
肌荒れもだる重も解決! 栄養補給の簡単3ステップとは? メンタルケアで、いい女。#10
偏った食生活、してない?

【メンタルケアで、いい女】vol. 10
忙しい毎日が続くと、自炊しなきゃと思っていてもなかなかできないものですよね。一歩外に出れば、コンビニにファストフード店など、買ったらすぐに食べられる物が手に入ります。「今日は自炊しようかな」と思っても、ついお惣菜コーナーに手が伸びちゃう……。面倒くさい気持ちに打ち勝つのはなかなか至難の業。
でも、こころもからだも正直なもので、偏った食生活は肌荒れや疲れやすい体、なんとなくだるいなどの不調を招きます。この不調から脱するには、不足しがちな栄養素を補ってあげるのが正解。
不足しやすいけど、必須な栄養素とは?

わたしたちの体に不可欠な5大栄養素、炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル。この中の、微量栄養素と呼ばれるビタミンとミネラルは体を調整する役目を担う大切な成分。そしてビタミンCをはじめ、女性に嬉しい美容効果も多く含まれている成分なのですが、実は普段の食生活の中で不足しやすいのが悩み。ミネラルは体内で作られず、ビタミンも体内合成できないものが多くあるため、外から摂取する必要があるのです。そして、これらが不足するとこころもからだもバランスを崩してしまう一因になるといわれています。
亜鉛不足は情緒不安定に。

ビタミンやミネラルは、ほかの栄養素の吸収を促したり、体調を整えたり潤滑油のような働きをしています。そのため、不足すると欠乏症になり、さまざまな病気や不調を引き起こす原因となり得ます。
例えば、ビタミンB1が不足すると食欲不振になりやすく、ビタミンCが不足すると疲労感や脱力感を感じやすく、壊血症という病気にもなりやすいといわれます。ビタミンは皮膚の健康状態を保ったり、肌に潤いを与える特性を持つものも多く、不足すると肌荒れに繋がることも。
カルシウムやマグネシウムが足りないとイライラしやすくなり、亜鉛不足は情緒不安定になりがち。大豆などに含まれるマンガンが欠乏すると疲れやすくなったり、平衡感覚が低下したりすることも。亜鉛や鉄などが不足すると、毛髪のコンディションも悪くなりツヤ髪から遠のくことに……。ビタミン・ミネラルは、「体の調子を整えるだけでしょ」なんて言ってもあなどれないのです。ちなみに、ミネラルは骨や筋肉などの体の構成部分ともなります。
栄養チャージの3ステップ

ステップ1:朝スムージー
時間に追われがちな朝には、ミキサーに入れて回すだけのスムージーがおすすめ。新鮮なフルーツを毎朝カットするのもいいけれど、実際にはそんな時間も惜しいのが出勤前の朝。フルーツの栄養素は冷凍で損なわれにくいため、カットフルーツを事前に冷凍させておいて、それを朝取り出してミキサーにかけるだけでOK。尚、レモンやオレンジなど柑橘系フルーツは、光毒性という光を吸収しやすくする成分が含まれているため、肌が紫外線ダメージを受けやすくなるといわれることから、朝は避けたほうがよいでしょう。
ステップ2:小腹にナッツ
美容に良いおやつの代名詞といえば、ナッツ。小腹が空いたときにつまむものをチョコレートからナッツに変えてみましょう。ナッツはビタミン、ミネラルが豊富で高タンパク。噛みごたえがあるため、お腹が減っている時におすすめです。なるべく塩分や糖分が使われていないものを選びましょう。
ステップ3:甘味はローハニー
ローハニーとは、非加熱・無添加のピュアはちみつのことを指します。加熱処理をしていないため、ビタミン、ミネラルなど栄養素が損なわれずに風味も抜群。整腸作用もあるため、偏食で便秘がちな人にもおすすめ。ナッツに絡めて食べても、ヨーグルトにプラスしても、そのまま舐めてもOK。
「明日から3食自炊!」なんていきなり180度食生活を変えるとなると難しいけれど、少しずつ変えていくことでこころとからだの調子が整う様子が肌で感じられるはずです。
日常からできるこころケア
ビタミン・ミネラルを日常的に取り入れましょう♪