【スタイリッシュなデートに♪】写真もグッズも超クール! 『トーマス・ルフ展』
『トーマス・ルフ展』とは?
【女子的アートナビ】vol. 41
この展覧会は、現代ドイツを代表する写真家、トーマス・ルフ氏の日本初となる本格的な個展です。彼の主要な作品がすべて紹介されるほか、世界初公開となる最新作も登場! 18シリーズ122点で構成される本展では、写真作品を通してアナログからデジタルに変わっていく写真の歴史も見ることができます。
ルフさん、どんな人?
1958年、ドイツ南西部のツェル・アム・ハルマースバッハで生まれたルフ氏は、美術大学の名門デュッセルドルフ芸術アカデミーで写真を学び、写真家として活動をスタート。友人たちの肖像や、建築、ヌード、天体などさまざまなテーマで作品を制作しています。
1990年代後半以降は制作にデジタル処理を取り入れ、インターネットの発展とともに作品も多彩に展開。自ら写真を撮らず、ダウンロードした画像も素材として取り入れるなど、常に新しい写真表現を追い求めているアーティストです。
シンプルだけどインパクト大!
最初の展示室で目に飛び込んでくるのが、初期作品シリーズ「Porträts(ポートレート)」。まるで証明写真のようですが、とにかくサイズが巨大。作品の前に立つと、かなり迫力があります。このシリーズは、写真家として彼の評価を高めた出世作としても有名です。
元の画像は……!
また、「Substrate(基層)」シリーズの作品も存在感があります。液体のような動きにも思える原色系の色が画面にあふれ、抽象画のようにも見えますが、元の画像は日本の成人向けコミックやアニメとのこと。画像をかけ合わせたり、合成したりとデジタル加工して原形がわからなくなった作品は、はたして何を物語っているのでしょう……。
超カッコイイ♪
NASAの宇宙探査船が撮影した火星の画像をもとにした作品シリーズ「ma.r.s」も見逃せません。少年時代から宇宙に興味を持っていたというルフ氏。画像の角度や色彩をデジタル加工し、神秘的でカッコイイ作品に仕上げています。(※3D作品も展示されています。)
グッズもカッコイイ♪
クールな写真を見たあとは、ぜひミュージアムショップへ。写真をプリントしたTシャツやトートバッグなど、グッズもかなりカッコイイです!
ルフ氏の巨大ポートレートにちなんで、グッズも「普通より大きい」サイズになっているとのこと。ポストカードもクリアファイルも、確かに大きい! クールなルフグッズ、デートの思い出にいかが?
Information
会期:~ 11月13日(日) ※休館日は月曜日
時間:10:00 ~ 17:00(金曜日は 10:00~20:00)※入館は閉館の30分前まで
会場:東京国立近代美術館
料金:一般 1,600円/大学生 1,200円/高校生 800円/中学生以下無料