのグループのクーポンを使うことが多い」(38歳・自由業)

「薬局やスーパーはいつも同じところに行き、買い物後にもらったクーポンを次回必ず使うようにしている」(26歳・会社員)

「紙クーポンは無くしたり忘れたりするので電子系に移行し、忘れないように心がけている」(37歳・公務員)

「ZOZOTOWNでは、週末にたくさんクーポンが出る&タイムセールがあるので、まとめ買いしてます!」(32歳・主婦)

みなさん、いろんな種類のクーポンを店や目的ごとに使い分けている様子。たとえば、薬局で2,000円のコスメを15%オフ、ショップで8,000円の服を20%オフで買い、1,000円の食事を50円オフで食べたとしたら、1,950円もお得に!

ただ少し気をつけないと、「安いから」や「お得だから」とつい買いすぎたり、不要なものまで買ったりしてしまいそう…。

35歳・自営業の方は、「クーポン目当てで買うことはありません。買おうと思ったときにメルマガが届いていなかったかな? などチェックするていど」だそう。これなら冷静に無駄のないお買い物ができそうです。

文・ちかまつ 棒グラフ制作・王 悠夏
2022年5月26日配信

食費節約術のキーワードは“在庫管理”!?

食費節約術においては、ただ自炊をするだけではなく、食材の“在庫管理”もキーワードといえそうですね。使いきれる分量だけ買うようにしたり、食品ロスをしないように工夫したりするだけでも、かなりの節約になるのではないでしょうか。

また外食をするときは、お得なアプリやクーポンを探して使ってみるなど、楽しみながらできる方法で節約を続けてみてくださいね。

(C)kate_sept2004, d3sign/Getty Images

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