【ピース又吉さんも登場!】六本木で、倉敷発 “奇跡の名画” にふれる『はじまり、美の饗宴展』開催中!
名品ズラリ『はじまり、美の饗宴展』
【女子的アートナビ】vol.7
女子旅でも人気の街、岡山県倉敷市。白壁がきれいな倉敷美観地区の一角にある大原美術館は、倉敷観光のハイライト。毎年多くの観光客が訪れています。そんな大原の名品が六本木に集結! 『はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション』では、東京にいながら大原美術館の傑作を楽しめます。
日本初の美術館!?
大原美術館は、日本で初めて西洋美術を紹介する美術館として1930年にオープン。創立したのは、大原孫三郎。岡山の大実業家で、さまざまな社会事業や文化事業にも取り組んだことでも知られている人です。
西洋近代美術の収集からスタートした美術館ですが、今ではエジプトやアジアの古代美術から日本の近代洋画、さらには現代美術までさまざまなコレクションを揃えています。
大原のお宝、登場!
大原美術館の至宝、エル・グレコの《受胎告知》が六本木にやってきました! 東京で公開されるのは30年ぶりとなる本作品は、日本にあるのが奇跡といわれるほどの名画。グレコ円熟期の傑作で、天使がマリアにキリストの受胎を告げた場面がドラマティックに描かれています。
絵そのものもイイのですが、展示方法もステキ☆ 本作品だけ、少し暗めの特別室でライトアップされています。神々しくて、ヨーロッパの教会で絵を見ている気分になりますよ。
モネから直接購入!?
モネの《睡蓮》も見どころのひとつ。本作品は、モネから直接購入したというエピソードがついた特別な《睡蓮》なのです。岡山出身の画家、児島虎次郎が大原孫三郎の支援を得てヨーロッパで絵を収集していたとき、モネの自邸を2度訪問。当時、すでに有名画家となっていたモネの作品は、画商から購入するのが一般的でした。でも、児島の熱意にこたえ、モネが直接売ってくれたそうですよ。
ちなみに、本展で紹介されているルノワールやマティスの作品も、画家本人と交渉して買ったとのこと。大原美術館の歴史を感じますね!
サポーターは、ピース・又吉直樹さん♪
公式サイトでは、又吉直樹さんが出演する謎解きムービーを公開中。ストーリーの中では、本展で紹介されている作品も登場。又吉さんが独特のトークでアート作品にからんでいきます。全ムービーを見て謎をといた人には、特典映像のおまけつき。先にこのムービーを見てから美術館に行けば、さらに楽しめること間違いなしです!
Information
会期:~4月4日(月)※休館日は毎週火曜日
時間:10:00 ~ 18:00(金曜日は20時まで開館) ※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館
料金:一般 1,600円/大学 1,200円/高校生 800円/中学生以下無料