中花 絵里香

先っちょで描いちゃダメ!…「アイラインの引き方」簡単なコツ

2020.5.10
アイラインはメイクの中でも難しい部分でもありますが、目もとをぱちっと決めたい時にはアイラインを引くことは避けては通れないですよね。 実は簡単なポイントを押さえるだけで、劇的に上手に描くことができるんです。 私が実際に使っている、アイラインが上手に引けるテクニックをご紹介します。

ペン、ブラシは寝かせるべし! 

アイラインにはペンシルタイプと、リキッドタイプと大きく分けて2種類あります。これはどちらでも当てはまるのですが、ペンシルタイプのペンも、リキッドタイプのブラシも、アイラインを引く時は寝かせるように横に倒してラインを取っていきます。

これは横にすることで、ペンやブラシの側面を利用して引いているんです。側面を利用することで、一度に広範囲にブレることなくラインを取ることができます。イメージとしては定規を当てているような感じです。

逆にペンやブラシの先端でラインと引こうとすると、一度に触れる範囲が狭くどうしてもブレやすくなってしまいます。さらに尖っている先端が触れる際はまぶたが震えてしまい、ガタガタになりやすいんです。

では、詳しくご説明していきましょう。

小指が肝! 手を固定して筆圧を安定させるべし! 

まずは利き手にペンを持ち、小指を立てます。そこから、小指を頬骨あたりに当て、手を固定しラインを引いていきます。

小指を固定することで、ペンと目もとの距離が一定に保たれ、筆圧もコントロールしやすくなります。筆圧をコントロールすると、ラインの濃さ、太さも一定になりきれいな仕上がりになります。

指はピースでしっかりシワ伸ばし 

利き手と反対側の手は、人差し指と中指をピースの形にします。手の平を内側にし、人差し指は上瞼、中指は下瞼が延びるように、目尻の上と下を伸ばしていきます。

ピースの幅を広くするほどにシワがよく伸びますから、コンディションに合わせて、ピースの幅を微調整してください。目もとのシワを伸ばしてラインを引くことで、ヨレや途切れといった失敗がなくなり、きれいな線を引くことができます。

多少の歪みは気にしない! 仕上げ微調整の仕方 

メイクは立体的な顔、シワやたるみなどが現れやすい肌の上に施しますので、どれだけ気を配って描いていても、多少の歪みは出やすく、一直線に引くことは至難の技です。

失敗した時は途中で止めて、やり直すとアイシャドウやマスカラが落ちたり、滲んだりしてしまい、あちこち直さないといけないことになってしまうので、ちょっとした失敗は気にせず、そのまま進めましょう。

ラインを引き終えたら、アイシャドウの黒にブラウンやネイビーをプラスして、アイラインに重ねるようにのせていきます。

このひと手間でアイラインがアイシャドウとなじむと同時に、多少の歪みなどをぼかし目立たなくしてくれます。黒とブラウンは目もとをしっかり引き締めてくれ、黒とネイビーは白目を際立て印象的な目もとに仕上げてくれます。

いかがでしたか。フリーハンドでいきなりアイラインを描こうとすると、ハードルが高くなってしまいますが、ちょっとしたコツでアイラインが劇的にきれいな仕上がりになります。ぜひ試してみてください。


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