
【ホントに香る♪】お花女子必見!『イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々』展
植物のアートがいっぱい☆『イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々』

【女子的アートナビ】vol.4
汐留で開催中の『イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々』展では、「キュー王立植物園」が所蔵するボタニカル・アート(植物画)の名品や、植物をモチーフにした工芸品を楽しむことができます。
キュー王立植物園は、イギリスのロンドン郊外にある植物園。広大な庭園をもち、多種多様な植物はもちろん、800万点を超える標本も所蔵。毎年135万人もの人が訪れる観光地で、世界遺産にも登録されています。
イチオシはダリア♪

本展イチオシの作品は、展覧会チラシにも使われているマーガレット・ミーンの《ダリア属(キク科)》。色とりどりのお花たちがエレガントな構図でまとめられ、とってもキュート。メルヘンチックなお花の絵は、見ているだけでガーリー気分になれます♪
ボタニカル・アートって?
ボタニカル・アートとは、botanical(=植物学の)、art(=芸術)という言葉のとおり、植物学の分野で発展してきた芸術です。特に、大航海時代、世界各地で発見された珍しい植物を記録するため、多くの植物画が描かれました。
記録や研究のために描かれてきたアートなので、植物の姿を科学的に正しく描くことが重要。たとえば、セバスチャン・シューデルの作品《マルタゴン・リリー(ユリ科)とクロアザミ(キク科)、他》では、めしべやおしべの本数や形など、植物の特徴が細かく正確に描かれています。
元祖ボタニカル柄!?
本展では、植物をモチーフにした工芸品も展示されています。なかでもオススメの作品は、《チューリップ》。19世紀のイギリスで活躍した多彩なアーティスト、ウィリアム・モリスがデザインしたもので、チューリップの曲線をいかした斬新な図柄がステキです。日本でもこの数年、ボタニカル柄のファッションがトレンドになっていますが、イギリスの元祖ボタニカル柄もいいですね!
ボタニカル・アート大好き♡
実は、日本は世界のなかでもボタニカル・アートが大好きな国なんですよ。教室も全国にあり、世代を問わず、多くの人たちがボタニカル・アートを学んでいます。私も、5年前からレッスンを受講中。美しい植物をじっくり観察し、その姿を描く……。心が癒やされる至福のひとときです。
会場デザインもおしゃれ

本展の会場デザインは、代官山の蔦谷書店などを手がけた話題の設計事務所『クライン ダイサム アーキテクツ』が担当。イングリッシュ・ガーデンの雰囲気が感じられるステキな空間です☆ さらに一部の空間では、イングリッシュ・ガーデンをイメージした香りの演出をプラス。ナチュラルなアロマでリラックスしながらアートを楽しめます。

作品を見終えたあとは、ぜひショップコーナーをチェックしてみて。ステキなボタニカル柄の絵葉書や文具、エコバッグもありますよ。エレガントなデザインのボタニカルグッズを持てば、女子力があがるかも。
お花の世界が楽しめる展覧会は3月21日まで。どうぞお見逃しなく!
Information
会期:~3月21日(月・祝) ※休館日は水曜日
時間:10:00 ~ 18:00 ※入館は閉館の30分前まで
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
料金:一般 1,000円/65歳以上 900円/大学生 700円/中学・高校生 500円/小学生以下無料