かわむら あみり

子どもを泣かせ続けるのはダメ? 子育て女性が痛感した「育児の実態」

2022.6.22
1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第41回は、ママになるまでは不思議に思っていた子どもの様子において、実際に自分がママになったら納得できたという“ママあるある”をご紹介。はたしてどんな謎が解き明かされたのか…!?

1. 部屋が散らかっている

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【ママライフばんざい!】vol. 41

誰だって、独身のときに想像していた家庭のイメージやママ像が、なんとなくありますよね。でも、知り合いのママや、近所で見かける子どもに接するママの行動を見ていて「なんで?」と思う場面が出てくることも。

実際に自分がママになると、そういった事柄は「そりゃこうなるわ」と、納得できるようになるわけですが、そんな“ママあるある”ともいえるひとつめの謎は「片付けた端から散らかる」部屋についてです。

独身のときに、小さい子どものママになった友達の家に行くと、来客のため片付けたという部屋と、見せてもらった子ども部屋との散らかりようの差にギャップを感じたという人がいました。さらには、家族だけれど日中家にいない夫は、妻が「片付けている」と言っても信じないといった出来事を経験したママも少なくありません。

でも、本当にママがせっせと部屋の掃除をしても、片付けたとたんに散らかると言っても過言ではないんですよね。とくに小さい子どもは、片付けることの意味がまだわからないことが多く、片付けてもすぐ物を散らかしたりひっぱりだしてしまいます。

「順序よく片付ける」「整理整頓する」ことを知らないからやれない時期や、教えてもまだうまく片付けられない時期があります。すぐ散らかる部屋の謎は、こういうことだったのかとママになってようやくわかりました。

2.子どもがいつも同じ服を着ている

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ふたつ目は、「子どもが同じ服を着たがる」現象についてです。ある独身女性は、近所の家の子どもが、どのタイミングでも同じ服を着ているように見える、と言っていたことがありました。

でも、服が買えないほど困窮しているように見えないのは、ママは小綺麗な格好をしていたそうで、子どもにだけ手を抜いているように見えていたとか。他にも、子連れで女子会に合流したママになった友達も、子どもの服はちょっとくたびれたような感じがあったのに、友達は着飾っていてなんだかなと思った、という人もいました。

もしかすると本当に子どものファッションにまで気がまわらない親もいるのかもしれませんが、その場合はママの服だってままならない場合が多いはず。だいたいの場合は、もちろん子どもにもいい服を着せたいママも多いものの、子ども自身が拒否していることもあるんですよね。

お気に入りの服ができると、いつも同じ服を着たがる子どもは、意外と多いです。違う服を無理に着せると子どものテンションをサゲてしまうため、しぶしぶ同じ服を着ることをOKするママも。それが結果として、外からは手抜きママに見られることもあるとしたら、なんだか寂しいものですが、自分がママになると納得できる話でもあります。

3. 子どもが泣いても放置している

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三つ目は「子どもが泣いても放置」するママについての謎です。子どもが泣いていると、「どうしたの〜?」と、ママがすぐに駆け寄って優しく包み込んであげると安心ですが、時と場合によってはそうできない場合もあります。ワンオペ育児でてんてこまいになっているママ、兄弟がいて見るべき子どもがたくさんいるママなど、家庭によって環境も異なりますよね。でも独身のときは、泣く子をほったらかすママを見ると、子どもがかわいそうだと感じてしまう人もいます。

でも、最初のうちはじっくりと子どもの一挙手一投足までつきっきりで対応しようと頑張っているママでも、さすがにそれが四六時中となると、今度はママがまいってしまうので、上手に切り替えることも必要。だんだんと子どもの行動を把握するようになると、泣いている声や、その様子によっては、あえて泣いてもほうっておいて大丈夫だと判断するママもいます。

それはけっして鬼ママなのではなく、かまってほしい感情表現のかわりに泣く子どもがいたり、なんでもぐずってイヤイヤ期になって泣いているだけの子どもがいたりするため。ちょっと放置して子ども自身の気が済むまで泣かせると、落ち着くこともあるのです。見えているだけではわからない行動にも、実は理由があるんですよね。

とはいえ電車や商業施設の中など、公共の場で放置というのは迷惑にもなりますから、ひとけのない別の場所に移動する等の配慮はなるべく心がけたよさそうです。

さまざまな家庭がありますから、その都度状況によって、臨機応変に対応しながら、みなさんがすこやかなママライフを送れますように。

文・かわむらあみり

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