角 佑宇子

ネット通販の落とし穴…「思ってた服と違う!」失敗しない方法

2018.12.23
本当に自分にあった服を買うならば、足を運んで試着するのは当たり前。……とはいうものの、実生活の上ではそんなものは詭弁でしかありません。近くにお目当てのブランドがない、そもそも仕事が忙しくて買い物にも行けないなど、さまざまな理由で私たちは日常的にアパレル通販サイトを利用しています。ですが、やっぱり通販サイトには良し悪しがあるもので、ときに購入した商品がどうしてもかわいくなくて失敗した! ということもあるものです。そこで今回は、そんな通販サイトで起こりがちな失敗を防ぐ方法についてご紹介いたします。

サイズ情報は実寸と照らし合わせて確認

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通販サイトのお洋服を購入する場合は、そのブランドが表記しているサイズではなく、実寸表記を基準に考えましょう。実寸表記とは、実際のお洋服の寸法のことです。バスト・ウエスト・ヒップの細かいサイズ表記を見ることでご自身のサイズに合う商品かどうかを正しく把握することができるのです。

というのも、お洋服のS・M・L表記はアパレルブランドによってそれぞれ規定が違います。自分はMサイズを着ているからMサイズを購入したけれど届いた商品はサイズが合わなかった……という場合、そのブランドのMサイズは標準よりも小さめに作られています。なのでMだからOK!ということではなく、服の寸法から自分のサイズに合う合わないを選びましょう。

同じ商品を購入した人の着用写真をハッシュタグ検索

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もしお目当ての商品があった場合、必ずその商品の着用写真をチェックしましょう。できれば、該当の通販サイトのモデル着用写真ではなく、実際にそのお洋服を購入した方の着用写真が望ましいです。購入者の着用写真は、WEARやインスタグラムのハッシュタグから検索すると購入した人の着用写真を見ることができます。

当たり前のことですが、通販サイトにあるモデル着用写真はその商品を売るための写真。わかりやすい写真もありますが、私たち購入者が一番注目しやすい写真は、どれもスタイル抜群なモデルさんがカッコよくポージングをしたいわゆるイメージ写真になっています。

なんとなく持っていると素敵そう、と思わせる写真なだけに、それに左右されすぎて、自分で着た時に違和感を感じる方も少なくありません。なので実際に購入した人が着用した写真も合わせて確認することで、より自分がその服を手にいれた時のイメージがつきやすくなります。少し面倒ではありますが、SNSで商品名・ブランド名をタグ検索してみるところまでチェックすると良いでしょう。

返品可能なサイトのみ利用と限定する

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もう1点、通販サイトで商品を購入する際に大切なことは、返品対応をしているサイトかどうかを確認することです。というのも、通信販売事業はクーリングオフ制度がありません。返品に関する特約記載は義務付けられていても、返品に対応する・しないは企業の一存によって決定しています。なので、サイト内の規約に「当社は返品対応をしていません」と書かれてあれば、たとえ商品に不備があっても返品ができない可能性があるのです。

なので事前に対象のサイトは返品対応をしているか、していないかをチェックしておきましょう。ただ、返品に関する特約の記載がない場合。商品が届いてから8日以内であれば送料は購入者負担で返品が可能となっていますので、記載がない場合は運営会社に問い合わせして確認すると良いですよ。

万が一、商品が気に入らない・サイズが合わないといった事態を防ぐためにも、返品特約を確認して安心・安全なサイトでお買い物を楽しむことが必須!

口コミ機能もチェックを!

もしお気に入りの通販サイトに口コミ機能がついている場合は、口コミ投稿もチェックするとお買い物の失敗を防ぐことができます。例えば『実際に着ると普通のMサイズよりも大きく感じた』など、先に購入した人にしかわからない情報が詳細に書かれているのでこちらも参考にしてください。

とくに、口コミ数が多い商品は1つ1つをしっかり読むと時間がかかってしまうので、ざっと読んで、大多数の人が感じているその商品に対する着用感・色合い・素材感の意見を重点的に読むと良いでしょう。商品を手にする前のときのイメージと、実際に手に届いたときの商品に大きな誤差を感じないよう、たくさんの情報を事前に得ておくことが通販で快適にお買い物を楽しむコツ! ぜひ、みなさんも参考にしてみてくださいね。