平野 秀美

今大注目のランタン!…ヨーロッパにならう「おしゃれな使い方」

2020.8.15
現在ベルリン在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのレポートです。今回は、キャンプやベランダで使う頻度が多くなっている、いま大注目のランタンについて。ヨーロッパの使い方を参考に、おしゃれなインテリアとしての使い方をご紹介します!

そもそもランタンってな〜に?

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どこかに掛けたり、手でぶら提げたりして使用する、吊り下げ型移動式照明器具をランタンと呼びます。ヨーロッパではちょうちんのようなタイプも「ランタン」です。

以前は石油燃料やろうそくなどを使ったランタンが主流でしたが、日本では最近、蛍光灯ランタンや、LEDランタンなどが普及し始めています。省エネ効果もあり、安全という利点から、より多くの人たちが使用するようになっています。

Gettyimages@Tabitazn

ランタンと言えば、アジアン風のランタンがヨーロッパで大人気!

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ランタンと聞いて思い浮かべるイメージは、まさにアジアのちょうちんのような真っ赤なランタンですが、インテリアと合わせてこちらではホワイトが大人気。オシャレなレストランでもよく使われています。

ヨーロピアンな雰囲気にもなじむので、比較的多くのショップで販売されていますし、ここベルリンでも窓越しからこのタイプのランタンを室内で上手に使っているお部屋を見かけます。

ランタン with キャンドルは定番! 雰囲気抜群!

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ベルリンのバーでは天井設置の照明を使用する場所は少なく、キャンドルをそのままテーブルやカウンターに置いたり、安全面からランタンの中にキャンドルを入れて楽しむところがけっこうあります。

キャンドルの薄明るい雰囲気、さらにランタンのグラスがキラキラと光り、とてもおしゃれで雰囲気のある空間が演出されています。そんなバーでテクノを聞きながら友人と何時間もビールやワインを片手に話をするのが、ベルリンの週末の定番です。

夏になるとガーデニングなどで人気!

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キラキラと小さな光が線上に広がっている様子は、とても神秘的で、また強すぎず弱すぎない光で、夜のガーデンなどにはぴったり! ホタルの光のように、優しい光が涼しげな空間を作り出してくれるので、夏になるとこのタイプは人気です。ヨーロッパでは、ストリングライト、あるいはストラップライトと呼ばれるランタンのタイプです。

野外イベントやミニフェスなどで大活躍!

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エキゾチックなランタンは、ミニフェスなどでは本当に欠かせない存在。野外フェスでも、音楽や雰囲気によって全く異なるライティングを使うので、さまざまなランタンを見ることができますが、やはりこういう雰囲気あるランタンは、その場の空気を一瞬で和らげて、隠れ家的な雰囲気にしてくれます。

ハロウィーンやクリスマスなどのイベントにも活躍!

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ヨーロッパのハロウィーンやクリスマスといったイベントでは、さらによく見かけるランタン。子どもがいる家庭では特に、キャンドルを使用せず、電気式を使用しているかもしれません。

現在、ランタンは日本でもかなり人気のようですが、ここヨーロッパでは定番アイテムとして使用されています。キャンドルも電気式も、使い方や雰囲気によって上手に使い分けています。

最近ではオシャレなデザインも多いので、キャンプだけでなく、ベランダ、キッチン、室内などでもぜひ使ってみてはいかがですか?

写真:elements envato