平野 秀美

束縛、浮気、セフレ…国は違っても悩みは共通!?「世界の恋愛事情」

2018.6.2
ベルリン在住の筆者が、今回はヨーロッパに住んでいる各国女子の恋愛事情を調査してみました。日本とは異なる文化、恋愛事情もだいぶ違います。4人の恋愛女子に、直接おもしろい恋愛体験、裏切られた背景などいろいろな角度から現在の恋を聞いてみました。

両親はブラジリアンとイタリアンという、情熱的な彼女の恋愛

毎日愛して欲しいし、愛したい恋多きドイツ人女子の話

今まで3回とも彼に浮気された彼女、2018年は彼氏はいらない! といっていた矢先、彼氏ができましたとの報告が!

とてもかわいらしい顔立ちで性格も明るく、すぐ人を信用してしまうところから、彼氏に浮気されてしまうのか、今まで過去3回とも彼に半年以内に浮気され別れるはめに。その原因について、彼女は語ってくれました。

「私がきっといつも好き好きとアピールをしすぎるからか、または、喜怒哀楽が激しいから息苦しくなるのかもしれません。1週間に数回は会わないと詰め寄ってしまうから、男性が逃げたくなってしまうのかな」

その原因は、彼女の初めての彼に浮気をされた経験から、彼女自身が男性を信用できないことにありそうです。たまに彼の携帯を今でもチェックするという彼女、今回ばかりは本当に素敵な彼に出会っていると信じたいところです。

しかし、話を聞いているだけで感じてしまう……好き好きアピールって、けっこう息苦しいかも。

結婚願望はいけない!? デンマーク出身の性格もいいスタイルもいい美女!

ブロンドヘアーにブルーアイ、そろそろアラサーということを意識しているデンマーク出身の彼女の話

自分でビジネスを立ち上げるほど、いろいろなことに挑戦したい彼女。そんな彼女ももうじき30歳ということで、そろそろ結婚、子どもも想定した家庭を築きたいと思っています。

ヨーロッパの場合、いろいろな考え方があるので、ある一定の年になったら結婚しなければいけない! という固定概念はないのですが、彼女は今の彼と一緒に暮らしたいという希望があるようです。

しかし、彼はドイツ人の26歳イケメン学生。彼はまだ彼女と一緒に暮らす準備はできていないときっぱりお断り。友だちとワイワイ一緒に暮らしたいと、彼女と同棲はせずに、現在は友人たちと一緒に住んでいます。この2人は既に3年近く付き合っているにも関わらず、彼はまだ一緒に住みたくないとのこと。そんな言葉に彼女もげんなり。

「3年も付き合っていて、一緒に暮らす準備ができていないって、いつまで私は待てばいいいの?」

何年付き合うとかは関係なく、ここはもう本人自身の考え方なんでしょうね。例えば、最初にご紹介した彼女は、現在の彼氏と出会って2週間で同棲スタート。人によって大きく異なるんですね。それにしても私が思うのは、なぜ男性側に決定権があるのか? いや、女性のほうが同棲したがる場合が多いように感じる、という疑問です。

相手のタイミングをしっかりとみないと、うまくいっている関係も崩れてしまいそう。同棲を切り出すタイミングって難しいですね。

ベルリン的、気軽な恋愛関係? 脈無しとわかったら次へ進むべき!?

彼は常にいたものの、現在は複数のセフレがいる状態の30後半のアジア出身の彼女の話

ドイツで知り合ったイケメンアメリカ人と、付き合っているのか付き合っていないのかわからない体の関係が、既に1年半もの続いているとか。

彼女はそろそろ、彼に私たちのこの間柄について彼に聞いてみようと思っているようですが、いまいち答えが怖くて切り出せないんですって。

メッセージのやり取りも1週間に1度程度、会うのは1か月に2回あるかないか。端から見たら、付き合っているではなく、セフレの関係に見えますが、なにやら出会って7か月目くらいに、彼が突然俺の彼女と言ってきたことがあるようで、そこから疑問の日々を過ごしているようです。

話をしていると、問題点はいろいろあるにしても、この二人の場合は、話し合いをする機会が少なすぎるということ。

彼女は、相手に自分の気持ちを伝えたり、聞くこともなく、自由に過ごしていることによって、お互いがどう今後すべきか見えなくなってしまっているようにも見えます。彼女としては、しっかりと彼氏彼女の関係になって、もっと積極的に会いたいんだとか。

ちなみに実は、このタイプの男性、私が見るにベルリンスタイルのようなんです。※私が勝手にベルリンスタイルと名付けています。

ベルリンスタイルとは、関係をはっきりせずに、そのままずるずると体の関係だけ続いていて、さらには多数の彼女や彼氏がいる、オープンリレーションシップのような関係。でもお互い、オープンリレーションシップという意識はなく過ごしているのが、私の中ではとてもベルリンらしいスタイルだなと思います。

彼女いわく、現在は複数のセフレ・キープ君がいるようですが、やはり本命はアメリカ人の彼のよう。彼としっかりとした関係になればいいですね。ただ、はたから見ていると、脈がなさそう……?

気になることは、できるだけお互い話し合って決めるというスタイルを、しっかりと維持しておきたいですね。

日本で会ったフランス人の彼と一緒にベルリンへ。結婚するか悩む中

日本で会ったったフランス人と同棲し、そのままベルリンへきた日本人女性の話

安定した生活を送っているように見える彼女、話を聞いていると、元彼が忘れられないんですって。元彼は有名なDJさん。世界中で活躍していて、生活に苦労することなく一緒に住んでいたそうですが、結婚願望が全くなく、彼女から縁を切ったそうです。

そのあとに知り合ったフランス人と同棲をして現在にいたるけれども、彼は生活全てのものやことを割り切って半分にするところがあるようで、カップルなのに、手伝ってもらえないストレスやおごってくれないところとか、ちょっとしたところでのすれ違いから、元彼との「全てを捧げてくれる生活」に戻りたいと願う日々。

どちらがいいんでしょう。フランス人の彼は結婚も視野に考えてくれているようですが、全て自分のことは自分で。いっぽう、元彼は結婚願望がないけど、生活や全てをシェアしてくれる。なかなか悩ましいところですね。

何を優先順位として持ってくるかで、だいぶ選ぶ人が変わりそう。自分自身でしっかり優先順位をつけることは、恋愛においても大切なのかもしれません。

恋する女子の悩みは、どこの国も一緒!?

どの国の女子も、話を聞いていると「わかる〜!」といいたくなるような恋愛がちらほら。性格やカルチャーは違えど、恋愛って意外にどこの国も似ているのかもしれませんね。

4人の彼女たちが、素敵な彼氏と幸せに過ごしてくれることを願っています。今度は、メンズの恋愛談をインタビューしてみたいと思います。お楽しみに!



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