【インテリ系の彼を誘って♡】天才すぎるアーティスト、過去最大級の大回顧展!『ダリ展』
『ダリ展』とは?
【女子的アートナビ】vol. 40
本展では、スペイン出身の芸術家、サルバドール・ダリ(1904~1989)の作品約250点が展示されています。世界の主要なダリ・コレクションから来日した作品群は、絵画や彫刻だけでなく、ジュエリーや舞台衣装のデザイン、映像などさまざま。多彩なダリの世界をたっぷり体感できるゴージャスな回顧展です。
ざっくりダリ
スペインのフィゲラスで生まれたダリは、マドリードの美術学校に入学。しかし反抗的な学生だったため退学処分になり、その後フランスにわたります。ヨーロッパで戦争がはじまると、アメリカに移住し、人気アーティストとして成功。戦後、スペインに戻った後も世界中で活躍し、1989年に心臓発作で亡くなりました。
オススメがいっぱい!
この展覧会には、絵画や映像、宝飾品など、さまざまなジャンルの傑作が集まっているので、オススメ作品がいっぱい! ご紹介しきれないので、ぜひ会場で自分好みの作品を見つけてみてください。
ちなみに、私が惹かれたのは、《子ども、女への壮大な記念碑》。
「腐敗」をイメージした作品で、人の顔や体の一部などが溶けあい、シュールな世界が表現されています。当時、ダリはパリでシュルレアリスム(※)のメンバーと知り合い、彼らの影響を受けて神秘的な作品を多く描いていました。ミステリアスなこの絵を見ていると、異次元の世界に迷い込んだ気持ちになります。
※シュルレアリスムとは、フランスの詩人ブルトンの呼びかけで起こった芸術運動のこと。人が意識でとらえる現実ではなく、夢や無意識を探り、表現しようと試みられた。(本展ガイドブックより引用)
略奪愛!
ダリが生涯愛した女性、ガラと出会ったとき、彼女は詩人の妻でした。しかしふたりは強く惹かれあい、一緒に暮らし始めます。
教養も才能もある女性だったガラは、ダリにインスピレーションを与え、さらには彼の作品を販売するなど、あらゆる面で芸術家をサポート。ふたりは一心同体で、ガラが描かれている作品もたくさんあります。
最後の展示室が楽しすぎる~♪
最後に、出口のすぐ近くにある展示室にもぜひお立ち寄りください。「メイ・ウエストの部屋」と呼ばれるこの展示は、スペインにあるダリ劇場美術館の展示室を再現したもの。
この部屋を、ある方向から見ると、往年のハリウッド女優、メイ・ウエストの顔が現れます! ここは写真撮影OK。私も自撮りしてみました~♪
本展は、ミュージアムショップも充実。フィギュアやTシャツ、トートバッグなど、個性的なグッズがたくさんあります。
『ダリ展』は12月12日まで。
Information
会期:~ 12月12日(月) ※休館日は火曜日
時間:10:00 ~ 18:00(金曜日は 10:00~20:00)※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室1E
観覧料:一般 1,600円/大学生 1,200円/高校生 800円/中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料