田代 わこ

叶姉妹の美香、恭子に「気づかないふりを…」忠告したお泊りデートの注意点は?

2021.8.19
叶姉妹がパーソナリティに挑戦するSpotifyオリジナルポッドキャスト番組『叶姉妹 ファビュラスワールド』が8月17日より配信を開始。この番組は、恋愛や生き方など人生のさまざまな「お悩み」に叶姉妹が独自の視点で答えてくれるというもの。初回エピソードの配信にあわせ、ananwebでは叶恭子さんと叶美香さんにインタビューを実施。恋愛テクの生アドバイスもいただきました!

叶姉妹にインタビュー!

――今回Spotifyでの新番組をスタートされるとのことですが、普段の生活ではどういった音声コンテンツを聴かれていますか?

恭子さん わたくしは、ひとつのものに特化せず、いろいろなものに興味をもっております。でも、こだわりはありまして、洋楽とかクラシックとかロックを聴いております。

美香さん わたしも、姉と同じで特化したものではなく、幅広くいろいろ楽しんでおります。

――番組を初収録されてみて、いかがでしたか。緊張されましたか?

恭子さん わたくしは、人生で緊張することはあまりないのですよ。戸惑いは少しありますが、緊張というのはいたしません。ただ、できあがりました番組が、みなさんに楽しんでいただけるかしら、ということは考えます。

美香さん これまでディナーショーやトークショーでみなさんが質問されて答えるということはしておりまして、そのような流れのなかで、みなさんからいただいた質問にお答えしていくという感じで収録させていただきました。

――番組をご自身でお聴きになったそうですが、ご感想は?

恭子さん わたくしたちは、いつものような会話をしているだけですが、それでみなさんが何か感じていただけたらうれしいです。

――今回、番組のためにオリジナルの曲がご用意されたとのことですが、こだわったポイントはございますか?

恭子さん わたくしは映画音楽が好きですので、そのことを信頼しているスタッフの方にお伝えしましてお任せしましたところ、華やかでオリジナリティのあるステキな曲に仕上がりましたよ。

恭子さんの名言に感動!

――初回エピソードで、ナンパされてすぐ肉体関係をもった男性との恋愛に悩む女性のご相談がありました。そのときの恭子さんの鋭いアドバイスや「男性は毎日生まれているのですから」というお言葉が印象に残っています。あのような名言は毎日生まれているのですか?

恭子さん 名言というよりは、わたくしが日頃感じていることを、ただお話しているだけなのですよ。

美香さん わたしも名言と思って聴いているのではなく、いつも姉の言葉は「なるほど」と思いながら聴いております。わたしは、どちらかというと既成概念がありまして、割とカチカチな考えをもっている人間だと自分では思うのですが、姉はとても自由で柔軟で、ふわふわとした感じで、物事に対する見え方が違うのですね。わたしと見ているものが全然違って見えるのです。

一番よくわかるのは映画ですが、同じ映画を見ていると、姉の感想とわたしの感想がまったく違っていたということがよくありまして、そのたびに「なるほど」「へえ」「そういう考えもあるのか」とわたし自身も進化していくのです。

恋愛テクを生相談!

――ひとつ、相談してもよろしいですか。ananwebでは、例えば「どうすれば男性をドキドキとさせられるか」「どうすれば男性を興奮させられるか」といったテーマの記事が好んで読まれる傾向にあるので、読者の方は、そのようなお悩みが多いのかなと思うのです。

恭子さん なるほど、確かにananのSEX特集は人気で、ソールドアウトになっていらっしゃいますよね。

――はい、ありがとうございます。ですので、そのような恋愛テクについて、何かアドバイスをいただくことはできますか。

恭子さん 男性をわざとらしくドキッとさせようとする仕草はしない方が良いと思いますよ。例えば、髪をあげてうなじを見せたりするという記事があるとします。実際にやってみると、ちょっと滑稽な気がいたしますよね。わたくしたちも、たまにそのようなテクニックの記事を拝見します。

さりげなく髪をしばる仕草とか、髪をほどく仕草とか、ちらっと振り返る際にうなじが見えるとか、書いてありますが、実践されてどれだけ成功なさるのでしょうかと思いますよ。そもそも、彼がどんな仕草をセクシーと思うのか、人によって違うのではないのかしら。

――例えば草食系の彼氏で、なかなか手をつないでくれないという状況でしたらどうでしょう?

恭子さん なかなか手をつながないなら、仕草ごときでドキッとしないと思いますよ。ダイレクトに、でもセクハラにならない程度のことを試してみてはいかがでしょうか。

草食のレベルに合わせた「ドキッ」とした仕草をしないといけませんが、でもそれは相当難しいことですよ。仕草をわざとらしくなく自然にするのは難しいですよね。雰囲気とか、その場の状況が大事ですし、唐突に仕草だけをするのはどうかしらとわたくしは思います。

美香さん わたしも、草食の方がドキッとするのはどんな場合なのだろうと考えます。まず、どのくらいの関係性とかリサーチするのがよいのではないでしょうか。

攻めすぎて、かえって「なんだこの人は」と思われてしまうこともありますよね。相手があることなので、簡単に本を読んでその通りにすればいいというのではないのかなと思います。ふだんどんな人なのか、相手とのコミュニケーションが大事になると思います。

――では、例えば長年付き合っている恋人とマンネリ化しているケースはどうすればよいでしょう?

恭子さん マンネリ化しているのであれば、ご自身がなぜマンネリ化しているのかを考える必要がありますね。仕草だけの問題ではないと思いますよ。これは、わたくしは反対の立場で感じたことなのですが、外国人の男の子(筆者注:恭子さんを愛するグッドルッキングガイのモデル)と一緒に海外で過ごしていたときのお話をいたしますね。

浜辺のプライベートヴィラのベッドで朝の光でわたくしが目を覚ましたことに彼が気づいたとき、彼は慌ててバスルームに駆け込んだのです。何をしているのかと思いましたら、おそらく目の下のクマを隠すためにコンシーラーを塗っていたのです。いつもわたくしは彼に、彫刻のような美しいボディとゴールデンスマイルがとてもセクシーよといっておりましたので、彼の気持ちを思いますとわたくしに見られる姿はいつもグッドルッキングでいたいと思う、自然な行動だったのでしょう。

だから、いつも端正で美しいお顔なので、コンシーラーなんて必要ないのに、といってあげたら彼は驚いていました。そのお話を美香さんにしたら、「コンシーラーを塗っていたことに気づかないふりをしてあげればいいと思いますよ」といわれました。

美香さん 彼は朝起きた自分の顔や、クマとか見られたくなかったのでしょうね。端正な方ほど気になるのかと思います。知らないふりをしてあげたほうがよかったのではないかと思ったのです。

恭子さん なぜその話をしたのかというと、もしかしたらマンネリ化というのは、ご自身が気づかないうちに、お相手がげんなりするようなことを見せていたのかもしれません。安心をして根拠のない自信をもちすぎたり、もしくはなれ合いすぎて、その積み重ねがマンネリ化になることもありますよね。

あるいは、マンネリ化でお悩みであれば、例えば日常生活で、あまり着ないもの、身に着けないストッキングとか、彼が好きそうなものを探してみる。こっそり彼が見ているビデオなどで性癖を知ることができれば、取り入れたらいいのではないでしょうか。

あるいは、ふだん愛に対する思いやりを怠っていたことがあったとしたならば、「いつもこんなことをしてくれてありがとう」とか言葉でいって差し上げるほうが、マンネリ化ということに対してはちょっとした目薬程度にはなるのではないでしょうか。あくまで個人の感想ですよ。

お二人のお悩みは…?

――お悩み相談の番組をされますが、お二人の「お悩み」は何かございますか?

恭子さん わたくしには、悩むという思考がそもそもないのですよ。

美香さん わたしも、悩むということはあまりないですね。

恭子さん 美香さんは本当にアメイジングなのですよ。自分のこともきちんとこなして、わたくしが、いかに快適で幸せな人生を送れるかをいつも考えてお世話をしてくれて、だからわたくしは、美香さんがいないと言葉だけではなく本当に生きていけないのですよ。

美香さん わたしは、姉の通訳みたいな感じですから、日常それが普通なのです。

恭子さん 基本的に美香さんという女性はとても心が広く優しく、受け止める力とがんばる力といろいろな力を持ち備えていて、しかも進化し続けているいわゆる夢のような女性です。姿カタチもプレシャスで美しいですよね。

ふつう、姿カタチが美しいと、いろいろな意味で横柄な態度になる方も多いと思うのです。美香さんの場合はそういう部分がまったくなく、周りの方にも360度にわたり気を配り、本当にひまわりのような優しさと明るさと真の強さ持ち合わせて、みなさんを笑顔にできる完璧以上の女性です。

――お二人の関係性はステキですね。仲良しの秘訣はありますか?

恭子さん お互いに尊敬して敬意を払うということではないかしら。

美香さん わたしは尊敬が多いです。リスペクト。もちろんタチの悪い子どものような、そういう部分も姉にはあるのですが、例えば動物園でも絶滅危惧種とか珍しい動物は一生懸命に生きさせてあげようとがんばって飼育しますよね。そういう気持ちと同じと思っていただければ(笑)。

姉の場合は、いつ何をするかわからない部分もありますが、姉のクリエイティブな部分がわたしにとって新しい発見や進化させてくれる面がたくさんあるのです。映画を見ていても日常生活でも、姉が発する言葉で「あっなるほど」と思うことがたくさんあります。

日常生活でいただく食べ物とか身に着けるものでも、姉が発信することで「へぇ」と思うことがすごくたくさんあるので、そういう部分は天才だと思いますし、とてもリスペクトしています。ピカソもそうですが、天才の方は何か秀でている部分もあれば足りない部分もありますよね。そういう感じです。

――尊敬と敬意、勉強になります。では最後に、この番組を聴く読者のみなさんにメッセージをお願いします。

恭子さん この殺伐とした世の中で、わたくしたちの番組を聴いてくださって、それによって少しでも和やかな気持ちですとか川のせせらぎが聞こえてくるような気持ちになっていただければ、すごくうれしいなと思います。

美香さん ご一緒に、という感じの番組内容になっていますので、聴いてくださる方もご一緒に話をしてお悩み相談に参加していただくような感じで聴いていただけたらと思います。客観的に聴いているのではなく、一緒にそこにいるという感じで、ガールズトークのような雰囲気で楽しんでいただければうれしいです。

――ステキなお話をたくさん聴かせていただき、ありがとうございました。

インタビューを終えて

コロナ禍の状況ですからインタビューも距離をとってお話を伺いましたが、離れた位置から拝見してもお二人のお姿は美しく、たたずまいや座り方、仕草、言葉遣いに至るまですべてが洗練されていました。お二人の関係性もステキで、仲良しの秘訣で話されていた「尊敬と敬意」は恋人や夫婦、家族、友人関係にも通じるお話で、個人的にもとても勉強になりました。

叶姉妹の深く楽しいお話が聴ける『叶姉妹 ファビュラスワールド』はいつでも好きなときに楽しめるポッドキャスト番組です。初回エピソードでは恋のお悩みが盛りだくさん! ぜひぜひお聴きになってみてくださいね。

Information

Fabulous World_0811_2

『叶姉妹 ファビュラスワールド』
毎週火曜18時ごろ オーディオストリーミングサービス「Spotify」で配信中