【数々の名作撮影ロケ地!】壮大な映画の世界へ! 月山の麓でオープンセットを楽しむ。山形・庄内旅♪ #3 【初秋の旅特集】
雄大な月山の麓にあるオープンセット
【山形・庄内旅♪】vol. 3
『スタジオセディック庄内オープンセット』は、88ヘクタール(26万4千坪)という広大な敷地を持つ日本最大の撮影所です。これまで映画『おくりびと』『るろうに剣心 京都大火編』『殿、利息でござる!』などのヒット作や、9月10日から公開がスタートした映画『超高速!参勤交代 リターンズ』、10月から放送開始のドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』のロケ地となりました。
ここでは、映画やドラマの撮影で実際に使用されたセットが一般公開されています。自然の中にあるオープンセットなので、虫刺され対策はしっかり行いましょう。また広大な敷地を見学するため、歩きやすいシューズがマストですよ。
敷地面積日本一を誇る撮影所へ
入場口をくぐると、受付ガイドさんが出迎えてくれます。農村・漁村・宿場町・山間集落など各エリアの説明や、移動方法を案内してくれました。敷地内の移動は徒歩でも可能ですが、500円で終日乗り放題になるバスが便利とのこと。
さっそくバスを利用して、まずは農村エリアへ。こちらの田園風景は、なんと撮影のためだけに造られたそうです!
バスを降りて、神社に進みました。神社のなかには、おみくじ(1回100円)があり、筆者も引いてみると…運勢は末吉でした(笑)。
神社を出て歩き続けると、映画『おしん』の撮影に使われた「おしんの生家」に着きます。セットのなかでは、『おしん』の予告編が流れていて、「ここで撮影されたんだな~」としみじみ。
農村エリアから歩いて移動すると、次は漁村エリアに入ります。漁村がリアルに再現されていて、昔庄内浜で実際に使われた小道具もあるそうです。
屋敷のなかには無料の貸衣装が用意されていて、それを着て写真を撮ることができます。
そしてこの先には、 洋風の一軒家と緑の草原が広がる風のエリアがあります。
周遊バスを利用して移動
ここから一度漁村エリアに戻り、バスに乗って戦国大手門エリアに向かいます。
このエリアには、高さ約6.5メートルの大手門があります。
続いては、直線距離200メートルの日本最大級の街道セットがある宿場町エリアへ。
飯屋や商家など40軒ほどが建ち並び、まるで江戸の町にタイムスリップしたかのような感覚が味わえます。撮影に使われたスポットが満載で、映画『十三人の刺客』の壮絶な死闘シーンもこのエリアで撮影されたそうですよ。
最後は、もっとも標高の高い、山間集落エリアに進みます。
静かで素朴な場所に、民家や水車小屋などのセットがあります。
園内の中心部に位置するエントランスへ
すべてのエリアを見学し、エントランスに戻りましょう。エントランスには、お食事処やお土産処があります。食堂では、そばやうどん、カレーライスの食事から、ソフトクリームやクレープなどのスイーツも楽しめます。
飲食可能な屋内の休憩所には、撮影で訪れた俳優たちのサインが壁にズラリと並んでいて、「あの俳優さんも来てる!」とテンションがあがります。
また受付の隣にあるお土産処では、ここでしか買えないTシャツやタオルなどのオリジナル商品も売られていて、お土産にぴったりです。ちなみに筆者は金運が上がりそうなメモをゲットしました。
滞在時間は2時間~2時間半ほど。スタッフの方に話を聞くと、近年コスプレーヤーの来場が増え、リアルなセットで撮影をする人も多いそうですよ。
舞台裏を覗くと、そこで撮影された作品を観る楽しみが倍増すること間違いなし。すでにチェック済みの作品なら、シーンを思い出しながら、その撮影場所を巡ってみてはいかがでしょうか。
Information
スタジオセディック庄内オープンセット
<所在地>山形県鶴岡市羽黒町川代字東増川山102
<入場料金> 大人(中学生以上)1,300円/子供(小学生)900円/幼児(未就学児)無料
<開園期間>4月下旬~11月下旬まで。※冬期間はお休みになります。
<アクセス>
・庄内空港から約30km。車(レンタカー)で約50分
・JR鶴岡駅から約20km。車(レンタカー)で約30分
<HP> http://openset.s-sedic.jp/