平野 秀美

実は必要だったと実感! 買ってよかった「家にひとつでもあるといいモノ」

2021.8.30
現在ヨーロッパ在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのファッションスナップレポートです。今回はインテリアシリーズ。1年半ほどロックダウンに強いられたヨーロッパで現在かなり人気の、観葉植物とのくらしを紹介します。

日本でも大人気! モンステラ斑入り(Monstera Variegata)

ロックダウンで生活が変わった!?ヨーロッパでコレクター続々の観葉植物

モンステラは見たことがあると思いますが、このモンステラの白い斑入りが現在日本でも海外でも人気急上昇中! 

ここ2~3年で価格が急騰したのは、コロナでステイホームの人が増えたのもひとつの要因かもしれませんね。ただ、その前から人気はあったので、SNSの普及によってどんどんシェアされて、魅了される人が続出しているのも事実。

私も複数持っていますが、もう毎回斑が異なるので新しい葉っぱが楽しみ! ただし、通常のモンステラよりも扱いには気をつけないといけないのと、価格がなんと言ってもかなり高価。現在は1枚のカッティングで1万円以上するようなので、なかなか簡単には手が出せませんが、だからこそレア感があってさらに人気に!?

小さめの観葉植物で、お部屋をさらにお洒落に

ロックダウンで生活が変わった!?ヨーロッパでコレクター続々の観葉植物

窓に何も置かないのもいいですが、観葉植物を置くのもよし! ここヨーロッパでは、日本ほど日差しが強くなることもない(国や地域によって異なりますが…)ので、写真のように、窓際に小さめの観葉植物を置いて成長を楽しむ人が多いです。

私が住むベルリンでは、道を歩いていると、家の窓からよく植物が見えます。外から見ていても素敵ですよ。

コレクターはどのアンスリウム(Anthurium)がお好き!?

ロックダウンで生活が変わった!?ヨーロッパでコレクター続々の観葉植物

ヨーロッパの観葉植物コレクターのインスタグラムを見ていると、部屋の中がもうジャングルになっているところも多いくらい、アンスリウム(Anthurium)にハマると、もうやめられません! 

もちろんアンスリウムにも種類が数多く存在しますが、特にアンスリウム ワロックエアヌム(Warocqueanum・写真右側)はここヨーロッパでもほとんど流通しないため、コレクターからコレクターに渡るくらいの方法でしか入手ができません。

そのため、1枚の葉だけでも数万円超えします。また湿度が高い場所を好むため、ここヨーロッパでは、IKEAのグラス棚を使用し、湿度を保ちつつお洒落に部屋で飾っている人を多く見かけます。

写真左側のアンスリウム・レガレ(Regale)も1枚の葉が大きいもので約50cmのにもなるので、部屋にあると迫力大! かっこいいです。

とにかくグリーンで部屋を飾る

ロックダウンで生活が変わった!?ヨーロッパでコレクター続々の観葉植物

友人宅へ行くと、ほとんどの人が観葉植物をかなりの数、栽培しています。またここでは店で買う人も多いですが、友人から成長した植物をカットして譲ってもらったり、植物交換をするサイトで交換したり、できるだけ自然に成長したものを譲ってもらう人が多いみたいです。見せ方も大胆に飾っている人が多くて参考になります。

カラフルなフィロデンドロン(Philodendron)も大人気!

ロックダウンで生活が変わった!?ヨーロッパでコレクター続々の観葉植物

とっても可愛らしい色のフィロデンドロン・ピンクプリンセス(Philodendron Pink Princess)や下の写真のようなイエローの他の種類のフィロデンドロン ブルーマークスバリエガータ(Philodendron Burle Marx Variegata)もあったりと、自然ならではの濃さや斑の出方があって、とてもやみつきになります。またこれらの植物も通常よりも比較的高価で、5,000円〜20,000円前後で取引されています。

ロックダウンで生活が変わった!?ヨーロッパでコレクター続々の観葉植物
ロックダウンで生活が変わった!?ヨーロッパでコレクター続々の観葉植物

お部屋にあるだけで運気が上がりそうな、素敵でレアな植物がヨーロッパでも大人気。植物はなかなか上手に育てられないという方でも、意外とハマってしまったりもします。実際、私もそうでした。

多くのコレクターがInstagramやYouTubeにアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。気持ちが塞ぎがちなコロナ禍でも、自宅にいるだけで楽しみが増える気がしますよ!


©Morsa Images/Getty Images

インテリア 観葉植物 

写真、文・平野秀美